調べてみて意外に思ったのは、大阪勢の公立校の多さである。
市岡(3回)、北野、泉陽、寝屋川(2回)、都島工と、延べ8校にも及び、東京勢(いずれも私学)に対し3勝5敗と健闘している。
一方の東京の公立勢は雪谷と小山台(21世紀枠)の2校だけで、もちろん大阪勢に2連敗。
そもそも、東京の公立勢は未だに甲子園で1勝も挙げていない。
大阪では府立校の北野がセンバツで優勝を果たしている。

元々、大阪の伝統ある府立校は進学率が高く、しかも文武両道を標榜している高校が多い。
一方の東京は、進学率が高いのも私学、スポーツで活躍するのも私学だ。
そのせいかどうかは知らないが、東京の高校野球のトーナメント表では「都小山台」などと、わざわざ「都」を頭に付ける。
そんなに都立高であることをアピールしたいのだろうか。
逆に東京のコンプレックスが感じられる。

それはともかく、大阪が東京に対してリードしているのは、やはり大阪が野球王国という証明なのかも知れない。