大貫「ねえ、力丸ぅ」
夜中の三時半、浅草のビルにて眠れぬ聖帝大貫は、隣で熟睡している力丸に不遜を込めて語りかけていた

力丸「こんな夜中になんだあ?大貫ィ……」
大貫「俺さあ、右を向いて眠れないんだよねえ」
力丸「左巻きのお前がか?」
大貫「納豆巻きはゴマ入りの左巻きじゃないと食べないけどぉ」
職もなく、実力もなく、語彙もなく、ただただ己の欲を吐露するトロマン

力丸「いくら寝れないからって隣の人まで起こすんじゃねーよ、馬鹿じゃねーの不愉快だわ」
明日も仕事がある力丸は、他人の睡眠妨害を厭わない大貫の不遜さに苛立ちを露にした

大貫「アイイ!そんなこといったって俺眠れないんだよ!」
大貫「あなたさー、自律神経で困ってる人にたいしてその言い方はいいわけ?」
少しでも自分が気に入らないと顎クイで排除してきたピーターパンにとって、社会人力丸の正論は耐えられなかった

大貫「ほんっとにやばいから!30こえてハンデ持ちに対するヘイトスピーチほんっとにやばいから!」
大貫「こういう忠告いってくれるの本当に俺くらいだから!最後の人だから!あなたの人生で!」

ーーーーーーズンッーーーーーー

大貫「んっ!!!」
力丸「右向いて眠れないんならお前を左向きにすればいいわけだろ?」
力丸は渾身の力で大貫を右向きから左向きにさせようと体を捻る


大貫「んっ!待って!力丸!捻れる!肛門が捻れる!んっ!」
力丸「喘いでんじゃねーよ」
大貫「やめろ!力丸!」
力丸の巨根によってブチブチィ!と捻れ裂ける大貫の肛門と大腸
あまりの激痛と激臭に大貫はかつての思い出が走馬灯のように蘇る
パワハラをしたこと、アクアダンスを強要したこと、人を顎で使ったこと、サボるためにおばあちゃんを殺したこと、そして力丸にココタ墜ちさせられたこと

大貫「ポイポイッ!」
大貫「ほんっとに!これ以上無理だから!んっ!」
大貫「力丸わかったから!俺左向いて寝るから!まぁじでごめーーーーーん!」
力丸「今さら謝っても許してもらえるわけじゃねーよ」
大貫「ちょっ待っっっ」
大貫と連結したまま助走をつけ渾身の力を込めてマットへと捻り落とす力丸

大貫「まーーーーーじかーーーーーーーーっ」
力丸が放った最大出力のトルクと遠心力は大貫の体をいとも容易く分断した

大貫「アイイイイイイイイイイイイイイッ!」
きりもみ回転で空中へ放り出される大貫の上半身
その着地先は、今宵力丸ともんじゃを共にした鉄板の上であった

大貫「力丸ありがとぉ………!俺これでようやく眠れそ………!俺スッげぇ……うれし……………」
力丸「最後まで不遜を貫き通さねえとか馬鹿じゃねーの不愉快だわ」

力丸はそう言うと、自分の巨根からかつて大貫だった下半身を引き抜き、鉄板の上に乗せ点火した
トルクと遠心力によりほどよく混ぜられた"もんじゃ"を前にして、力丸は再度勃起した