>>636
その結果、でき上がるのが、これといったスキルがない、自分の働いている会社の人脈で生きる>>636のような“会社人間”である。
会社内の人間関係と社内政治に詳しく、上司の考えていることを忖度し
上司の意向に沿うように仕事を進めることは得意だが、社外で売ることができるスキルは何も持っていない人々である。

その中で昇進していくのは、ロイヤルティが最も高そうな人。
その高さがどのように評価されるかといえば、上司の言うことを聞くかどうか、つまり「従順な人間であるか」である。
こうして昇進競争は“イエスマン競争”となる。

いつもイエスということができない人、自分の意見を持ち、どうしてもそのとおりにやってみたい人は、不満を感じ転職を考えるようになる。
しかし、こうした人は必ずしも恵まれない。なぜなら、売れるスキルがないから、転職先が見つからない。
これがメンバーシップ型雇用の実態である。