増山さんは、創作者として萩尾さんの方を高く買っていたし、妬みも焦りもライバル意識も持つ理由がない
竹宮さんが、彼女が語りたいものを漫画にしてくれるから、
竹宮さんが二人三脚のパートナーだっただけで
あとは親御さんとの葛藤から逃避したかったってのもあるけど
萩尾さんを潰しにかかる動機はないな

竹宮さんが多分適当に誤魔化したり大袈裟に言ったりした説明で、増山さんが裁定者的に自分の加勢をするように上手く持っていったものの、
増山さん自身は深く考えて糾弾に加担していたのではないと感じたが
いいのよ、本当のこと言ってって感じの台詞だったかな?

だが、萩尾さん自身は、作家としての誇りやアイデンティティのかかった話し合いで、適当に言葉を発する人でもなければ、適当に受け流せる人でもなかったから、
二人がかりの糾弾のダメージは深刻なものになった