>>324
>>261,266,289,307,322の四国新聞の中に書いてある。
要約すると、
昨年のまさかのセンバツ落選、昨夏の3回戦敗退から飛倉君の代に「強くなって甲子園に行く」、「野球がうまいだけでは甲子園に行けない」という一つの思いがはっきりと芽生えた。
そのために、今の課題は何か、何をすればいいのか、何かを変えなければいけないのかを選手同士でとことん話し合い、思いを一つにして出発した。
練習内容や技術面の課題にとどまらず、練習に臨む姿勢や考え方、私生活も改善した。
スタートを切った"新生高松商"。練習は、長尾監督が「びっくりするくらい雰囲気が変わった」というほど引き締まり、活気づいた。
新チームは、全員が同じ方向を向き、常に仲間のことを意識し、一枚岩になって戦えるチームになった。強みは、苦しい試合になればなるほど輝きを放った。
県大会は、チーム一丸で接戦をくぐり抜けながら自分たちの戦い方に自信を深めていった。
四国大会は楽な試合はなかったが、チーム一丸で戦う姿勢を指していた。長尾健司監督は、現2年生の1年生大会の出来事とダブル。
「俺はベンチで何も言う必要がなかった。みんなで何とかしようとしていた。これは勝てるチームの雰囲気だぞ」
明治神宮大会終了後、一枚岩で戦うチームを象徴する場面があった。
シート打撃の際、長尾監督が選手にアドバイスしようとすると、近くにいた飛倉が先に声を掛け、打撃フォームを身ぶりを交えて指摘した。
「こうやって選手が僕の仕事を奪うんですよ」。
飛倉は言う。「僕たちは力がない。だから、やれることを全力でやるだけです」