半裸の腐乱死体で見つかった美人漫画家、マネージャーが証拠を偽造し物議【未解決事件ファイル】

2019年10月26日(土)22:30


2000年9月29日、東京都江東区亀戸のマンションで当時28歳の女性漫画家Aさんが何者かに殺害される事件が発生した。室内にあった300万円の現金は手つかずの状態で、被害者に暴行の形跡も見られなかったという。美人作家として有名だった被害者のストーカー殺人説も噂されたが、結局2019年10月現在も犯人は見つかっていない。

遺体が発見されたのは9月29日の午後1時頃。Aさん宅を訪れた国勢調査員が換気扇からの異臭に気づき、マンション管理人と共に室内に入ったところ、腐乱状態の遺体を発見したという。

発見当時のAさんの姿はTシャツ1枚だけで下半身は裸。首には絞められたような跡があったが、暴行の形跡はなかったそうだ。警察の捜査では、Aさん宅から現金300万円の他、財布や貴重品が見つかったが、どれも手つかずの状態だったことが判明した。警察は強盗目的ではなく、顔見知りによる犯行ではないかと推定。捜査の焦点はAさんの交友関係に絞られていった。



最初に捜査対象に上がったのが、Aさんが生前に活動の中心としていた同人誌の即売会コミックマーケット。作家が手渡しで作品を販売するのがコミックマーケットの特徴で、美人だったAさんには熱烈なファンが多かったという。警察はAさんの友人や仕事関係者はもちろん、コミックマーケット運営まで聞き取り調査を行ったが、結局犯人に繋がる証言は得られなかった。

次に警察が注目したのが、一部週刊誌で報じられたAさんの副業先。報道によると、Aさんは漫画家として活動する傍ら、芸能界ご用達の会員制クラブに勤務していたそうだ。捜査の手は人気芸能人まで及んだというが、空振りに終わる。