DeNAから戦力外通告を受けたが、現役続行を希望している荒波が
連日、練習に励んでいる。

「チャンスをもらえるところの話を待っています。いつでもいけるように準備だけはしています」
2012、13年のゴールデングラブを受賞するなど走攻守で活躍していたが
ここ数年は1軍での出場機会が減っていた。
それでも「ファームでも全力で、気持ちを切らさずにやってきた。
これを継続していきたいです」と、慣れ親しんだ横須賀市のベイスターズ球場で汗を流している。

連日の打撃練習では横浜高の先輩で
今季限りで現役を引退し、楽天の2軍打撃コーチに就任した後藤氏や
同じく現役を引退した加賀氏が投手役を務めていた。

荒波は「ありがたいですね。裏方さんも手伝ってくださった。
そういった方々のためにも(プレー先を)決めたいです」と感謝した。

「25日のドラフト会議が終わるまでは分からないと思うので、そこを待ってみたいです」。
各球団が新戦力のバランスを加味した上での、オファーを待つ。

18日からは同所でDeNAの秋季練習が始まるため、荒波は場所を変えて練習に臨む。
後藤も楽天のコーチ就任で荒波の練習相手を務めることは困難になるが
「少しでもナミ(荒波)や(戦力外となった)網谷の役に立てたらいいですね。
いい報告を待ちたいです」と後輩の明るいニュースを待ち望んでいた。