内海君の活躍が選抜の優勝の鍵を握る

横高の打の中心は言うまでも無く内海君である。
秋季大会は、公式戦経験の少ない1年生スタメン精神的支柱としてチームを
まとめてきた。
昨夏の甲子園ではランニングホームランを含む打率4割2分と大活躍した。
甲子園最終打席になった9回の吉田との対決は結果的には三振だったが、
内海の最後まで諦めない執念が、あの粘りの打席になった。
そして新チームになっても打撃は好調。キャプテンとして秋季大会は全試合
4番を任され、打率は5割近くと好調だった。

内海の打撃センスとバットコントロールの良さは横高ナンバーワンである。
打撃技術も高く、広角にも打てるシュアなバッティングが特徴である。
また、三振が少なく、大崩しないので、昨年まで4番を張った万波や長南に
比べて打撃の波が少なく、安定感があるので、信頼性の高い打者といえる。
入学時から監督に言われていたのは、体重を10キロ増やすことだった。
パワー不足の非力さを改善するのが入学当時からの目標だった。
その目標も最終学年になった現在、近づきつつある。
打撃の中心の内海の活躍が選抜で上位にいけるのかの鍵を握っている。
また、選抜の活躍次第では高卒プロの可能性の芽も出てくる。
内海の打撃とリーダーシップに期待したい。