【(カテゴリー)刑事訴訟 】
●「復興事業、工事外注偽装し脱税 《業者側が起訴内容認める》」(出典:『朝日新聞DIGITAL:2020年11月19日 19時20分』)

https://www.asahi.com/articles/ASNCM65DZNCMPIHB00R.html?ref=msn

「東日本大震災の復興事業で、工事を外注したように装い経費を偽装するなどして『約7900万円を脱税した』として、『法人税法違反』などの罪に問われた廃棄物処理機械設置会社「コウキ」(兵庫県西宮市)元社長の・・・被告(54)と法人としての同社に対する初公判が19日、神戸地裁(・・・)であった。
 ・・・被告と同社は起訴内容を認めた。」

「検察側は・・・被告に懲役1年を、同社に罰金2300万円を求刑し、弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。
 判決は12月7日に言い渡される。」

「検察側は冒頭陳述で、同社が2014年と16年に取引先など3社に架空の工事代金を請求させ、代金がかかったように偽装。
 一部は現金で回収して裏金を作るとともに、『架空の工事代金を完成工事原価として計上して脱税した』と指摘した。」

「・・・被告は、震災復興関連の工事は規模が大きく多量なため、架空請求をしやすかったと説明した。
 また回収した現金の一部について「自分や家族のぜいたくに使った」とした。」