セコムの創業者が、この会社を作ろうと起業した時には親から大反対されたそうです。その理由は「ヤクザの仕事をするな」というものです。

なのでセコムが創業された当時では、警備会社はヤクザという認識は一般的だったのです。

その昭和の話ですが警備業界の黎明期(1962〜1972年ごろ)では、大小様々な警備会社が乱立しており、そのなかで不祥事の実例も少なく有りませんでした。

<1962〜1972年ごろの不祥事(例)>

警察官を装って交通違反を取り締まって罰金を徴収していた警備員。
警備対象のデパートから貴金属を盗む(今でもありますね。)
成田空港の建設反対運動に加わって暴力。
公害訴訟でチッソの用心棒となり、一般人に暴力。
またその当時は、実際のところ犯罪前歴者や元暴力団構成員が、警備会社の幹部や社長になっていた例も少なく有りませんでした。