「選手権の予選トーナメントだけでなく、
 選手権のトーナメントはさらに不平等である」(定義F)

そもそもトーナメント制が不平等であるが、
選手権のトーナメントは1回戦34校、2回戦15校であり、
選手権の後半は消耗戦になりがちで、2回戦の方が有利(A')
トーナメントの左側と右側で左側の方が日程が緩く
右のほうがきつい。つまり、左側に行くほど優勝しやすい(B')

なお言うまでもなく、トーナメント制と(B')は選抜にも存在する

今回明白な(A')(B')はスルーし、
所謂49校目の2回戦登場校が1回戦突破校に不利説(C')を検証する

一般的に「1回戦を戦った高校と2回戦が初登場では精神的に不利」と言われる
本当に精神的なものだけだろうか?

甲子園出場校の強さを標準偏差値50とする
二回戦登場校の偏差値を平均以上の55にする
ちなみにこの偏差値というのはトーナメントを100回開催し、
その結果から得られたものとする。(なお、正確な偏差値は得られない)

二回戦登場校の偏差値が55である以上、初戦の相手は50以下の相手が来る可能性が僅かに高いが
二校分の偏差値を考慮しなければならない
つまり片方が60でもう片方が40でも平均偏差値は50になる
このようなケースが往々に発生しがちで、二回戦登場枠は数字上、勝ちづらいと言い切れる

愛媛県代表は間違ってもこんな貧乏クジを引いてはいけない
最強を決めるのに、実に相応しくないシステムである。