…蛇足ながら、防御率と被打率の低さ、奪三振数で創成館とほぼ変わらず、
県大会5試合で浴びた長打が0という、一見投手力が高そうに思われる長崎商業ですが、
ここの投手力は、打力が低い長崎県内限定かと思われます。
 創成館の狙って空振りがとれる力強い投手陣と違って、長崎商業の投手陣は制球力でかわし、
打たせてとるタイプです。長崎では通用しても県外では通用しません。
 その証拠に去年の夏に甲子園に出場した長崎商業高校はエースの本田投手が一人きりで投げ抜くチームでしたが、
県大会5試合で5失点、防御率1.00という成績で臨んだ甲子園では初戦で5失点食らって敗退、まったく通用しませんでした。長崎と全国では打者の振りが違うのです。
長崎では内野ゴロにしとめられても、全国レベルでは簡単に内野の間を抜かれてしまうのです。
 ちなみに、この時の本田投手と今回の1年生エース枡屋君は体格からして似たタイプです。制球力でかわし、
ここぞという時にシュートを投げて来るところまで似ています。