【天上の虹】里中満智子総合 その30【あすなろ坂】
32年もの長きにわたって2015年3月にようやく完結した
持統天皇(鵜野讃良皇女)の波瀾万丈な生涯を描いた
大型歴史ロマン「天上の虹」を中心に語るスレです。
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【天上の虹】里中満智子総合 その29【あすなろ坂】
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/158320107/
VIPQ2_EXTDAT: checked:verbose:1000:512:: EXT was configured もうさ、額田王が強すぎ
ヒロインより大分年上なのにいつまでも若くてキレイで勝てないという… それだけにむしろそういう関係に憧れてくっ付いたっていう不比等と三千代が意味深なんだよな
そしてその二つの血脈が結び付いた最後の結節点が孝謙称徳になるわけで >>187
二人の皇子に愛された額田王は現代女性の憧れの象徴みたいだよね
フェミニストも讃良よりは額田王に内心憧れてそうだな
でも永井路子さんは大海人との歌は天智天皇もいる宴席の戯れ歌だから深刻な不倫の歌ではない
元彼も現夫も真剣に彼女を取り合いしてた訳じゃないだろと言ってたのは意外だったけど腑には落ちた 額田王、最後に讃良に会った時はなんか生き仏みたいになってたし
もともと悟り系の賢女キャラだったけど回を重ねる毎に煩悩捨てていってるのすごい
あんな状態に落ちぶれた弓削のフォローもかねてからの
約束どおりに遂行しようとしてるし聖女すぎる 元正は祖母や母以上の長寿だったが天上の虹の延長の絵柄だったらもっと凄味を増してたかな 最後に年下に懸想される氷高様
相手があの諸兄だというのも凄い ちょっと前から見かける氷高強火担っぽい人に聞いてみたい
氷高の作画の良さとか処女性推しなのかなって思うんだけど、
そうなると作画がいつも高水準で恵まれてる似た属性キャラで
登場する十市や大伯みたいなタイプも守備範囲内なの?
それとも単純になんらかの役割を持った処女性重視のキャラ
(伊勢斎王とか大宝律令制定された後の女性天皇だったり)が
好きなんだとすると、もっと後の時代の阿倍内親王(孝謙・称徳)
タイプもいけるとかだったりする? 十市は結婚も出産も三角もやってるからな
その意味では両属的かも 弓削の調子が狂ったのは氷高との婚姻を垣間見たからだしな
まさに上位互換
要するに紀ィは国一番の美女ではなかったって その意味では実は大海人と讃良も釣り合ってたとは言えないんだよな
讃良の本当の相手は実は有間だったのかもしれないし 恋愛性と機能性が一番両立バランスしていたのが実は不倫から始まった不比等と三千代だというのが一番の皮肉
本来なら批難すべき義息子たちがむしろ感服してしまうくらいの堂々たる夫婦
新書にも書かれていたが現在まで続く大藤原氏の歴史はまさにこの二人の結合から本格的に始まったわけで >国一番の美女ではなかった
あのキラキラエフェクトと一緒に弓削の脳内でFOされて
過去の思い出フォルダに仕舞われていくコマは真面目な場面の
はずなのにフフってなったよ >堂々たる夫婦
飽きたら別れてくれて良しって事前に言ってたのが他の恋愛模様と違ってたよねー!
同時進行で描かれてる但馬・五百重の姪叔母組の恋愛観や生活スタイルに
三千代のそれが綺麗な好対照になっているように見えた 対照性と言えば間人と五百重も対比を感じるな
同じ同父兄との関係でも同母と異母ではこうも違うって 讃良の大海人との婚姻って元々は姉の太田のオマケなんだよな
額田との二対一の変則トレードでもありあの辺りのやり取りを知っていたら二重の屈辱で怒り狂ったかも 天智と大海人、両親が揃って天皇って、史上最高の血筋だよね
大田と讃良も母は大臣の娘だから皇女でも身分は高い方なのかな
母が元采女よりは高いよね 『天上の虹』に限らずあのあたりの年代の漫画と小説では
額田王の出自が敏達天皇系の女王じゃなくなってるのもあって
「采女(額田)とふたりの皇女(太田・讃良)をトレード!?」
「采女(額田)が大后(倭)より上座に!?」ってちょっと
絵面がおもしろいことになってるんだよね
娘を大友皇子の正妃にできるだけの家格を満たしていて
本人も天皇・皇太子の側で作歌しているシチュエーションが多い
=額田は皇親にカウントされる出自であろうと思われるから、
太田皇女と讃良皇女の姉妹と較べて極端に血筋がアレってことはなかったのでは まああの場合はむしろそれだけ額田がイイ女だっての強調する意味合いなんだろうが どうして文武は田形に目を付けなかったのかな
そういうエピソードも見たかった 小学生の時に出会って以来30年
初め大友が大嫌いだったけど、大人になると大友の境遇や気持ちが分かるようになって、なんて悲しい不器用な人なんだと嫌いになれなくなった… 田形は姉とどのくらい離れてたのかな
文武は彼女と縁組すべきだった 紀ィは軽より10くらい年上の設定だったから、田形の方が年齢的には釣り合ってたんだろうけどね 一応姉妹順というか姉が未婚なのに妹が先なのはちょっと……
みたく思ったのかな
太田と讃良みたく姉妹纏めて妃にしても良かっただろうに 橘諸兄というとどうしても火の鳥鳳凰編での悪役イメージ
それだけにこの作品での純情少年ぶりが実に初々しい 仲麻呂は鎌足以来の藤原の基本戦略範を超えてしまったので滅んだって解釈か
不比等が藤原を中臣から独立させたように恵美を藤原から独立させようとして失敗した どうせなら目元が姉に似ている田形を文武が求める展開でも良かったかな
そしてそれでは困る不比等と三千代があれこれ邪魔をするとか 作中では有間絡みで赤兄を恨んで毛嫌いしてたけど
それが無ければ紀ぃや山辺達って讃良のハトコになるから、讃良にしてみれば御名部や阿閇に次ぐくらいには嫁候補に相応しい皇女だったんだろねぇ 彼女だって人間だから好き嫌いも依怙贔屓もあるってのがリアルだったんだよな
そのための苦労も応報もあるで
有間の件は後の大津の件とオーバーラップされる事が多いがここでは相応の根拠があったという解釈だったな
一番の問題は天武と大津の軽率にあるって感じで 田形が珂瑠の妃にスカウトされてたら紀ィのときほど執着しすぎなくていいかもねー
紀ィに張り合ってメンタル壊した宮子も田形だったらそういうことにならないだろうね こないだブコーフのとある店では高価買取対象になってたよ、天上の虹 紫式部も大河主役になるし、いつか讃良様も大河主役になる時がくるだろうか 日本のドラマの奈良時代の衣装ってコスプレ感あるよね
煌々としたライトの下で撮影するせいで安っぽく見えるのかな >>226
有閑時代の紀は毒の魅力だったよな
あのままだったら持統の査問にも平然とシラを切ったかどうか >>231
あれで20代前半ってのがありえないやんと読んでて思った
あんな堂々と密通を重ねて平気な顔してる20代はいないわ 「女だって男を好きに選びたい」って弓削に視線をやった時のコマとか
書き込みすごかったし漂う退廃的リアリズムが半端なかった
その次のコマで弓削が下半身で物考えてる感じの表情になってるとこも
とにかく一瞬の切り取り方がすごく鮮やかだったなあ 最後に弓削に迫る鬼気っぷりも凄まじかったな
あれなら間違いなくトラウマになる SCRUBBING BUBBLE MATTER? 09/27 06食31口 吐血するさらに前のコマ、あの目は魘されるわーって納得の作画だった
それにしても裸足で馬の背に乗って恋人のところにやってきて
愛に殉じようとするの、従姉の山辺とほぼ同じ展開なのに
なんだかこっちは悲喜劇感が強いのなんでだろうな 弓削への本当の愛に気づいたというよりは、引き裂かれた悲劇の愛に酔ってる感が拭えないんだよな
もし仮に他に口説いてくる男がいたら弓削への執着なんて無かったんじゃないかとも思う 十市と高市も悲劇酔い傾向あったけど、あのカップルの場合は
酔うに足るエピソードの積み重ねがしっかりしてたよね
紀ィの弓削への執着の場合はそれまでずっと憂さ晴らし・
のめり込めるものがなくての暇つぶしみたいなふうで
恋してると思いたい弓削の一方通行ぎみに恋愛模様が
描かれてたから、いきなり紀ィがヤンデレ化して弓削に
執着しだしたのほんとなんなんって感じだった >>238
注意喚起サイトあるよ www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen409.html
あとしかるべき板に書き込んだ方が反応もらえると思うから移動しなよ 同じ吉野絡みで里中先生にら阿野廉子の作品も描いて欲しい コミックスの後半を読み返してみて宮子が初読のときとだいぶ違う印象を持ったんだけど、
宮子から珂瑠に向けられた矢印って愛情が欲しいとかよりも承認欲求のほうが強いよね
紀皇女にはできなかったこと(子供を産む)をすれば特別な存在になれる!とか
不比等と三千代の言うことを素直に聞いて実行していればいつか報われるはずだ
っていう思考とか、「自分はこれだけ身を削っているからそれに見合うだけの
何かしらの見返りがあるはず」という期待が粉々になったから壊れたんだなあって >>242
その割には宮子の意志は誰もくんであげなかったよね
やってあげてやってあげてっていうだけで
自分も最近天武時代以降から読み返してみた
讃良~草壁~珂瑠って意外と似てるね いや容姿でなく性格が
讃良は大海人の愛を独り占めしたくて~でもこんな心が狭いことでは~と
その繰り返しでうじうじうじうじと
草壁、珂瑠と違うのはそれをほぼ表に出さなかったこと なぜ大海人は夢枕に立たないのかってのも謎掛けだよな >>243
ロールモデルを示されずに不比等が後宮に放り込んだのもよくないと思ったよ
大海人の夫人だった五百重がいるんだし宮子に何かしらのアドバイスできそうなのに
讃良が草壁と珂瑠に妙に当たりがきついのも本人が気付かないうちの同族嫌悪混じりなのかな
そういや紀ィが夢枕に立ったときだかに「赤兄への拘りを無くそうとした」とも言ってたけど、
言及してる時点でめちゃめちゃ拘ってるし語るに落ちてるじゃん案件だったし
川島・山辺とまとめて「好き勝手に死ねたあんたたちはいいわねえ」扱いで
塩対応とかほんと立場弱い人に共感できない人だなと思った
もう少しこうフルバの透くらいのヒロイン補正包容力がほしい 作者も讃良を模範的な人間に描こうとは思ってないんじゃないかな
ただ強くありたいと思った女に過ぎないって感じで >>245 讃良が草壁と珂瑠に妙に当たりがきついのも本人が気付かないうちの同族嫌悪混じりなのかな
讃良の場合、自分ができるんだから血を引いてるあなただってできるはず、に近いかも
讃良はできると思い込もうとして強くありたいと思うあまり、自分の弱さとあまり向き合えてないんじゃないかな >>247
「強くあろうとしているだけ」と阿閇にこぼしてたね
そんで大海人は小さい頃からの長い付き合いだけども常に強くあろうとしてる
讃良の姿しか知らないし、讃良も大海人に弱さアピールした時に「らしくない」と
言われて色々諦めてるからお互いに相手のことを一番判ってるのは自分だけだって
過信してるんだよね。
大海人が讃良の夢枕にも立たなくて最期に迎えにも来ないのは讃良は強い女だし
おれがいなくても大丈夫って決め込んでるのとかありそう、あと他の妃や夫人をあの世で出迎えていちゃつくのに忙しいからとか やはり夫じゃなくて叔父なんだよな
本当の相手はむしろ有間だったんだろうし 「讃良ちゃん」って呼んでくれるのも有間くらいだったねえ
間人叔母さんは最期はあなたが女帝を完成させて!って
応援モードだったけど最初のうちは殺意持たれてたし
父親からもらった言葉もお前の中身はおれにソックリだ、だし
大海人も高市に向かって讃良はそんな女じゃない!だし
同じ目線に立ってくれる理解者少なめ 中大兄は「親として不憫と思う」(だったっけ)と思いやってる部分がある
高市と十市をいくら娶わせたい気持ちがあっても「大友が正式な手順を踏んで即位したなんて
私は知らない」て言った時、この人は鬼かと思ったな 一応出席するよう連絡行ってたはず
で結局待て待ていうばかりで十市が儚くなってしまったけど、たとえ十市が生き延びても
高市の立場た体制を立てに一生待たせる気がする 弟に塩すぎるんだよねえ
大友にも川島にも対応が辛かったのは母親の身分のせいなのか
赤兄の孫な異母妹に対応キツくなるのはある程度仕方ないとこがあったけども 弟といっても同居もしてないし普段から交流がなければ他人も同然だしね
一生顔も知らずに終わる可能性もあるだろうし
現代人の感覚だと盆正月に会うか会わないか程度のイトコやハトコくらいの感覚かも そだね、血縁上は弟だけど讃良にとっての弟はたぶん建ひとりだろうし夫にする人は有間さまなんだな 建の存在を思い出したのは何十年ぶりだろう…
本当に建が生きていれば讃良様は孤独にはなってなかったよね
有間といえば柿本人麻呂と似た設定はよくわからなかったな 有間と血縁関係ない人麻呂が他人の空似したのはおそらく有間が量産型イケメン顔だったんじゃと思う >「大友が正式な手順を踏んで即位したなんて
私は知らない」て言った時
あの笑顔がまた最終話の「そうだ!大津を供養させる寺を建立しよう」ばりのイイ笑顔だったのがなんとも言えない >>257
見てきた ほんと、すっごいいい笑顔ww
大友、不憫が不憫すぎる…
天上の虹でのイケメンは人麻呂かな 年をとってもイケメンを保ってた
美人はもちろん氷高様です >>258
心の底から「私は善性のかたまり、善い施しをしている」って信じきってる人のする顔でさあ
これくらい独善的に割り切れるから寝付いた時の悪夢にも「おだまりなさい!」と一喝できるんだな あと「しっかり者の貴女になら孫を任せられそうね」って珂瑠皇子より10歳上の紀皇女を
スカウトした時も赤兄との確執なんて忘れましたが?な感じの棘のない笑顔だったねえ
従姉の山辺皇女は私に流れる祖父の血がいけないと皇后位に欲を持たないことを示して、
讃良に恭順するための離縁考えるくらい追い詰められてたのに とはいえ、讃良も周りからはなんかあの人なら強権振るいそうだよねキツい人だしって
偏見まじりに思われてるけどみんなの知らないところで夫に悩んで我が身の心の狭さにも悩む
善良な女性であって、悪い人ではないところがリアル 唯一の息子の嫁が自分を心底から尊敬して憧れてくれて理解してくれてるのが救い…
讃良の孤独も理解して草壁の繊細さも受け入れる阿閇の懐の深さよ
草壁の最後を看取った阿閇のシーンは何回見ても心打たれるわ 小学生の頃にジャケ買いして読み始めたけど
少女漫画なのにヒロインが愛されずに苦悩する初めての漫画だったわ
リアルすぎた 一時の少女コミックとか花とゆめ系にあったようなヒロインがヒーローから溺愛展開に
肩までどっぷりだったから、何もかも持ってる身分の讃良さまがままならない展開は
最初面食らった
しかも成長するほどハードモードで大海人からもウザがられていって壬申の乱前後は
「讃良、お前といると息苦しいよ」ってバスケ部で浮いてるゴリみたいな言われようだし まさか讃良様がゴリと比較される日がくるとはwwwwwwwwwwww でも実際に讃良様は男女問わずウゼェなって敬遠されるタイプだと思うよ
良くも悪くも少女漫画ヒロインにありがちな可愛げがない
讃良様が男でも束縛系モラハラ彼氏タイプで多分当て馬にされるだけ 主役だからツヤベタ黒髪(主役級)だけど性別逆転して大友皇子の対抗馬って
ことになったら白抜き処理の髪の毛(当て馬扱い)になりそう
大友の後楯は皇太后の倭姫王がやって、讃良の後楯を大海人がこなして対立する…
みたいな感じでどちらにせよ壬申の乱に相当する内戦が起こって
そして性別逆転しても大友皇子を叩きのめして登極してそう 東博の国宝展見に行ったら、聖武天皇の書があった
すごいきっちりした性格かなと思った 奈良博か東博で見た安宿媛書写の楽毅論と比べると首天皇の筆運びの精確さ凄いよ
安宿媛が書写終盤にウオオー!って感じで誤字を無理矢理二重書きとかして
直してオラァン!と署名しているのに対して首天皇はこの人ぜったい現代なら
丁寧な暮らしとかオーガニックこだわってそうと思える字の綴り方 >>267
池田先生の女帝エカテリーナにも通じるかな 長屋王残照記の時代に移ってから舎人親王が住んだかもしれない邸の遺構か〜
ttps://www.nara-np.co.jp/news/20221102214317.html ブックオフで安くならないのはそのせいか(本の劣化以外で) ブックオフ行くと里中先生の作品何でもござれ状態
古事記あるし中世ヨーロッパ泥々話から江戸の人情物語まで
とにかく色々書いてたんだなと感服しながら手にとって見てる NHKの歴史ものに本人出てたけど、発言がきもいフェミニストそのもので吐き気がした そんなことをわざわざスレに書き込みに来るあなたに吐き気を覚えるわ そもそも里中満智子さんほど
男女の愛を描いてきた漫画家を他に知らんわ。 フェミニストかな?
結構女性に対しても厳しめな目線で見てるように作品見てて思うけど 前髪だけ薄い色にするのは好きになれないなあ。
気になって、先生の発言が頭に入ってこない。 >>281
紀の心中未遂で持統におぞましいと言わせてたな 278が言ってるの英雄たちの選択の光明皇后回でしょ
そりゃ光明皇后にスポットを当てた回なんだからさ
(NHKはいい加減里中満智子とヤマザキマリ以外の漫画家を呼べないのか、とは思うけどw) 女性も男性に負けず働いて活躍して重要な存在だった、てやつかな
あれ、現代に於いて負担が大きい炊事洗濯掃除子育てを全部乳母や侍女に
任せられる立場だからできたんだよなあと思った
まあその分国や一族を背負って、文字通り日々生存がかかった立場ではあったけど