大阪)直球勝負!Q&A 高いモチベーション保つには?

いま主将としてチームをまとめる立場にいます。選手が高いモチベーションを保つために心がけていることはありますか。(履正社3年・浜内太陽君)

チームには、様々な立場の選手がいます。試合に出られる子、背番号がもらえなかった子。その中で、モチベーションを意図的に上げていくのは、すごく難しいですよね。「これをしたから上がる」という方法はないと思います。
 でも、主将がやる気に火をつけることはできる。
 大阪桐蔭では、根尾(昂)や藤原(恭大)、主将の中川(卓也)たちが、チームを引っ張る大きな歯車です。一方で、打撃投手のように陰でチームを支える選手も、欠かせない大事な歯車なんです。すべての歯車がかみ合えば、チームが塊になって大きな力が発揮できる。
 一人ひとりがチームの中でどんな役割を担うのか、なぜその役割が大事なのか。主将として思っていることを、仲間に本気で語りかけてください。その子のことを大事に思う気持ちが本物なら、きっと伝わるはずですよ。
 もう一つ。主将の言葉を聞いても、なかなか前向きな気持ちになれない選手には、1年生の頃に書いた野球ノートの最初の1ページ目を見返してほしい。
 「みんなで甲子園出場!」とか「プロ野球選手になる!」とか。好き勝手に夢を書いていた当時のピュアな気持ちに触れることで、いまの自分がやるべきことが見つけられると思います。(大阪桐蔭・西谷浩一監督)