「一般企業で経常利益にあたる日銀の剰余金は、昨年度は2兆9億円で、大半は国庫に収められます。含み損が出た場合、日銀は剰余金を資本に組み入れるか、含み損に対応した引当金を計上することになります。
国庫への納付額が減少した分は、いずれ赤字国債の発行につながることに」(同前)

 また、損失額が大きければ、日銀は中央銀行としての信頼が揺らぎかねない。