第105回全国高校野球選手権大会で107年ぶりの優勝を遂げた慶応高校の表彰式が神奈川県庁で行われた。選手らが黒岩祐治知事から花束を受け取ると、集まった観客から大きな拍手が起きた。

 大村昊澄主将は「自分たちは高校野球の常識を変えたいというスローガンを掲げて活動してきた。髪が長い学校、坊主(丸刈り)の学校、いろんな学校があっていいと伝えたかった」と話した。

 森林貴彦監督は、「地道な練習、できればやりたくない練習を積み重ね優勝した。まだまだ高校生なので、これからもっと成長していく」と、選手の未来に期待を込めた。森林監督は帰り際、集まった野球少年らのサインに応じていた。