“バブル崩壊”か? 不動産大手で相次ぐ経営危機 マンションは建設途中で工事中断 中国

中国経済をけん引してきた不動産業界に暗雲が立ちこめています。各地でマンションなどの建設が相次いで中断しています。さらに、去年、不動産業界で売上額トップだった会社が債務不履行に陥る可能性を指摘されるなど、不動産大手が経営危機を迎えています。

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今、中国で見られるのが、「1部屋買うともう1部屋おまけします! おまけは温泉リゾート!」といった、なんとも「気前のいい」マンションの宣伝です。

中国メディアの報道
「(河南省の不動産業者では)ニンニクで住宅購入の資金が支払えます」

不動産市場では、ニンニクなどの農作物を住宅の購入資金にあてられるなどの“うたい文句”もみられます。

しかし、中国・江蘇省にある不動産の最大手・碧桂園が建設するマンションは、年末にも引き渡される予定にもかかわらず、工期が遅れているのか、外壁なども施されていない状況でした。建設が中断したものもあり、給料が数か月間、支払われていないと訴える労働者もいました。

以下略