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県岐阜商 プロ注目高木主将軸に140キロ超え投手4人・不安の中も「優勝」へ準備着々
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◇センバツ連載「春を信じて」(上) 第93回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校が29日に決定し、
今年は一般選考28校と21世紀枠4校の計32校が選ばれる。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で春夏とも甲子園大会が中止。
今年も新型コロナの猛威は収まっていない。さまざまな不安の中、東海地区で選出を待つ各校は開催を信じ、準備を進めている。29日の選考を待つ3校の姿を追った。
「チームの形ができあがってきて、全国でも十分戦えるチームに成長している。でも、やっぱり不安はコロナ。
出場が決まっても、公立校だから大事な時期に練習時間など、さまざまな制限があるかもしれない」
 昨秋の東海大会で準優勝し、センバツ出場を当確としている県岐阜商の鍛治舎巧監督(69)は複雑な心境を明かす。
昨年は5年ぶりのセンバツ出場を決めていながら、新型コロナの影響で大会は中止になった。
2018年3月に就任した鍛治舎監督にとって、母校監督としては初の甲子園のはずだったが幻に。
夏の交流試合で甲子園の土は踏んだものの、全国制覇を目標にするチームは頂点を競う真剣勝負こそが求める舞台だ。
1年秋から主軸を担い、昨春の無念を知るプロ注目捕手の高木翔斗主将(2年)も「甲子園で1本、本塁打を打つのが小さいころからの夢。自分が打って、狙うのは優勝だけ」と今年こその思いは強い。
甲子園交流試合で祖父、父に続く3世代での甲子園出場を果たした右腕・松野匠馬(同)も「目標は世代ナンバーワンの投手。
全国で自分の力を試したい」と熱い戦いの場を求める。 年末年始には三重県熊野市で強化合宿を行い、チーム力を底上げ。
攻撃の軸となる高木は迫力を増し、4人の投手が最速140キロを超えるようになるなど層が厚くなった。
「秋は神宮大会がなくなり、東海大会の決勝は甲子園の試金石という意味合いがあった。負けはしたが、大きな収穫があった」。
昨秋の経験を生かしているチームに、鍛治舎監督の自信もにじむ。 現在、春夏を合わせた甲子園の通算勝利数は、公立校では歴代最多の87勝。全体でも4位という名門校だ。
 「目指しているのは、創部100周年となる24年に通算100勝を挙げること。今年こそ、その第一歩を踏み出したい」と鍛治舎監督。
 過去、春夏通算100勝を達成しているのは2校だけ。公立校では前人未到の偉業に向け、まずは甲子園通算88勝目に挑むための舞台を待つ。