今夏の高校野球地方予選で強豪校の初戦敗退が続出している。
なぜなのか?

考えられる理由
(1)「昔は基本すらやっていない学校があったが、今はネットを駆使して技術を学べるし、相手のことを研究しやすくもなった。極端に弱い学校が減っている。」(在京球団スカウト談)
(2)「センバツの後にチームが燃え尽きてしまう燃え尽き症候群になってしまいモチベーションが低下した。」(センバツ出場した三重県の高校のエース談)
(3)初戦の入り方はどの高校も難しい。強豪校はシード校のため初戦でも相手は既に勝ち上がってきて勢いに乗っている高校という例が多い。
(4)強豪校は先制されても1点ずつ特点を返していければ優位に立てるはずなのに劣勢のまま試合が進むとそれがプレッシャーになり、想定外のことが起きた場合に精神面にもろさが出る。
(5)高校野球を足がかりにしてメシを食っていくんだというガツガツした選手が激減した。
(6)最近はネットを駆使すれば強豪校の状況も把握できる。自分がレギュラーになれそうもない場合は、戦力が弱い学校を選択する例も増えた。弱小校のエースで強豪相手に善戦すれば、甲子園出場した強豪校のスタンド応援組より目立てるしスポーツ推薦のチャンスは増える。
(7)強豪校のエースや主力打者が出場した試合の動画も各種動画サイトで出回っているから、情報を得やすい環境になっている。
(8)そもそも、野球の競技人口が減ってきているため、トップクラスの選手と下のクラスの選手のレベル差が、以前と比較すると小さくなってきている。

さあ、どれ?!