【国際、スポーツ】
●「《東京五輪》最終決断するのは米国か バッハ会長は開催強調も…日米電話会談では話題に上らず」 (「夕刊フジ:2021.1.28」)

<出典> https://www.zakzak.co.jp/spo/news/210128/spn2101280008-n1.html
    https://news.yahoo.co.jp/articles/8abdc6f45f0cc9d93e8d25109706c4a8b4e22dc1

「国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は27日、今年初のIOC理事会後のオンライン会見に臨み、・・・「我々は中止などという考えにエネルギーを費やしていない。・・・」と述べた。」

「しかし、バッハ会長がいくら前向きな発言をしても、環境は決して楽観できない。
 バッハ会長はIOCのトップでありながら、五輪開催の最終的な決断を下せる立場ではないとの見方もある。」


「27日の米紙ウォールストリート・ジャーナルで、東京五輪・パラリンピック組織委員会で理事を務める高橋治之氏は、『「(五輪開催は)米国次第」とし、バイデン米大統領の姿勢にかかっている』との見解を示した。
 高橋氏は広告大手電通の元専務。
 『米国内で放送権を持つNBCを開催に賛同させることが最重要』とし、「もし大統領が五輪開催に向けて前向きな発言をすれば、強い勢いを得ることができる。言いたくはないが、IOCとバッハ会長は決断を下すことができない。彼らはそのレベルのリーダーシップを持っていない」としている。」


「また、28日未明には菅義偉首相がバイデン大統領と電話会談。
 首相は、バイデン氏との個人的関係を深めるために「大変良い会談だった」と述べたが、東京五輪開催については話題にならなかった。」

「これだけの世界的な関心事を両首脳が議論すらしなかったという事実がすべてを物語っている。」

「米政治ニュースメディア「ポリティコ」は、「バイデン政権は東京五輪問題に沈黙している。サキ報道官はここ数日、記者団から『バイデン大統領は五輪を安全に開催できると考えているのか』と質問されているが答えていない。高橋氏の発言についても『大統領と話していない』と述べている。米国のトップが、積極的なサインを送れば、多くの国が選手派遣に自信を深める可能性があるが、ホワイトハウスからそうした発言はない」とした。」