○「魔の5回」を乗り越え関東初制覇へ

いよいよ秋季関東大会だ。
平田監督になって初の選抜を目指して頑張ってもらいたい。
これまでの秋季関東大会の戦績は1勝2敗。
戦績が振るわず選抜出場を今だ果していない。
3度目の正直。
今年こそ初の選抜出場を勝ち取ってほしい。
神奈川大会では強力打線が爆発して他校を圧倒して勝ちあがって
きたが、しかし関東大会では全国レベルの好投手を打てず、
「打ち勝つ」野球が空振りに終わってしまった。
また、敗戦した試合では1イニング3点の大量失点を許しており、
その大量失点が試合行方を大きく左右した。
四球やボークなどの守備の乱れが絡んだ大量失点だったのも
痛かった。

不思議なことに敗北したいずれの試合も5回に3失点しており
、まさに 関東大会の「魔の5回」と言える。
関東を勝ち抜くためには、守備の乱れからの大量失点をでき
るだけなくしたい。関東の好投手を打つのはなかなか難しい。
ならば、今までの関東大会の敗因の1要因でもあった大量失点
をいかに 防ぐのかが大事なポイントではある。
打線は水物だ。

神奈川を制覇できたのも「守り勝つ野球」を掲げ、神奈川大会
では1試合平均1点しか取られなかったことが大きかった。
しかも1イニングで2点以上取られた試合は1度もなく、大量失点
を許さない堅守のチームとして機能した。
この新たな平田野球を関東大会でも貫いてほしい。

変わりつつある横高野球。
平田監督が目指す「守り勝つ野球」が関東の強豪校に通じるのか?
否か?楽しみであり、期待感も強い。
今度こそ優勝を目指し、初の選抜出場を勝ち取ってほしい。