【社会(2019年)】
●「東京は“世界で最も客室の多い都市”だった? 《「ホテル不足問題」の虚実》」(「MONEY PLUS:2019/11/28」)

<出典> https://media.moneyforward.com/articles/4003

「来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの開催。
 大勢の外国人観戦客の来日が想定され、五輪開催決定の直後から東京の「ホテル不足」を指摘する声が聞かれるようになりました。」

「しかし、一般社団法人森記念財団の都市戦略研究所が11月19日に発表した「世界の都市総合力ランキング 2019」によると、上記のような世間一般の認識とは異なる現状が明らかになりました。
 世界の主要48都市の中で、東京は『ホテルの客室数が最も多い都市だ』というのです。」

−「東京のホテル客室数は15万室でトップ」

「今回の調査結果で興味深かったのは、冒頭でも触れたように、都心から10キロメートル圏内にあるホテルの客室数をカウントすると、東京が『約15万室』で『1位』だった点です。
 バンコク、ロンドンの2位グループを引き離した形で、・・・少し意外な結果となりました。」

−「ハイクラスの客室数は低迷」

「なぜ、五輪開催時にホテルが不足する懸念があるのか。
 森記念財団の調査結果をさらに読み込むと、・・・「ハイクラスホテルの客室数」のデータです。」

「このデータによると、東京の『ハイクラスホテル客室数』は『5,000室強』で、全48都市の中では『19位』に位置しています。」

「1位のバンコクは3万室弱、2位のドバイが2万5,000室、3位の上海も2万室強となっており、東京とはかなりの開きがありました。」