【天上の虹】里中満智子総合 その30【あすなろ坂】
要するに一番の要因は持統の人選ミスだな
他の候補が適齢に成長するまで待つ事が政治的にも出来なかったのか 讃良さまは自分の理解レベルを他人も当然持ち合わせてるもの
みたいに思ってて、そうじゃないと分かったときも自分が他人の
理解レベルを予測して動くんじゃなくてどうして私のするように
できないんだ!ってパワハラモラハラ気味になるね
大海人の妻たちが政治のことに対する解像度が低いのを知った
際のモノローグとか、後年幽霊たちに夢で責められたときも
「好き勝手に死んでおいて文句ばかりは一人前で羨ましいわ!」て逆ギレしてたし
もちろん讃良本人もそこは短所の自覚あって度々気にしては
自己分析しているけど歳を食うほどに意固地になって矯正できない様子がリアル 持統でも全能でも完璧でも神様でもないわけだからな
あと歴史はあくまで政治であって学問ではないってのも後進国の証明にして宿命なんだよな >>181
弓削が迷惑がっていたってのを理解していたってのが意外だった
文武はあの世での二人の再会を気にかけていたがやはりあの世でもお前のせいでと詰りまくってたんだろうか 最愛の夫にあんまり愛されてない、賢いけどうざがられがちなそこそこの容姿のヒロイン像に
小学生で読んだ時は驚いたわ
ヒロイン至上主義の少女漫画の中で
リアリティというかアダルトだなと思った もうさ、額田王が強すぎ
ヒロインより大分年上なのにいつまでも若くてキレイで勝てないという… それだけにむしろそういう関係に憧れてくっ付いたっていう不比等と三千代が意味深なんだよな
そしてその二つの血脈が結び付いた最後の結節点が孝謙称徳になるわけで >>187
二人の皇子に愛された額田王は現代女性の憧れの象徴みたいだよね
フェミニストも讃良よりは額田王に内心憧れてそうだな
でも永井路子さんは大海人との歌は天智天皇もいる宴席の戯れ歌だから深刻な不倫の歌ではない
元彼も現夫も真剣に彼女を取り合いしてた訳じゃないだろと言ってたのは意外だったけど腑には落ちた 額田王、最後に讃良に会った時はなんか生き仏みたいになってたし
もともと悟り系の賢女キャラだったけど回を重ねる毎に煩悩捨てていってるのすごい
あんな状態に落ちぶれた弓削のフォローもかねてからの
約束どおりに遂行しようとしてるし聖女すぎる 元正は祖母や母以上の長寿だったが天上の虹の延長の絵柄だったらもっと凄味を増してたかな 最後に年下に懸想される氷高様
相手があの諸兄だというのも凄い ちょっと前から見かける氷高強火担っぽい人に聞いてみたい
氷高の作画の良さとか処女性推しなのかなって思うんだけど、
そうなると作画がいつも高水準で恵まれてる似た属性キャラで
登場する十市や大伯みたいなタイプも守備範囲内なの?
それとも単純になんらかの役割を持った処女性重視のキャラ
(伊勢斎王とか大宝律令制定された後の女性天皇だったり)が
好きなんだとすると、もっと後の時代の阿倍内親王(孝謙・称徳)
タイプもいけるとかだったりする? 十市は結婚も出産も三角もやってるからな
その意味では両属的かも 弓削の調子が狂ったのは氷高との婚姻を垣間見たからだしな
まさに上位互換
要するに紀ィは国一番の美女ではなかったって その意味では実は大海人と讃良も釣り合ってたとは言えないんだよな
讃良の本当の相手は実は有間だったのかもしれないし 恋愛性と機能性が一番両立バランスしていたのが実は不倫から始まった不比等と三千代だというのが一番の皮肉
本来なら批難すべき義息子たちがむしろ感服してしまうくらいの堂々たる夫婦
新書にも書かれていたが現在まで続く大藤原氏の歴史はまさにこの二人の結合から本格的に始まったわけで >国一番の美女ではなかった
あのキラキラエフェクトと一緒に弓削の脳内でFOされて
過去の思い出フォルダに仕舞われていくコマは真面目な場面の
はずなのにフフってなったよ >堂々たる夫婦
飽きたら別れてくれて良しって事前に言ってたのが他の恋愛模様と違ってたよねー!
同時進行で描かれてる但馬・五百重の姪叔母組の恋愛観や生活スタイルに
三千代のそれが綺麗な好対照になっているように見えた 対照性と言えば間人と五百重も対比を感じるな
同じ同父兄との関係でも同母と異母ではこうも違うって 讃良の大海人との婚姻って元々は姉の太田のオマケなんだよな
額田との二対一の変則トレードでもありあの辺りのやり取りを知っていたら二重の屈辱で怒り狂ったかも 天智と大海人、両親が揃って天皇って、史上最高の血筋だよね
大田と讃良も母は大臣の娘だから皇女でも身分は高い方なのかな
母が元采女よりは高いよね 『天上の虹』に限らずあのあたりの年代の漫画と小説では
額田王の出自が敏達天皇系の女王じゃなくなってるのもあって
「采女(額田)とふたりの皇女(太田・讃良)をトレード!?」
「采女(額田)が大后(倭)より上座に!?」ってちょっと
絵面がおもしろいことになってるんだよね
娘を大友皇子の正妃にできるだけの家格を満たしていて
本人も天皇・皇太子の側で作歌しているシチュエーションが多い
=額田は皇親にカウントされる出自であろうと思われるから、
太田皇女と讃良皇女の姉妹と較べて極端に血筋がアレってことはなかったのでは まああの場合はむしろそれだけ額田がイイ女だっての強調する意味合いなんだろうが どうして文武は田形に目を付けなかったのかな
そういうエピソードも見たかった 小学生の時に出会って以来30年
初め大友が大嫌いだったけど、大人になると大友の境遇や気持ちが分かるようになって、なんて悲しい不器用な人なんだと嫌いになれなくなった… 田形は姉とどのくらい離れてたのかな
文武は彼女と縁組すべきだった 紀ィは軽より10くらい年上の設定だったから、田形の方が年齢的には釣り合ってたんだろうけどね 一応姉妹順というか姉が未婚なのに妹が先なのはちょっと……
みたく思ったのかな
太田と讃良みたく姉妹纏めて妃にしても良かっただろうに 橘諸兄というとどうしても火の鳥鳳凰編での悪役イメージ
それだけにこの作品での純情少年ぶりが実に初々しい 仲麻呂は鎌足以来の藤原の基本戦略範を超えてしまったので滅んだって解釈か
不比等が藤原を中臣から独立させたように恵美を藤原から独立させようとして失敗した どうせなら目元が姉に似ている田形を文武が求める展開でも良かったかな
そしてそれでは困る不比等と三千代があれこれ邪魔をするとか 作中では有間絡みで赤兄を恨んで毛嫌いしてたけど
それが無ければ紀ぃや山辺達って讃良のハトコになるから、讃良にしてみれば御名部や阿閇に次ぐくらいには嫁候補に相応しい皇女だったんだろねぇ 彼女だって人間だから好き嫌いも依怙贔屓もあるってのがリアルだったんだよな
そのための苦労も応報もあるで
有間の件は後の大津の件とオーバーラップされる事が多いがここでは相応の根拠があったという解釈だったな
一番の問題は天武と大津の軽率にあるって感じで 田形が珂瑠の妃にスカウトされてたら紀ィのときほど執着しすぎなくていいかもねー
紀ィに張り合ってメンタル壊した宮子も田形だったらそういうことにならないだろうね こないだブコーフのとある店では高価買取対象になってたよ、天上の虹 紫式部も大河主役になるし、いつか讃良様も大河主役になる時がくるだろうか 日本のドラマの奈良時代の衣装ってコスプレ感あるよね
煌々としたライトの下で撮影するせいで安っぽく見えるのかな >>226
有閑時代の紀は毒の魅力だったよな
あのままだったら持統の査問にも平然とシラを切ったかどうか >>231
あれで20代前半ってのがありえないやんと読んでて思った
あんな堂々と密通を重ねて平気な顔してる20代はいないわ 「女だって男を好きに選びたい」って弓削に視線をやった時のコマとか
書き込みすごかったし漂う退廃的リアリズムが半端なかった
その次のコマで弓削が下半身で物考えてる感じの表情になってるとこも
とにかく一瞬の切り取り方がすごく鮮やかだったなあ 最後に弓削に迫る鬼気っぷりも凄まじかったな
あれなら間違いなくトラウマになる SCRUBBING BUBBLE MATTER? 09/27 06食31口 吐血するさらに前のコマ、あの目は魘されるわーって納得の作画だった
それにしても裸足で馬の背に乗って恋人のところにやってきて
愛に殉じようとするの、従姉の山辺とほぼ同じ展開なのに
なんだかこっちは悲喜劇感が強いのなんでだろうな 弓削への本当の愛に気づいたというよりは、引き裂かれた悲劇の愛に酔ってる感が拭えないんだよな
もし仮に他に口説いてくる男がいたら弓削への執着なんて無かったんじゃないかとも思う 十市と高市も悲劇酔い傾向あったけど、あのカップルの場合は
酔うに足るエピソードの積み重ねがしっかりしてたよね
紀ィの弓削への執着の場合はそれまでずっと憂さ晴らし・
のめり込めるものがなくての暇つぶしみたいなふうで
恋してると思いたい弓削の一方通行ぎみに恋愛模様が
描かれてたから、いきなり紀ィがヤンデレ化して弓削に
執着しだしたのほんとなんなんって感じだった >>238
注意喚起サイトあるよ www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen409.html
あとしかるべき板に書き込んだ方が反応もらえると思うから移動しなよ 同じ吉野絡みで里中先生にら阿野廉子の作品も描いて欲しい コミックスの後半を読み返してみて宮子が初読のときとだいぶ違う印象を持ったんだけど、
宮子から珂瑠に向けられた矢印って愛情が欲しいとかよりも承認欲求のほうが強いよね
紀皇女にはできなかったこと(子供を産む)をすれば特別な存在になれる!とか
不比等と三千代の言うことを素直に聞いて実行していればいつか報われるはずだ
っていう思考とか、「自分はこれだけ身を削っているからそれに見合うだけの
何かしらの見返りがあるはず」という期待が粉々になったから壊れたんだなあって >>242
その割には宮子の意志は誰もくんであげなかったよね
やってあげてやってあげてっていうだけで
自分も最近天武時代以降から読み返してみた
讃良~草壁~珂瑠って意外と似てるね いや容姿でなく性格が
讃良は大海人の愛を独り占めしたくて~でもこんな心が狭いことでは~と
その繰り返しでうじうじうじうじと
草壁、珂瑠と違うのはそれをほぼ表に出さなかったこと なぜ大海人は夢枕に立たないのかってのも謎掛けだよな >>243
ロールモデルを示されずに不比等が後宮に放り込んだのもよくないと思ったよ
大海人の夫人だった五百重がいるんだし宮子に何かしらのアドバイスできそうなのに
讃良が草壁と珂瑠に妙に当たりがきついのも本人が気付かないうちの同族嫌悪混じりなのかな
そういや紀ィが夢枕に立ったときだかに「赤兄への拘りを無くそうとした」とも言ってたけど、
言及してる時点でめちゃめちゃ拘ってるし語るに落ちてるじゃん案件だったし
川島・山辺とまとめて「好き勝手に死ねたあんたたちはいいわねえ」扱いで
塩対応とかほんと立場弱い人に共感できない人だなと思った
もう少しこうフルバの透くらいのヒロイン補正包容力がほしい 作者も讃良を模範的な人間に描こうとは思ってないんじゃないかな
ただ強くありたいと思った女に過ぎないって感じで >>245 讃良が草壁と珂瑠に妙に当たりがきついのも本人が気付かないうちの同族嫌悪混じりなのかな
讃良の場合、自分ができるんだから血を引いてるあなただってできるはず、に近いかも
讃良はできると思い込もうとして強くありたいと思うあまり、自分の弱さとあまり向き合えてないんじゃないかな >>247
「強くあろうとしているだけ」と阿閇にこぼしてたね
そんで大海人は小さい頃からの長い付き合いだけども常に強くあろうとしてる
讃良の姿しか知らないし、讃良も大海人に弱さアピールした時に「らしくない」と
言われて色々諦めてるからお互いに相手のことを一番判ってるのは自分だけだって
過信してるんだよね。
大海人が讃良の夢枕にも立たなくて最期に迎えにも来ないのは讃良は強い女だし
おれがいなくても大丈夫って決め込んでるのとかありそう、あと他の妃や夫人をあの世で出迎えていちゃつくのに忙しいからとか やはり夫じゃなくて叔父なんだよな
本当の相手はむしろ有間だったんだろうし 「讃良ちゃん」って呼んでくれるのも有間くらいだったねえ
間人叔母さんは最期はあなたが女帝を完成させて!って
応援モードだったけど最初のうちは殺意持たれてたし
父親からもらった言葉もお前の中身はおれにソックリだ、だし
大海人も高市に向かって讃良はそんな女じゃない!だし
同じ目線に立ってくれる理解者少なめ 中大兄は「親として不憫と思う」(だったっけ)と思いやってる部分がある
高市と十市をいくら娶わせたい気持ちがあっても「大友が正式な手順を踏んで即位したなんて
私は知らない」て言った時、この人は鬼かと思ったな 一応出席するよう連絡行ってたはず
で結局待て待ていうばかりで十市が儚くなってしまったけど、たとえ十市が生き延びても
高市の立場た体制を立てに一生待たせる気がする 弟に塩すぎるんだよねえ
大友にも川島にも対応が辛かったのは母親の身分のせいなのか
赤兄の孫な異母妹に対応キツくなるのはある程度仕方ないとこがあったけども 弟といっても同居もしてないし普段から交流がなければ他人も同然だしね
一生顔も知らずに終わる可能性もあるだろうし
現代人の感覚だと盆正月に会うか会わないか程度のイトコやハトコくらいの感覚かも そだね、血縁上は弟だけど讃良にとっての弟はたぶん建ひとりだろうし夫にする人は有間さまなんだな 建の存在を思い出したのは何十年ぶりだろう…
本当に建が生きていれば讃良様は孤独にはなってなかったよね
有間といえば柿本人麻呂と似た設定はよくわからなかったな 有間と血縁関係ない人麻呂が他人の空似したのはおそらく有間が量産型イケメン顔だったんじゃと思う >「大友が正式な手順を踏んで即位したなんて
私は知らない」て言った時
あの笑顔がまた最終話の「そうだ!大津を供養させる寺を建立しよう」ばりのイイ笑顔だったのがなんとも言えない >>257
見てきた ほんと、すっごいいい笑顔ww
大友、不憫が不憫すぎる…
天上の虹でのイケメンは人麻呂かな 年をとってもイケメンを保ってた
美人はもちろん氷高様です >>258
心の底から「私は善性のかたまり、善い施しをしている」って信じきってる人のする顔でさあ
これくらい独善的に割り切れるから寝付いた時の悪夢にも「おだまりなさい!」と一喝できるんだな あと「しっかり者の貴女になら孫を任せられそうね」って珂瑠皇子より10歳上の紀皇女を
スカウトした時も赤兄との確執なんて忘れましたが?な感じの棘のない笑顔だったねえ
従姉の山辺皇女は私に流れる祖父の血がいけないと皇后位に欲を持たないことを示して、
讃良に恭順するための離縁考えるくらい追い詰められてたのに とはいえ、讃良も周りからはなんかあの人なら強権振るいそうだよねキツい人だしって
偏見まじりに思われてるけどみんなの知らないところで夫に悩んで我が身の心の狭さにも悩む
善良な女性であって、悪い人ではないところがリアル 唯一の息子の嫁が自分を心底から尊敬して憧れてくれて理解してくれてるのが救い…
讃良の孤独も理解して草壁の繊細さも受け入れる阿閇の懐の深さよ
草壁の最後を看取った阿閇のシーンは何回見ても心打たれるわ 小学生の頃にジャケ買いして読み始めたけど
少女漫画なのにヒロインが愛されずに苦悩する初めての漫画だったわ
リアルすぎた 一時の少女コミックとか花とゆめ系にあったようなヒロインがヒーローから溺愛展開に
肩までどっぷりだったから、何もかも持ってる身分の讃良さまがままならない展開は
最初面食らった
しかも成長するほどハードモードで大海人からもウザがられていって壬申の乱前後は
「讃良、お前といると息苦しいよ」ってバスケ部で浮いてるゴリみたいな言われようだし まさか讃良様がゴリと比較される日がくるとはwwwwwwwwwwww でも実際に讃良様は男女問わずウゼェなって敬遠されるタイプだと思うよ
良くも悪くも少女漫画ヒロインにありがちな可愛げがない
讃良様が男でも束縛系モラハラ彼氏タイプで多分当て馬にされるだけ 主役だからツヤベタ黒髪(主役級)だけど性別逆転して大友皇子の対抗馬って
ことになったら白抜き処理の髪の毛(当て馬扱い)になりそう
大友の後楯は皇太后の倭姫王がやって、讃良の後楯を大海人がこなして対立する…
みたいな感じでどちらにせよ壬申の乱に相当する内戦が起こって
そして性別逆転しても大友皇子を叩きのめして登極してそう 東博の国宝展見に行ったら、聖武天皇の書があった
すごいきっちりした性格かなと思った 奈良博か東博で見た安宿媛書写の楽毅論と比べると首天皇の筆運びの精確さ凄いよ
安宿媛が書写終盤にウオオー!って感じで誤字を無理矢理二重書きとかして
直してオラァン!と署名しているのに対して首天皇はこの人ぜったい現代なら
丁寧な暮らしとかオーガニックこだわってそうと思える字の綴り方 >>267
池田先生の女帝エカテリーナにも通じるかな 長屋王残照記の時代に移ってから舎人親王が住んだかもしれない邸の遺構か〜
ttps://www.nara-np.co.jp/news/20221102214317.html ブックオフで安くならないのはそのせいか(本の劣化以外で) ブックオフ行くと里中先生の作品何でもござれ状態
古事記あるし中世ヨーロッパ泥々話から江戸の人情物語まで
とにかく色々書いてたんだなと感服しながら手にとって見てる NHKの歴史ものに本人出てたけど、発言がきもいフェミニストそのもので吐き気がした そんなことをわざわざスレに書き込みに来るあなたに吐き気を覚えるわ そもそも里中満智子さんほど
男女の愛を描いてきた漫画家を他に知らんわ。 フェミニストかな?
結構女性に対しても厳しめな目線で見てるように作品見てて思うけど 前髪だけ薄い色にするのは好きになれないなあ。
気になって、先生の発言が頭に入ってこない。 >>281
紀の心中未遂で持統におぞましいと言わせてたな 278が言ってるの英雄たちの選択の光明皇后回でしょ
そりゃ光明皇后にスポットを当てた回なんだからさ
(NHKはいい加減里中満智子とヤマザキマリ以外の漫画家を呼べないのか、とは思うけどw) 女性も男性に負けず働いて活躍して重要な存在だった、てやつかな
あれ、現代に於いて負担が大きい炊事洗濯掃除子育てを全部乳母や侍女に
任せられる立場だからできたんだよなあと思った
まあその分国や一族を背負って、文字通り日々生存がかかった立場ではあったけど >>284
そりゃそうでしょ
心中を褒めてどうするの? 元々、説教くさい作風ではあるけど
フェミニストではないと思う 今年開催された記紀がらみの講演を聴講したんだけども、
講演後の質疑応答タイムのときに挙手して質問した
ファン同士で会場から駅前まで歩きつつ歴史漫画縛りの
雑談してたらその同じ帰路上で里中先生と市職員か
施設職員とおぼしき付き添いの方にエンカウントしたので
驚いて声も出ずアワアワしてしまった
一緒に写真撮影だとかこちらが持ってきたコミックスに
サイン入れてくださったりとサービス精神がすごかった
コロナ禍に入ってから講演後の恒例ミニサイン会も
なくなってたしもうそんな機会なんてないんだろうなと
諦めてたけどまさかのまさかだったよ
あと大伴家持の漫画は完成まで相当かかりそうな感じで
質疑応答タイムでも「編集さんにもせっつかれてるのだけども
実に申し訳ない(大意)」と語られてた あと大阪芸術大学から講師になってほしいと請われた際に
承けようかどうか渋っていたところに背中を押された一言が
「ウチの大学は沿線から二上山が眺められますよ!」だったとか >>291
報告ありがとう
決め手がw
誘った人もわかってらっしゃるw 吉野で待機してるとき草壁が「父上にもしものことがあったらどうしよう」て嘆いたときの大津の「もしものときは僕たちが戦うんだ」て答える所好きなんだけど単行本7巻あたり?
大海人が敗死した後の讚良・高市・草壁・大津(と忍壁)陣営が戦ったら…とかも見てみたかった気もする それ行け姫子とかあすなろ坂、季節風や湯上がりはピンク色etc.
昭和時代の先生のコミックスたちを今日整理して虫干しした
明日から読み直そう
ワクワク それ行け姫子
懐かしい、ラストどんなだっけ?
里中先生、コメディで偶に鬱展開ぶっこんでくるから油断ならない・・・w >>295
ごめんなさい
別の漫画のタイトルと勘違い
里中先生のは「姫がいく!」でした
ラストは母親と会える寸前ですれ違い
父親とまた全国まわる旅に出る
飲んだくれの父親で苦労してる娘なんて
シチュエーション昭和だなあ
あと愛人の娘なんていうのもよくあった >>296
昭和のど根性物語ですかね?
「スポットライト」も夜寒い中、ヒロインが歌を母親のいいつけで、歌わされてた
今なら、コンプライアンス違反でNGだろうか? >>297
それです
まさきなんてイケメンがいた事まで覚えてるw
>>298
もう今ならまずいことだらけでしょうね
あと若い女教師と男子生徒との恋とか
はたまた弟と姉とか
禁断の愛モノも沢山ありました >>299
まさきは暴れん坊で、秀吉という幼馴染がいる >>299
愛人マンションとか
里中漫画、極端に貧乏な子が出てくるよね
親も酷かったり >>298
頭の中で「ブルーライトヨコハマ」が流れたわw >>302
スポットライトって演歌の設定だったのかね?
ウタダヒカルのAutomaticでゆらゆら揺れるプロモが浮かぶけど 「ブルーライトヨコハマ」は演歌じゃなくて歌謡曲だと思う
が、高校生の娘がオーディションで歌うには渋い選択だったな >>300
秀吉それは知らなかった
まさきが暴れん坊は鮮明に記憶してる
たまーにやたら男らしく描かれてる時があったな
姫子の髪型は乙女カット >>299
アリエスの乙女もありえないオンパレードだったねw
当時の熱気と勢いがあったからこその最大のヒット作だからOKなんだろうけど
ヒロイン苦労しすぎ この前名張の夏見廃寺跡を訪問したんだけど、そこの資料館内の歴史アニメ映像(大伯皇女の生涯をわかりやすく
纏めたもの)に
使われてるキャラデザがかなり天上の虹に寄せてるなって感じのやつだった
大伯の顔は少し変えてあるけどヘアスタイルは一緒・大津は描線とかだいぶへたれているものの「これは天虹ですね」ってくらい既視感が
ミッキーマウスとたこぶえくらい似てた >>299
兄と妹もなかったっけ?
海のオーロラだっけ?
(違ったかも、水泳部の設定だった)
そして里中漫画、やたらとギリシャ神話みたいな衣装が登場した記憶がよみがえったw 『彼方へ!』かな?
『海のオーロラ』は転生モノだよね
古代エジプト、邪馬台国、ナチスドイツ、最後は未来で結ばれる運命のふたり 『彼方へ!』 ありがとう
懐かしいです
プラスマイナス大爆発 (なかよしKC)
https://cache2-ebookjapan.akamaized.net/contents/thumb/s/SMAC5860.jpg?1527743388000
タイトルすごい懐かしいけど、どんな話だっけ?
双子じゃないよね?なかよしの付録か何かで読んだ記憶です 生まれたときからケンカばかりで反発しあってる(元々母親同士が相手をライバル視)ふたりの女の子が、とある出来事をきっかけに親友になる話、だったと思う 漫画図書館Zでスポットライト読んできた
全体の古さはともかく
身近な敵とか毒親とか今っぽい見方もできておもしろかったわ スポットライト、ドラマ化されたら、アリエスみたいに人気になってたかもね
里中漫画の有名じゃないだろうけど、好きな作品
ミスターレディ
レモンの季節
6月4日月曜日 高市皇子と長屋王、親子なのに
自身の身をわきまえ、謀反などに全く関与せず、上手く世の中を渡った高市に比べ長屋王は脇が甘かったのかな、と
残照記での長屋王自身の言葉として
根回しも何もしなかった、と 川島皇子の裏切り、当時も友を売ったと
仲間から四面楚歌だったようだし
天上の虹でも妻にあそこまで冷たくされなくても、と思う
しかし川島皇子の行動は理解できる
大津をもう止められない、どうにもならない、という焦りからで決して友を売ろうなどという気持ちからではないだろう
密告しなければ川島も罪に問われたかもしれない
怖くなるのは当然だ >>314
藤原一味に嵌められたんですわ
脇が甘いとかは違う 皇親(新田部親王と舎人親王)や主だった貴族・姻戚関係にあった石川氏の氏上が
長屋王の変の時に敵対勢力になっていることとか超スピードで処されたことを考えると、
漫画内で描かれてたように藤原氏が主導権をとって長屋王を嵌めたっていうよりも
前々から朝堂で煙たがられていて好機到来とみて総がかりで陥れる方向に動いた感じがする… あと里中さんの漫画経由で飛鳥時代・奈良時代ものの漫画小説をよく読むようになって、
その中で長屋王の変から安積親王の突然死あたりを取り上げたオムニバス小説の『月人壮士』が
従来の定説からかなり違った切り口なんだけどでも読んでいるうちに「この解釈も歴史的事実として
ありうるかもなー」と思わせる書きぶりですごく面白かった。
長屋王の変の引き金をひいたのが藤原氏や高位貴族層ではなく意外な人物だった(かもしれない)とか、
安積親王は巷説で定着している藤原仲麻呂による暗殺ではなくて蜂窩織炎に罹患して亡くなったかもと
匂わせる書かれ方だったり、あと里中さんの漫画イメージとずいぶん違うキャラ造形だと思ったのが
安宿媛が特に美女というわけではない(むしろゴツめ)のと阿倍内親王と安積親王の姉弟仲が良好だったらへん 以前にこちらで記紀がらみの講演会参加報告した者です
里中先生への質疑応答タイムでは作者に直接聞くチャンスもそうないのと、駅から磐余池跡や訳語田宮跡が近いし
大津皇子周辺の質問してもあまり浮かないかなと思って、せっかくなので山辺皇女のヘアスタイルがどのような構造を
しているのか?という旨をお伺いしました
里中先生も質問直後直ぐに「前髪ですよね」とおっしゃってから「私の漫画は多毛前提じゃないとできないスタイルが
多いので」と続けられて、あの不思議な前髪のボリューム感が漫画だからという理由ではなくどのように成り立っているか
口頭でヘアスタイルの説明をしてくださいました。 質問した私の解釈込みでご回答をまとめると
・前髪を頭頂部に近いほうと生え際側の前後2パーツに分ける
・生え際側の前髪を紙縒(あるいは飛鳥・奈良時代における紙縒に準ずるもの例えば麻紐だとか)で結ぶ。
・くるくると頭頂に向けて巻き上げ、頭頂部に近い方の前髪パーツで上からくるんで出来上がり
なのだそうです。高松塚古墳壁画の女官や小学館の学習漫画飛鳥時代編で登場した山辺皇女と同じ部類のヘアスタイルと
仮定していたのですがそれにしては嵩が張るのと山辺の存命中から後追い後にかけて登場してくる三千代がどうも同じ
ヘアスタイルっぽいかつあの複雑そうな構造をサッと解いて即ロングヘアになってるコマがあったのとで高松塚壁画や
学習漫画とはどうも似て非なる部類のようであるな、と個人的に謎が謎を呼んだので思い切って訊ける機会ができて良かったです。 帰路でお声掛けいただけたのも多分こんな謎質問を投げたからだろうなと思いましたので、疑問に思ったことは訊ねてみる
ものだなあと(もっとマシな質問があったのではと反省はあるのですが挙手からマイクを渡され起立→膝がガクガク震える
緊張状態で出来た質問があれだった)。
直前の質問者が大津皇子と二上山がらみの質問をしていたのにも勇気づけられました。
その方と講演会後の帰路で里中先生の歴史漫画縛りで雑談していたので余計に先生の目についたのかもしれません。 山辺皇女の髪型については読者はみんな?だったと思うので盲点というかナイスな質問でしたね
自分は前髪にカラーを巻いてたけど取り忘れた人の髪型のようだと思ってました… キャラデザを見てても巻芯的なものがないとセットできないヘアスタイルですよね。
似たような質問を過去にもされたことがあったらしく、その時は阿閇皇女だったそうです。
・アシスタントさんからも「先生、この髪型はどうなっているんですか?」と聞かれる
・紙縒と鬢付け油が大活躍していると思ってください。ボリュームを出すのには髢(かもじ)を使っている
という追加説明もありました。すると宮子の謎前髪とかもエクステ追加しているのかなあと想像が膨らみます。
男性キャラと比べると複雑かつひとりひとり特徴的なヘアスタイルをしているので当時の結髪技術で再現可能なのか
不思議でしたが色々と裏設定あってこそなんだなあと… 大来皇女を年頃手前の13歳で伊勢へ行かせたのは実父である天武天皇だよね
数年で帰京させ然るべき王族に嫁がせ
ということも出来たのに、26の姥桜になるまで放置
大津は姉の不遇を見ても、やるしかない
と追い込まれていったのかもしれない こういったら何だけど、母も皇女で最高の身分である大来を都から遠ざけ
母親が采女の皇女をいいとこに嫁がせている
大来をそんな扱いにしたらゆくゆくは大津も持統や草壁に逆恨みするようになり
争いの種になりかねない
大来を天智天皇の皇子たちの誰かや有力貴族にでも嫁がせて子供を何人も生ませておけば、大津も自分がなにか起こせば姉や姉の子供たちに迷惑がかかる。大人しくするしかないと諦めたかもしれなかった
天武は火種を残して亡くなったと思う 讃良はわかってる女だし子世代がなんとかするだろう(おれの子だから大丈夫)って楽観してたのかもねえ あと身内の不幸による退下以外の前例は桓武朝の朝原内親王までなかったと思うから天皇がそうしたくても無理だった? >>87
まさに同意
大津を死なせた元凶は天武だよね
贔屓しまくり増長させてしまった
持統と共同統治し、跡継ぎは草壁と
公言しながら、次男をやたらに目立つ場に出したり重要な仕事任したりする
周りは跡継ぎはどっち
現代にもそういう経営者や次男贔屓の
有力者の親たくさんいそうだね
その点徳川家康は優れていた
次男を可愛がり跡継ぎにしたがった息子夫婦の態度を知り、公の場で長男より前へ出ようとした次男を叱りとばした。
なにがあっても長男に継がせるという
前提が築かれたから徳川が栄えた
長男差し置いた武家は滅びてたりする 大海人も優秀すぎる妻に頭上がらなかったろうね
壬申の乱の勝利も片腕としての讃良の助言あってこそとも言われているし
子供の頃から面倒みてきた姉の遺児でもある大津をスパっと斬る冷徹さもすごい 大海人は作中だと自信満々に間違った選択肢えらんで失敗してるシーンがちょくちょくあるね
十市を高市から引き離そうとして自害に追い込んだりとか直後に御名部を押しつけてみたり
讃良もそういうシーンが割とあって似たもの夫婦に描いたのかなーと思った
普段の塩対応ぶりから自責した山辺に大津の後を追わせることになったり
こっちは讃良も山辺は悪くないと頭で分かってても心理的にはでもあいつの孫だしってなってたけど 讃良のモノローグとかがないから内心でどう思ってたのか分からないけど穂積に妃を
見繕う話を持ちかけてみたり、その妹の紀皇女に「頼もしい!それじゃ珂瑠をよろしくね」とか
政治的な実績ゼロの弓削に対しては天皇相手に意見するのは気骨があるからヨシと昇叙・
氷高を妃に納れる話を持ちかけたあたりのエピソードは大海人と似たような間違いルート
自信満々に選んでるなあと思ってしまった 為政者としては間違っていなくても親としては間違ってた判断ってのは多々あるんだろうね 舎人って皇女腹の親王で身分血筋は皇族の中でもトップクラス。
なのに恵まれた境遇を生かして何かを成し遂げようという抱負もなく
なんの実績も残さず、ただ安穏として人生終わったって感じ。 毛並みのいい皇族は軒並み夭折したり政変の犠牲になったり臣籍降下させられたから出る杭になりたくなかったんでは? >>327
やはり大海人の大来皇女への仕打ちは酷いと思うのね
13でこれから縁談を考えてやらねば、という時期にいきなり伊勢へ行け、だから
それを告げられた大来の心中思うといたたまれない 舎人親王は長屋王に自害に追い込んだ人だしどうにも好きになれないわ 長屋王は吉備内親王という高すぎる身分の妻を貰ったことが悲劇の始まりだったかもしれない
妹の旦那として元正天皇にも目をかけられ、と >>317
同意
何か煙たいと思われていたんだろうね
本来なら親戚として同じ皇族として
長屋王を庇い、何とか自害だけは
勘弁して流刑にして欲しい、くらいの
働きかけかけをしても良かった
藤原氏だけが悪者ではない感じがする 悪者というより設定上の悪役という意味でね
氷高がラストに、彼ちは苦しんで皆死んだわよ、と長屋王夫婦に語りかけている
でもその二年前に長屋王を糾弾した
親王二人も相次いで亡くなってるんだよね 長屋王の罪というのが皇子を呪い殺した、とかのあまりに酷い言い掛かりだしね そういえば澤田瞳子さんの『火定』を読んで天然痘の致死症状の詳細を初めて知ったんだけど
高熱とか顔にでる痘瘡は死因にはならないのね
呼吸器や内臓粘膜にもびっしり痘瘡が出来て呼吸困難で死ぬって書いてあってぞっとした
『長屋王残照記』だと高熱で死んだみたいな描写だったから法定伝染病を軽く見てたわ >>31
確かにね
自ら長屋王邸を兵で囲み糾弾することを許しておきながら
長屋王も吉備も死んだ後に、吉備には罪はない、罪人でも長屋を丁重に葬れ、とか、今さら何それ?と思うだけだよね
むしろ他説の長屋の死体なぞさっさと捨ててしまえ、の方があくまでそれだけの理由あってしたことなんだ、といえるやり方だろうに とにかく、長屋王が亡くなった後、火消しにあたふたした朝廷だった。
今では冤罪とはっきり書かれているし
天災が起きるし、4兄弟は死ぬし、人々は長屋王の祟りと言い始めるし
慌てて長屋王の残っている遺児たちを昇進させたり長屋王の弟を優遇したり
光明子は旧長屋王の邸宅に住んだり
光明子も親族たちのやったことに引け目を感じていたのかもしれない
お前を皇后にするために仕方なかったじゃないか、と言われるたびに胸が痛んだかもね
これは残照記にはないけれど
しかし、4兄弟悪者は言い過ぎたけど
あくまであの件に関しての役割のことだから。すみません。
実際は政治的やり取りもあったろうし
4兄弟なりの苦渋もあったかも
長屋も帝の母の称号に意見したり、やや調子に乗っていたところはあったかもしれない。何より自分は浮いてるんじゃないか、と気がつかなかったかな、と。
長屋と仲良しだった房前は辛かったろう。あの事件の後、他の兄弟たちとは距離置いたんじゃないか、と死期が3人とずれていることや、葬儀を大臣として行うことを家族が辞退したこととか
房前は長屋に申し訳ない気持ちを抱えていたのかもしれないね 長屋王残照記だと「えっ、吉備おば上も死んだのか」だった首の反応でそらそうよっていうか
長屋王を討てと命じておいて吉備内親王は助命されるだろうみたいな見込みでいたんだとすると
ちょっと頭お花畑すぎないか?と思った
長屋がおとなしく死んだ状況で吉備がのうのうと生き延びることが許される状況なわけねーべみたいなさ まあ怨霊になって祟ったから藤原四子が病死したんだっていうのは、実際はまだ当時に
御霊信仰というのは生まれてない(井上内親王まで待たないとだめらしい)から眉唾らしいけど
ドラマ性を優先すると無実の罪で横死した長屋王の怨霊が!のほうが面白いのは確かね
『火定』だと大掛かりな葬送を房前の遺族が辞退した一件についてはなにしろ伝染性が
バカ強い病気だってことは分かってたから遺族としては強力な感染源になりかねん遺体を
あまりほっとくわけにもいかず、とっとと処分したくてみたいな理由付けがされてた
なんとなく新型コロナウィルスで亡くなったご遺体への対応と似てるなと思った 安宿媛が長屋王邸再利用したのも事故物件に住人を放り込めばセーフ理論みたいだよね ただ長屋王を使者を使って問い詰めるだけではなく屋敷を兵で取り囲むようなことしたからね
これはどう見ても罪人に対しての扱いだし、叔母まで殺すつもりはなかった、は通らない。現に藤原の子だけは助けてるから、吉備や吉備の子供も殺す算段だったろう。吉備はすべて覚ったから命乞いなどせずに潔く死についた。
聖武も息子を亡くしたショックの中に、そういう讒言されたら、怒りで我を忘れてしまっていたのかもしれない。
そこを上手く反長屋たちが利用したと 藤原四兄弟はともかく聖武本人は、吉備にも死んでほしかったんだろうか?
長屋を討て!と命令した時は吉備の事なんか頭にもなかっただけ? >>327
以前から斎宮がいたり、斎宮に似た感じの祭り事を担ったらしい皇族女性はいたみたい
けれども「制度」として定着していたかどうかは伝説も混ざってしまい定かでないらしい
明確に、即位した時に未婚の娘を伊勢に配したのは天武天皇から
斎宮制度としては一周目で、退任する時期を明確に定められていなくて見切り発車
だったのかもしれないね
文武天皇以降に選任された斎宮は、天皇の退位・天皇崩御や斎宮の肉親の死去、
たまに本人の病気療養によってというのが主だった退下理由になっていくみたい
大来皇女の退下理由が天武天皇崩御ではなく、大津皇子の死なので私はそう思うという感じ そらもう大津皇子の乱未遂と長屋王の変は飛鳥奈良時代でもトップクラスの謎事件だもん
史料の憚りぶりとか書き方の裏を思わせぶりなところとか
里中さんには是非このあとの
井上内親王廃后事件や早良親王廃太子事件とか平城太上天皇の変の顛末を描いてほしかったね 藤原の勢いを見ればこっちと手を組んでおいた方がいい
と当然それは思うよね 長屋王の変の首謀者たちのその後みてもあまりいいことない感じがする
藤原の子供たちみても、出世どころか九州に追いやられて、何で藤原の俺が九州で
ワケわからん大陸帰りの坊主が重用されるんだよ!と反乱起こして撃沈とか いちばん年少で病死した麻呂の京家筋なんかは息子の代で神輿に担ぐ皇族男子を
間違えた(氷上川継)ばかりに速攻で沈没していてすごい悲惨 >>305
岡正樹で
おかま
なんて弄られてましたね
今じゃアウトなシーンか。 >>352
井上内親王の廃后あたりは韓国ドラマにあるようなドロドロ感かな
でも韓国ドラマの廃后は若い皇后が皇太后たちに嵌められて結局毒杯を…だけど
井上内親王は廃后された時、もう60過ぎのおばあさんだったんだよね >>350
以前から斎宮はいても帝に代わり参拝する程度だったんじゃなかったかな
あんなに長期に渡り斎宮は大来皇女からだよね
その後の斎宮は何かの理由づけで交代後は普通に結婚してたりする例も多い
それだけに大来皇女は気の毒
弟しか出てこない短歌もまた悲しい >>358
大来皇女は、先代にあたる酢香手姫皇女のように出来得る限り長期間
もしかすると天武天皇の代だけでなく草壁皇子の登極後も斎宮であることを
求められていたのかもしれないですが、今となっては分からないままですね…
大来と大津の鋭敏な感性は、政治の世界では無力なのだと思い知らされます
天上の虹では大来皇女がブラコン気味に描写されて少し驚きましたが
たった一人の実弟と思うと、姉としての深い嘆きに言葉を失います 大来が大津を男として見てた説は昔からあったらしいよ。
残された和歌が、弟を夫に見立てたのがあるし。 斎宮の身の上なら身近な男といったら弟しかいないのも哀しいな 斎宮歴史博物館の図書コーナーにあった『鷺草』っていうタイトルの小説だと
大津が訪ねてきたその夜に…って展開になってたし川島にも悟られてたよ
(天上の虹と違って卑怯者でなかったのは救い)
あの遺された歌から連想する人ってわりといるんだなと
それと讃良・阿閇・草壁については描写に期待しないほうがいいかと ふと思ったんだけど、天智と天武って日本史上最高の出自よね
父も天皇、母も天皇って他にいる?
その感覚だと、皇女腹の子ですら出自は劣る
天武はさらに父母・兄・自分・そして妻までも天皇になってる、本当の天皇ご一家 >>362
是非読んでみたい
教えてくれてサンクスです
斎宮歴史博物館行きたいわ
伊勢神宮参拝も行ったことないし >>359
天智も天武も子沢山だし、皇女たちが沢山いた当時、次は大来の結婚よね
誰に決まるのかしら?なんて他の皇女たちや宮廷女たちがさぞ噂していたろうに
え?伊勢斎宮?!と皆絶句したんじゃないかな。 >>366
ちょっと前の書かれようみたいにいわゆる史書の記述通りの悪女解釈にはならなさそう
同じく史書の記述がアレな仲成はそのままかもしれないけど こうしてみたら長屋は日本三大悪霊に加えられて四大悪霊に加えられてもおかしくないな
鎮魂のための寺社仏閣が建たなかったから対象にならなかったのだろうか >>368
長屋は何にも悪いことしてない
冤罪としっかり書かれてるから悪霊は
気の毒 奥さんの吉備内親王のあの最後は
あれこそ凄まじい反長屋への復讐だと思える。
皇女なら毒をあおいだり、とか死に方もあったろうが、思い切り縊死してるし
それは怖かったろう、と あれ、皇族が大逆罪起こした時に適用される処刑法が服毒するか白絹で縊死するかでなかった?
大津皇子は縊死したし井上内親王も服毒させられたんだったような >>369
悪霊かどうかを決めるのは生き残った人だから、長屋が悪いことしてるかしてないかは2の次
病気の蔓延や人の失脚・没落が「長屋王が冤罪を着せられて怒ってる、恨んでる」となったら寺社仏閣を
建立して鎮魂するよう祀る方向に行っても不思議ではない
薬子については阿・吽という漫画で取り上げられてるね あの薬子は「自分だけは絶対に悪くない」なキャラでしたね
夫や子供を捨て他の男に走ったという点では三千代と比較するのも面白い
むしろ今度は平城天皇の正式な妃である薬子の娘の方に焦点を当てるなんて面白そう 薬子といえば平城天皇よりも年上の熟女で描かれること多いけど
兄とされる仲成が平城天皇と同い年らしいから年下になるんよね
娘の夫を寝取ったから年上のイメージなんだろうか 長屋王残照記と女帝の手記で登場人物のキャラがつながってるのがいいな
藤原長娥子とか好き
唯一藤原でありながら反藤原を貫いて
女帝でも1ミリもぶれてないし 平城天皇は確か十代前半から三十代までってことになってた采女の採用年齢を
三十代から四十代までに変更して従来よりも引き上げたんだよね
何がとは言わないけどだから藤原薬子も…みたいなガチ勢くささがある まちがえた、三十代から四十代の採用年齢引き上げは采女じゃなくて氏女のほうだ
それで平城が登極時に三十代、好みの女性が同い年から年上嗜好っぽい感じなのが >>371
息子と同じ日に亡くなったとだけ記載されているだけなんだよね
廃后、流罪で罰は決まっていたようなものだし、何も服毒死させることはなかったかと。
仲戸皇子の代わりに皇太子にさせた山部が絶対的立場になれるように邪魔な存在は消した、ということかな >>378
井上内親王は吉野皇后と追贈されて名誉回復されたけど、皇太子だった他戸親王は
庶人・他戸のままだから廃后事件の狙いは皇太子のほうだったのか
水鏡でもダメ押しみたいに皇太子に相応しくなかったエピソードが足されてるのがね >>368
京都の下御霊神社で祀られている吉備聖霊=吉備真備説に対して、彼は憤死して
いないから違うのでは?という公式見解と、実は吉備内親王のことでは?と推測した
永井路子説の両方を思い出した
>>379
井上の夫だから、と光仁天皇の即位を押したのは藤原北家の永手が中心で
北家は他戸をも担ごうとしたのでは?という説を踏まえると
桓武天皇を擁する藤原式家が何故井上・他戸を強制的に排除しなければならなかったのかと
いう疑問点が、少しばかり氷解するのかもと感じる
永手の死の翌年に廃后・廃太子という時系列なので、式家がより一層きな臭く感じる 井上の夫で仲戸の父親だから天皇になれた光仁なのに、と思うわ >>371
実際皇族で処刑されたのは有馬と大津だけじゃないかな
まあ、大津の場合は自死を強要されたから自害になるのかもしれないが
有馬は本当に気の毒
まだ子供だろうに
一時は狂人のフリまでして自分は野心なんてないアピールしていたのに
つい嵌められたんだろうね でももしかしたら、廃后、廃太子とすることで、彼らの命を助けるために
光仁なりの判断だったのかもしれない
藤原の恐ろしさはわかっているだけに >>382
いやぁ当時の有間皇子ってもう10代後半でしょ?
少女漫画だとみづらスタイルだから幼く見えるけど飛鳥時代の基準なら
大人扱いに準じてるように思う
そもそも赤兄と挙兵計画を詳しく詰めちゃった時点でね
悪いオジさんに乗せられたんですぼく知りませんは無いわ
従兄が政権転覆できたんだからぼくにもできるみたいなノリだったんだろうけど >>382
あと大津の後追いをした山辺もそうするしかなかったっていう展開にしている
漫画小説も見かけるね、長岡良子の漫画とか赤瀬川準の小説がそういう設定で
山辺との間に大津の嫡男(粟津王)がいた或いは身籠っていたから
ちょうど後世の長屋王の変における吉備みたいな立場になっちゃって
阿閇と草壁の嫡男とほぼ同格の、正妃である蘇我系皇女との間にできた
有力な皇位継承権保持者になりうる嫡男を道連れに死ぬしかなくなったみたいな話 赤兄が知っている。自分は知らない
という尋問に対しての答えは
言い逃れではく、そんな赤兄が裏切りの二重スパイみたいなことをしていた
ことを自分は知らなかった
赤兄はこのからくりのすべてを知ってるんだから赤兄に聞いてくれ、という
意味に思える 天上の虹だと有間さまを嵌めた終始感じ悪いおっさんだけど杉本苑子の短編や
清原なつのの漫画だと中大兄の言うことを聞かざるをえないし…
有間皇子を陥れるのに加担しなかったら石川麻呂コースだし
いや加担しても日向コースもあり得たんだけど >>384
出家までしたのにあっさり殺された古人大兄皇子の例があるから
自分は生き延びるために狂人のフリまでしてたのに、存在自体を危険視して
中大兄は未だに隙あらば自分を殺す気でいる。
言いがかり付けられていつ殺されるかビクビク怯えながら生きるのもほとほと疲れた。
死にたくないなら思い切って謀反を起こして自分が政権を取るしかない。
中大兄の差し金で赤兄が唆さなかったとしても、
いづれは別の人物が同じ謀反の誘い水をかけてきただろうし、
生き延びるために有馬はいつかは同じ決心をしたと思う。 和歌山の白浜の温泉に浸かって
すごく良かったですよ~なんて無邪気に
斎明天皇に話す有馬は
のほほんとした無邪気なお兄ちゃんに
思えるけどねえ
有馬がそう言うなら行ってみようかな、と斎明天皇や中大兄皇子も出かけてるし 彼の両親が名高い有馬温泉に湯治に行ってきてできた子だからもはや温泉の申し子 >>386
天と赤兄が知ってるなんだよな
天の方は中大兄を指すという解釈もあるが >>382
そこまでしなければ安心出来ないってくらいに中大兄の立場は弱かったあるいは自信が無かったんだろうな >>392
有力な継承者になりうる身内を粛清していったら娘達を嫁がせた同母弟しか残りませんでした
しかも自分とこには大后(倭)との間は子無しで蘇我氏の夫人との嫡男は夭折
男子の母親は宮人クラスばっかりでどんなに出来が良くても継承資格無し
そりゃ晩年になって毛並みのいい草壁と大津を手元に置こうとするわけで… 継承権持ちの扱い間違えた感は天智天皇と聖武天皇はどっこいどっこいな気がする
傍系残しておけばとか最終的に娘婿で繋ぐあたりとか 聖武はもう子供作れなかったしね
基を亡くしたことがショックすぎたのか
光明子公認の側室を3人たてたのに
見事にどの側室からも子なし
藤原と光明子実家系の側室ばかりなんだよね >>390
日本人の温泉好きは古代からというのも
すごい >>396
聖武天皇と歌を交わした海上女王はもしかすると妻の一人だったかもしれない
けれども、この方にも子どもはいないみたい 子供作れなかった(長屋王残照記・女帝の手記はこっち解釈)のか作る気がなかったのか、
井上内親王と不破内親王のところの男子(他戸と川継)がいるから大丈夫っていう感覚だったのか
水鏡がソースのお話だと光仁天皇が酒人内親王に皇位継承させるプランも考えてたりとかあるし なぜ、光仁天皇は井上皇后と息子を
おっ払ったかワケわからん
酒人内親王のことは可愛がったようだし
そりゃ夫婦も30年も一緒にいればいろいろあるだろうが
45の高齢で子を生んでくれた糟糠の妻じゃないか つまり中高年になってもそういうことが
しっかりあった夫婦なわけだし 女帝の手記だと特に本人の落ち度とかでもないのに、阿倍のヘイトを向けられる損な役回りでさ
最後は夫の即位で皇后になれてよかったね報われたねえって思ってたら斎宮に売ってる里中さんの
挿絵を使った有名どころの伊勢斎王の紹介ミニ冊子(都わすれの詩)とか萩尾さんの戯曲台本
(斎王夢語)を読んで、あの後さらにひどい目に遭ってると知ってかなりショックだったわ >>400
光仁天皇は即位前、井上の異母妹の孝謙上皇から難癖つけられないように
無能な皇族として激動する時代を生き延びたんだよね
極力、野心家達を遠ざけないと担がれて政変に巻き込まれたり
下手すると塩焼王のような死に方をしたかもしれない
そんな風に無力な存在であり続けた月日が長すぎたことも、井上母子を守れなかったことに
つながるのかもしれないね >>402
あの辺りは讃良のヘイトを赤兄の子孫が受け続けるのと同じか >>405
本人が処罰された→たぶん流刑先で死んだ段階で許してやれよと思った
中大兄と大海人に嫁いだ娘たちはおそらく父の所行とか知らないだろうし、
孫世代はもっと知らないだろうし、孫世代でも年嵩の山辺皇女なんかは
讃良のお姉さまが産んだ大伯に似てるとなるとお姉さま似でもあるんだから
もう少し態度を和らげてもいいんじゃないのって 讃良が決して模範的でも理想的でもない主人公だというのを示すのに不可欠な部分なんだろうな
それだけ有間事件が彼女にとって決定的な部分でもあったと 赤兄とその子孫に対する態度とか草壁・珂瑠の取り扱いに異母妹たちの評価の仕方は
主人公補正があまりなくて結構失点が多く描かれてる感じがするね
ほんとにヒロイン然と描かれてたのも大海人と結ばれる前までかも… >>404
勉強になった
サンクスです
こういう推測もありえるよね
井上内親王はあまりにも人生が波瀾万丈すぎて、実際はどういう人なのか
わからないし
三十路近くまで斎宮として僻地で暮らし
帰京して親に決められた相手と結婚
当時珍しい超高齢出産を経験し、
その後棚からぼた餅で夫に天皇の座が回ってきて、当然皇后となり息子は立太子
ここまでは幸運だったが
一気に息子共々落とされる、という これだけ激動の人生なのに資料が少なくて影が薄いのもね… 娘の酒人皇女は絶世の美人だったから
多分母親の井上内親王も美人だったと思う
女帝の手記での井上内親王、楚々とした美女でいい感じ 天上の虹ファンの人のオススメ歴史漫画知りたい
女帝の手記以降の時代(ちょうど今話されてる光仁天皇と井上内親王の時代とか)の漫画ってないよね… >>412
孝謙天皇、あるいは桓武天皇や藤原薬子ならば漫画で見かけるのですが…
私は長岡良子さんの作品や、清原なつのさんの「光の回廊」も割と好きで読んでいます
比較するというよりは、それぞれの良さを味わっています
多分大きな図書館に所蔵されているであろう山中智恵子著『斎宮志』という本があります
倭姫命から恬子内親王が紹介され、井上・酒人内親王親子には約100Pを割いています
40年以上前に出版されたとても古い本ですが、もし興味がある方がいらっしゃるならと思い
書き込みました そういえば、天上の虹で讃良が紀に誘導尋問した時に阿閇と三千代を同席させていたのは
長屋王残照記の珂瑠の嬪たちの嬪号剥奪に至ったのにはこんな過去があったから的理由付けのため?
過去の妃の不祥事があったから嬪の不倫疑惑にあれだけ厳しい処分をしたんだという感じの >>413
ありがとうございます。
読んでみたい
図書館で探してみます。 オカルト系で、求めてる系統が違うと思うけど
永久保貴一さんの「闇の考証」もなかなか面白かった
霊能者と古墳群を回る漫画で
井上内親王がサイキッカーだったとか呪術合戦や怨霊史とか >>416
井上内親王は幽閉中に火雷神を生んだ伝説があるのでオカルトとの親和性は高めかもと思う
「まんがで見る五條市史 井上内親王」がネットで無料公開されているので読んだけれども
身分の高さ故に悲劇から逃れられなかった無欲の女性という感じだった 五條市内の田んぼのとこにその子供を祀った火雷神社ってあるよね
あと産湯の井戸跡なんかもあったかなー
何年か前のバスツアーで五條市にある井上内親王ゆかりの史跡めぐりに行ったけど
霊安寺から譲り受けた井上内親王(御霊大明神)の本地仏といわれてる准胝観音像とか
なかなか興味深いブツが見られたのでよかったわ
あと「井上さんに白壁王のことを思い出させないように」という市民の気遣い伝説は
マジであるらしくて周辺の古そうな農家造りの民家の壁は黒塗りされていた 同じく数年前にやった井上内親王生誕千三百年祭の前後で色々整備されたみたいで、
御霊神社本宮の石燈籠の灯り部分にミニキャラ井上内親王イラストのついた紙が
貼ってあったり他戸親王デザインの期間限定ご朱印頒布してたりと面白い活動が(http://goryojinja.or.jp/info/1911)
御霊つながりで奈良市内にある本殿が火事になりかけた崇道天皇社も近くにある
御霊神社とタッグ組んで映え系ご朱印にかなり力を入れてて季節ごとに色々と
変えてくるんで軽率に郵送購入しちゃう
この前現地に行ったら崇道天皇社オリジナルデザインTシャツとか売り出してて驚いた Kindle読み放題に多数出てるから古い作品も一通り読んだ。読みがいがあって面白い。でも衝撃とか、夢中になるとかとは違うんだよね。
美内、池田、萩尾、山岸は天才だけど、こちらは極めて優秀な秀才かつ努力家という印象。ディスってるわけではなく根本的な違いかな 歴史ものしか読めてないけどキャラがもれなく真面目(たとえ不真面目系キャラや
クズっぽいキャラであっても)だから作者の気質とか付き合いのあった人の気質の
ようなものが反映されてるのかなといった趣はある 結構教科書通り(?)に話進めてるよね
処天や古代ロマンシリーズみたいな大胆解釈!ってのがないのが物足りないといえば物足りないかも 大胆解釈!といえるのは突然の武市と人麻呂のワンナイトくらい? >>420
私は好きだけど、里中さんのヒロインは理屈っぽい
別に筋がある理屈はいいかなと
説教臭いのよりはずっといいよ 弓削皇子の歌以外の素行とかもわりと斬新な解釈だったような >>423
あれは本当に意味不明だった。
人麻呂は有間皇子にそっくりという設定から、
讃良と道ならぬ関係になったりするのかななんて思ったんだけど
(それなら人麻呂が処刑された説も生きそうな気がしたし) BL展開については人選が謎すぎるけど古代史系少女漫画作品を描きたい
万葉集を読んだあの感動をストーリーに組み込みたい私は絶対にやる!って
編集さんを説得して漕ぎつけたのがそもそも日出処の天子を読んだ衝撃からと
いう話を知ってからは人選はともかく必然的な展開ではあったんだなと思い直した でも人麻呂が有間皇子に似てる設定に不比等とは不倶戴天の好敵手になるかと
思わせる作品内の天の声は思ったより肩すかしというか活かされなかったなあ…
確かに不比等が讃良に不信感を抱かせて無実の人麻呂はって展開ではあるけど
思わせぶりな前振りでもっとすごいドラマティックに振った感じの帰結を
想像して読んでたらドラマティックを紀ィに全振りしたからびっくりだよ 今壬申の乱あたり読んでる
はんぱない人数を全部性格づけて史実と合わせたり、乖離のないように辻褄を合わせたり
それを何十年も渡って組み上げて作品を作り上げて終わらせるのは天才と言っていいと思うぞ 連載中と連載誌休刊の書き下ろし中に色々新しい発掘調査結果が出て
リアタイで修正を加えながらの完結だから本当に凄い体力と執念と
調査力だと思うよ、歴史パートも恋愛パートもみっちりしていて勢いや
展開に込めた熱が最後まで持続してるのもすごい 1巻冒頭の場面も最近は差し替えてたよね
倭姫が越智娘に嫉妬していたのが、
差し替え後だとお泊まりすると思ってお供の者も帰しちゃったのにどうして?と聞く風になってた
まあこれは後の場面で倭姫と越智娘が仲良いように見えるから辻褄合わせたのかもしれないけど >>432
差し替えしてたんだ!
完全描き下ろしになってから藤原京の規模がそれまで大和三山内に収まっていたとされていたのが新調査で京内に山があるくらいの大きさだったと判明したりね 本日22時~知恵泉「持統天皇」
来週は「聖武天皇」だけれど、こちらにも出演されるのかしら? 2週連続出演確定ですね>NHK知恵泉の持統天皇・聖武天皇 >>432
倭姫に言った中大兄の発言が問題あったからだろうね。
「いつまでたっても子が出来ないのは私への愛情が足りないせいだ。」
時代の流れで読者からクレームでも来て冒頭を差し替えたんじゃない? 高市のモノローグも読んでてエー?と思ったことを思い出した
孕む孕まないを女に男への愛があるかないかに繋げるのはいくらなんでもって
一旦本を閉じて、しばらくしてから後半巻まで読んだらそういう表現がずいぶん
丸くなってたし愛と戦友どちらか一方でなく両取りできる関係もあるという
流れで氷高皇女周辺が収束したらへんはとても良いものを見させてもらったな 里中先生自身が子供いないから、恐らくそういう事を言われ続けて来たであろう事への皮肉かな…邪推だけど
冒頭の倭姫への中大兄の言葉なんて身勝手な男らしい台詞で良いのにな >>438
皮肉という視点はなかった、台詞からそのまま受け取ってしまってたわ
珂瑠の嬪に入ってた紀竈門娘も父親から「他のお二人は孕ったのにどうして
お前には子供が…」みたいな言われようで暗に珂瑠の気を引けない容姿の
不器量とか適齢期なのに生産能力がないんじゃないかみたいな努力不足
を疑われていてかわいそうだったし末路はあんなだし… 里中先生に子供いないってことで思い出したけど
生まれたての赤ちゃんが涙流して泣いてる描写が気になってた ちょっと現代の価値観を押し付け過ぎじゃないの?
この時代だと女は世継ぎ産んでナンボの世界でしょ 里中さんの漫画でアニメ化ってありましたっけ?ドラマ化や映画化はあったと思うけどアニメはない? >>441
氷高皇女パートが結構現代的方面に寄せてきてたからなんとなくそういう受け取り方をして読んじゃったんだよね
結婚がゴールじゃないし見守る・リスペクトしあう・憧れる形の愛もあるってあたりが後半巻のほうが読んでいて楽しいなという感じ
但馬と珂瑠あたりの総括して残念な頭とひとりよがりな決め込みで動くタイプの人も、気質が治りはしないけど本人が気付ける範囲内で
少しずつ成長はするんだよという描かれ方も好き それから讃良と氷高に共通する『圧』に対する大海人の妃夫人宮人の反応だったり珂瑠の乳母的役割兼宿直女官、舎人の反応は
やはりスラムダンクのゴリ的な方向性…私たちはそこまで本気で取り組みたいわけではなくただ和気藹々楽しくやりたいのに、
この人(讃良・氷高)は場違いに熱いから息苦しい…というぼんやりとした反感混じりのため息をそこここで感じるかなあ
お互いに見てる方向も意見もバラバラなので手っ取り早く纏めるために男性天皇・皇親男性と同等の強力なリーダーシップで
「私の後ろについてこい、ついてこられないやつは足引き摺ってでもついてこい!脱落したら置いていく!」とやろうとしたら
女性からは困惑されて男性は「なんだこの女!?」みたいな反感寄りの驚きでもって色眼鏡で見られてしまうという流れの
読者体験に訴えかける共感性を大事にした描き方がとても細やかで丁寧だと思った だから正しくあろうとすることはイコール絶対的な正義や優位を保障する免罪符にはならなくて、どこかで息抜きなり法の抜け道を
用意する(律令を厳格適用することが出来なくなったので補遺的抜け道となる格式でカバーする)などのメンテナンスを常に
想定実行しないといけないんだなあ〜と『天上の虹』〜『女帝の手記』までの法整備と執行時齟齬と齟齬に対するメンテの流れを
見ていて気付かされたんだなあ
現代でも遺ってて手に取りやすい部類に入る『延喜式』ですら気が遠くなる分厚さで定期大規模メンテのマニュアルでこれとは…
って途方に暮れるもん 読者としては讃良様も氷高様も好きだけど、お仕えしたいかと聞かれたら絶対やだわww
志斐はどうやってあそこまで讃良との関係築けたんだろう >>446
天皇家に仕える釆女なのだからそれなりの家柄の出で教養のある人物なのでしょう
加えて仕事に対して情熱や覚悟を持てるといった本人の資質というものを兼ね備えていれば讃良さまも信頼するのでは https://www.jsscc.net/convention/22
来月の少女漫画研究イベントで水野先生・里中先生・竹宮先生が担当するシンポジウムが開催されるらしいけど
現地参加勢かオンライン参加勢する予定の人っている? 采女って、和女のように皇族か有力貴族との玉の輿結婚を望んでるといけど、
仕える主人が女性だったらどうするんだろうね。
そのへんの舎人を彼氏にするのか。 >>420
その人たちが天才とは思えないけど(個人的にはね)
あくまで少女漫画的な観点の人たち
里中先生はそこから飛び出し、歴史家としての評価も高いし、近年は学者たちに混じり
歴史番組への出演も多い
あくまで史実に忠実だしね
知性的かつ冷静で、漫画界の橋田壽賀子的な人かな、と
あくまで耽美的に少女漫画を楽しみたい読者層にはウケ悪いだろう 昔はアリエスとかごく普通の少女漫画を描いていたが、飛び出して成功した
時代漫画としては
大和和紀のあさきゆめみしと双璧だろうら いやいや 彼方へ
とか普通やないで
時代漫画とゆうなら あすな路坂も忘れてはならない
女だてらに職人漫画家と言っていいかと。 忘れちゃいけないって言うんだったらタイトル変換ミスしてんじゃないよ >>449
采女制度とか乳母制度はいろいろ関連書籍とかweb上の公開論文を読んでみたけど難しくてイメージしづらかった
皇子女に乳母が複数付く・乳母の人員整理や交代もあるという記述では桜井弓張とか鵜野讃良みたいに複合ネームが付いたりするし
伊賀宅子郎女の所生だから伊賀王だったのが大友皇子に変わったりというのはそういうことねと学びを得たけども
奈良・平安初期あたりで律令制が固まってからの史料をもとにした論文と
こっちのリンクの論文を突き合わせて読んでみてもやっぱ制度として洗練されてく
前(古墳〜飛鳥時代)の慣習的なやつだとちょっととっつきづらい傾向があるね
あと地方採用枠の采女・舎人・膳夫制度と並行して登用される畿内採用枠の氏女制度もわけがわからん
采女の採用年齢と変わらなかったのが平安初期のわずかな期間にいきなり35歳以上の独身女性を募集!ってなるし リンク貼り損ねたけどタイトルは『名代について』というやつ >>452
あすなろ坂は暗かったなあ
誰一人明るい未来じゃなかったような
しかしあの作品で時代作家への道筋が開けたよね いやいや あれはあれで希望が見えたかと
なかなか死なない初代ヒロインには
もう笑ったけど。 >>451
あさきと天上の〜は同じ雑誌掲載だったっけ(うろ
時代漫画といっていいかどうか判断に悩むがよしながさんの「大奥」と池田さんの「ベルサイユのばら」 >>459
頭の中で思ったこと・気になったことを推敲なしで即書き込むの控えたほうがいいよ
多分普段の会話と同じ要領で掲示板でやりとりしてしまうんだろうけどさ
わざわざ訊かなくても推測ついてる(自己レス内で解決してる)じゃん
それと書き込むときにsageるにチェック入れるのを習慣づけるといいと思う >>449
>>454
紀と弓削や、但馬のような、いけない恋に燃えが上がって、
出世の見込みもない主人に仕えている采女と舎人達は大変だあと読んでて思っていた。
その分、和女は賢いや。 >>456
暗かったっけ?と思ったけど
あすなろ坂とあした輝くと勘違いしてた
あした輝く、検索したら映画化してたんだね
ヒットしたのかなぁ?
https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/03989/ あさきと天上の虹はmimiで長年連載してたから講談社の二大作家だと思ってた あした輝くは
当時でもよく少女漫画で描けたと思う
辛い時代だったろうなあ。 天虹一巻の大海人
額田が中大兄に譲られることになってしまい、大海人は半泣きで額田に頭を下げる
アトンの娘のツタンカーメン
アンケセナーメンに別れると言われ、ツタンカーメンはアンケセナーメンに土下座
皇太子が一采女に頭を下げたり、ファラオが王妃に土下座したり、
男の方が悪いとはいえ、腰低すぎっ!
身分違いという時代背景を無視してるのか。
古代エジプトの王妃の発言力はどれだけあったか分からないけど、
王家の紋章のメンフィスだったら、自分が悪くても土下座なんて絶対にしないぞ。
他の王の身分の登場人物もしないと思うけど。 >>466
王家の紋章の登場人物はほぼ全員人の言うこときかない 天上の虹の初期もだけどさ、中期の「紀皇女にきらわれちゃう」って涙ぐんでる珂瑠皇子とか長屋王残照記で
雪うさぎを捨てられるくだりの「なんでも言うとおりにするから嫌いにならないで」と安宿媛に縋る首皇子は
大海人・草壁の直系なんだなあって感じがすごくするわ
逆に「子供は堕ろせ」って采女をヤリ捨ててクビにした弓削は一体誰の遺伝であんな気質になったのさ?と思うし 話を続けるけど、作中の大海人が頭を下げたり謝ったりしたら「おおらか」「身分の分け隔てなく接するお方」
みたいな感じで好意的に作中人物に受け止められる美点として描かれそうなんだけども草壁・珂瑠・首の
子・孫・曽孫世代になると「至高の身分となるべきお方がそのようなことで情けない」って欠点扱いされちゃうやつなんだよね
女帝の手記で阿倍内親王もそういう気質がしっかり受け継がれてて(仲麻呂とか道鏡をどこまでも贔屓したがるとこ)
大海人直系男子女子のキャラ付けに対する里中先生の描き方はほんとブレないなあと思った >>468 采女をヤリ捨ててクビにした弓削は一体誰の遺伝
問題を先送りにするあたり?
>>469
大津も「おおらか」「身分の分け隔てなく接するお方」系だよね
草壁、珂瑠、首が欠点扱いされるのをはねのける自信があればよかったけど
小さいころから色々圧力受けて育ってるからそうはいかなかった >>470
大海人と大津父子は作中だと「おおらか」なポジティブ評価なのが作者と価値観がすり合わないなーと思った
あれは現代(特に21世紀に入ってから)の価値観だとデリカシーが薄くて無神経で妻を表面的・類型的にしか観てない
(「讃良はそんな女じゃない」←そんな女だよおめーの妻は、高市は自分のステップマザーのことをよく解ってるよだとか
「山辺は姉上に似ているのだけど、やはり違う」←そら従姉妹同士ってことしか共通項無いしお前のマザコンとシスコンを
ひっくるめて妻に投影してんじゃないよ)だけでは?みたいな印象になっちゃう 快楽優先で問題先送りは穂積もそうだったね、しかもお手つきしながら「女なんて誰でも同じ」のテンプレ評価つきで…
まあ弓削と較べたらうっかりお手つきの責任を取る兄(草壁)譲りな最低限の甲斐性はあったと思うけど
但馬という本命が居ると知ってて「こうなったらお子を儲けて側室ポジション確保して成り上がるしかない」と
地元の彼氏利足くんをきっぱり切り捨てられる和女の切り替えは実に早かったし、後段でスポイルした彼氏(主君)との
お子さえできればとズルズル蜃気楼な希望を持ち続けてしがみ付き続けた立野との差がえげつないなー >>471 「讃良はそんな女じゃない」←そんな女だよおめーの妻は
そうなんだけど、讃良の方も「あの方と私はそんな関係ではない」て言ったけど
結局大海人は大津のことを言いそびれてたからおあいこではないだろうか
大津の件でかわいそうと思ったのが、瀕死の川島が過去の友情を思い起こす
シーンで思い出したのが大津と忍壁で、草壁は思い出してももらえなかったこと
たらればになるけど、大津が天皇位を継いでたらどうなってたんだろう
あの軽率と勇気を履き違えた振る舞いでまた戦が始まった気がする 草壁は途中からライバルポジションになっちゃったから大津・川島・忍壁組と壁が出来ちゃったのがねえ
川島もお前が一番年嵩なんだから僻んでちょくちょく余計な口挟んでないで年上お兄さんらしく振舞うべきだったわ
少なくとも親友なら大津の手綱をもう少ししっかり持っておけなのと、磯城を止めてやれよっていう
だから弓削から「どうしてあの叔父さんのせいでぼくたちまで悪く言われるのー」扱いされるんだし、
泊瀬部は僻み根性気質で人間としての器お猪口レベルの夫にあの決定的決裂までよく耐えたなとも思うね 里中満智子先生の作品で、俺の権力を脅かす奴は誰であろうとも許さん!なキャラクターは、
中大兄と、人間じゃないけどギリシア神話の神々全員だと思う。
>>473
草壁には母という後ろ盾がいて、女帝の手記の阿倍にも藤原氏という後ろ盾がいたけど、
両親を失った大津は即位してもかなり不安定な立場だろうねえ。
山の民であるアマメではみんな大反対するだろうし、
妻の血筋である赤兄の一族でも再興させるのかな。 正妃(皇后)になった山辺が母(常陸)と叔母(おおぬ)を引き上げて穂積きょうだいが優遇される幸せな未来かもしれない
穂積は但馬との不倫で失敗する未来がなくなる・紀は弓削との火遊びコースの選択肢がなくなる・田形に結婚願望が生まれるで三方ヨシ! アマメの子(カムイ)は井上内親王が自分付きの女嬬の嫡男だった他戸親王を養子にしたみたいな伝承を
応用して后腹の嫡男粟津王ですって血統ロンダリングすれば、蘇我氏(石川氏)の一族郎党みんなニコニコだね >>473
大津は所詮天皇の位は無理だったと思う
周囲のベタ誉めや父親の依怙贔屓で勘違いしてしまったのか
そりゃ自分だって血筋的に草壁と同等だし
友達多いし、女にもモテるしと思うだろうが
なんといっても大津は次男だし母親は亡くなってる
姉は斎宮として辺境に追いやられたまま
そういう立場を冷静に理解すれば、自分は
後ろ楯なんて全くない
浮いた存在、とわかるのに >>478
大伯もさ、畿内にいる大津視点だから都落ちに見えるけど奈良時代末期(酒人内親王あたりを境にして)
までは伊勢斎王って皇女と内親王のガチガチキャリアコースだから偏に辺境暮らしとも言えないんだよ
聖武の内親王だった井上は盛大に平城宮から見送られていてそれが斎王群行のスタンダードになったし、
マジで忍壁のセリフじゃないけど大津は何をそんなに生き急いだんだろうなと 長岡良子の作品だと新羅と結んで…とか壮大なifドラマになってたから里中さんのやつはええ〜〜〜正妃のケアも
ろくにせずに石川郎女とな!って目を剥いたわ
山辺推しとしては従姉妹に手出しして草壁あら奪うんだーとか
お前いい加減にって思うし、それに飽き足らずアマメさんだしお前ほんとお前だし、山辺があれほど欲しがってた
嫡男までこさえてるしもうね
『天つ雷鳴』の大伯と山辺が実はそっくりだったっていうアレンジが好きだったから山辺の顔面偏差値が
微妙に大江寄りに引き下げられたのもエーッてなった >>479
井上は伊勢から帰った後で結婚してるし
斎宮でも都に戻った後で結婚している皇女も
何人かはいるはず
しかし大伯が気の毒なのは
父親の大海人は、わざわざ
最愛の娘である十市と長男の嫁である
阿閉を伊勢に参拝させていることだ
二人とも最もいい結婚をし、男児を生んでいる
結婚も子を持つことも禁じられている
大伯の心情はどうだったろう、と >>481
なにしろ斎王制度のトップバッターだから潔斎や帰京後の身持ちも厳格にってのが求められるよね
作中だとこっそり紀記編纂の口承伝達に関わってたけども、あれだけ天武・天智の皇子をまとめて政治参画させてきた
叔母(讃良)がきょうだい中トップクラスキャリア系皇女の大伯を枯れさせたままほっとくとはどうも思えない
あんた犯罪者の身内だからずっと弟の菩提を祈り暮らしててね出世の話は無しだし結婚もすんなって、ワーカホリック気質の
大后女帝が同母姉の長女をそんな埃かぶった扱いにとどめるかなあ
あと思春期にアホ男子から引き離されて育ってると帰郷したときにいざ異母の弟たちを見聞きしたりしてあー男って
やっぱアホだわ結婚の意義がわからないからひとりが気楽でイチバンみたいな思考になりそう
穂積と弓削の噂話とかは風の噂に乗ってくるだろうし、異母弟妹は肉棒と子宮でものを考えるアホしかいないのかって
結婚(不倫)というパートナーシップ形態に夢が持てなさそうだし 讃良は都に戻った大伯に気は使ったかと
大伯が弟を弔うために神社を建てたい、というのも
影ながら支援したろうし
しかし、大伯も弟さんのことは気の毒でも
大伯に何の非もない
心を外に向けて弟以外の短歌も残して欲しかった 弟以外の歌も詠んでたけど、悲劇の大津を補完するためにも
弟以外の歌は残ってないのかもね 大津を殺したのは大海人と
このスレでも何度も出てくるけど
自分もそう思うな
大海人は大伯を伊勢に追いやった
後ろめたさから大津を優遇したんじゃ、と 『死者の書』版の大津皇子(滋賀津彦)はなんかもうすごいことになってたよね
平安時代の「龍になって天変地異を起こした」伝説から帰納したのか辞世の句のさっぱり感ガン無視のキモいストーカー骸骨なってるし
人形劇ダイジェスト版だと南家郎女に夜這いに行くシーンがどう見ても永遠の詩版ロバート・プラントだったし そして陵の石室の中で「正妃と嫡男のことなんぞどうでもいい、中臣の耳面刀自を妻によこせ」だから
天上の虹版の大津も死に際に特に正妃に思いを巡らせなかった描写が死者の書リスペクトなのかなと思わないでもない
女帝の手記あたりでキモくなって怨霊みたいになって再登場したら嫌だなあ(なんといっても藤原仲麻呂や
淳仁天皇がいるし)と惧れたけど杞憂でよかったあ 萩尾望都の高名な伊勢斎王をテーマにした戯曲でも2番目くらいで大伯のエピソードが取り上げられてて
阿閇・十市が伊勢に来た記録もきちんと取り上げられてたんだけど、高市が執着してきてキモいんだよねとか
わたし都内の大津皇子ファンクラブ入ってるのよーってはしゃぐ十市に大草原 >>473
大津が天皇になるなら相当バックを強力体制にしなきゃ
無理だった
藤原4兄弟みたいな有力貴族に後ろ楯になってもらい
讚良と草壁を追い出し、幽閉、自害に追い込む
くらいえげつなくないと 藤原仲まろが政権好き勝手に出来ていた辺りが
えげつない歴史の汚点だなと思った
天皇と闘う辺りがもうね、敗者だから盛っているかもしれないが、道鏡エピあるからヤバいのは女帝もか? 道鏡の件は聖武天皇の仏教路線をさらにもう2段階くらいアクセル踏んだだけじゃないかしら
いとこはとこの皇親たちがことごとくなにかしら叛乱起こそうとするわもと皇親で藩屏になるべき貴族筆頭
橘氏の奈良麻呂がアレだわでクッソ!南都仏教総本山東大寺の禅師を恃むしか無い!となるのはわからなくもない
もし東大寺僧による皇位継承が成り立てばイタリアのローマ教皇形式で宗教国家化したかもしれないね ついでに仲麻呂がクソなのは官名に機関名を全部唐風に切り替えたとこだと思う
あそこだけ唐風ネームが乱舞してるから史料読んでて仲麻呂に殺意が湧く 女帝の手記の藤原仲麻呂
「中国のような皇帝になってやる!」
つまり、君主がアホだったら玉座を奪ってもいい、天が許してくれるという
易姓革命を起こしたかったのかな。
でも、疑心暗鬼という職業病にかかって、粛清→粛清→粛清の無限ループになりそう。
日本に伝わらなくて良かった! でも臣下の藤原じゃ皇位はどう逆立ちしても無理じゃない?
そもそも天武・持統が抜擢したのがきっかけで、しかも天皇家に対する不満の弾除けにさせるつもりで不比等に天武子飼いの県犬養氏との婚姻を認めることで
天武・持統麾下に取り込んだっていう事情がある以上は皇位簒奪は現実味がないし >>494
臣下の仲麻呂じゃ無理だね(道鏡もか)。
平安時代みたいに娘を入内させるのが一番穏便?かもね。
玉座を奪っても、その後はどうするんだよと考えてないのは明智光秀みたいだなあ。 >>495
結局「おまえ臣下風情じゃん」ってことだから高御座に坐る資格は認められねーわってなるんだよね
塩焼王・不破内親王・氷上川継の親子はまさしくそのパターンで舅の聖武と小姑の称徳が懲罰的に臣籍降下
させたから桓武朝で川継を担いで起こりかけたクーデターも即消火されてしまったし、平安時代に陽成天皇が
譲位させられたときに「でもあいつそもそも源氏でオレの家臣だった男じゃねーか」とこぼしてるし 女帝の手記、出家した女帝と道鏡が抱き合うとか
なんだかねえ
しかし道鏡は悪い人ではなかった解釈
いいな、と思う 道鏡の字を見るとちょっと驚く
道鏡はあまりお勉強は得意でなかったか
あるいは難しい字をかくのが嫌いな
面倒臭がりだったのか
道鏡の道は綺麗に書くのに鏡は乱暴に書き
なぐってる感じ
漢数字や簡単な字は丁寧に書くのに難しい字は
適当に書いてる
しかも全体に曲がってるし
僧侶という立場であの字には驚く
僧侶は日頃から写経で相当字は上手くなるはず
なのに
戦国武将でも立派な字を書く いまの季節にピッタリなジャズですが、だんだんSF的サウンドに変貌していきます。
途中の唸るようなフィードバック・アンビエントは、大気圏突入を表しています。
//youtu.be/f0og1UrDFy0
スマホは高音が歪みやすい設計なのでイヤフォンなど使うと
それらを気にせず音の広がりなどを楽しめると思います。PCは問題ないです。 でも当時写経するのって僧侶よりも大学寮とかあのへんにいる写経生でしょ?
当時の僧侶だったらサンスクリット語に堪能・唐語できます・加持祈祷できますでOKみたいなとこあるし
多少の悪筆はセフセフって感じなのではない?
あと称徳天皇の直筆の『宜』とか藤原仲麻呂の字とかはじつに光明皇后(安宿媛)の娘と甥っ子だなあという感じがする
字から漂う自信満々なベクトルが似通っているというかね
ところで福井で里中先生の原画展が9月はじめまでやってるね
万葉文化館や斎宮歴博の原画展示になかったやつとか出てそうだからお盆休み中に見に行こうと思う 称徳天皇の字も、繊細とか美筆とかとてもいえない
字の大小さえいい加減という
藤原一族の人だなあ、と 本当、光明と称徳の自信満々さとか
性格が字に出てるよね
淳仁天皇の直筆はバランス良く
力強さと繊細さもあり
天皇の地位を追われ、流された後も
淳仁を慕う人たちが流刑地に
押し寄せたのもわかる感じ でも阿倍内親王も可哀想なとこあるよ、従兄弟たちは協力してくれないどころか皇太子に立てられて践祚した
自分を頑として認めようとしない(橘奈良麻呂の変)し乳母まで裏切るし、異母妹もその婿王と一緒になって
反抗的で聖武帝の正嫡って威光を頼れないんだから
そうなると自然と母方の藤原氏恃みになっていくのも仕方ない気がする 好きですよ おそらくストリッパーの主人公の少女マンガは他に無いかと。 藤原一族がすべて壊してしまった
初期はいい人たちだったのに 福井でやってる作品展、天上の虹の最終話プロット(字が細かすぎて読めない)とか軽の池の返歌を書きつけてる
紀ィのページの原稿に但馬と高市のカラー扉絵、あとは
大刀を持ってる氷高のネーム(コピー品)→ペン入れ(コピー品)→仕上げ(生原稿)工程の展示とかも揃ってて見応えがあったわ
万葉文化館の過去3回分の作品展では展示されてなかった原稿もちらほらあったし
ラファエロの漫画のプロットも展示されてたけどリアルチラシの裏で吹いた 長屋王が自害した後、屋敷は光明皇后が住んだ。
漫画の解釈でいくと、なんで氷高は反対しないんだよと疑問が出てくるんだが。
藤原の娘を住まわせるだなんてと無念じゃないの?
漫画と違って、実際は氷高にとっても長屋王は脅威の存在だったのか、
それとも権力を持たない女性だったのか、国も政治ももう嫌だと考えることを放棄したのか。 現代で言うところの事故物件(自殺者が出た物件に不動産屋の社員が住むことで事故物件実績を解除する)扱いとか? ※512
現代人の価値観で考えると、赤の他人からしたら事故物件かもしれないけど、
遺族である親族にとってはそんなの関係ないじゃないの?
世田谷一家殺害事件で遺族が家を壊すことを反対しているように。
まあ、聖武天皇も親族だけどね。 長屋王の家に住むことは身内がしたことのせめてもの償いの気持ちか
しかし気の強い光明皇后からしたら、
世間で言われる祟りなんて私は全く気にしてないわよ
というパフォーマンスかな、と 祟りとか怨念への恐怖は現代の今とは比べものにならない位に信じられてた時代なのに凄いわ >>508
安心して、フィクションの漫画と違って、史実の房前は長屋王の屋敷には行ってないし、
武智麻呂も宇合も、天皇に命じられて仕事として尋問をしただけだから。 史書の経過を辿ると帝と藤原氏主導というより帝と親王たち主導に見えるよね >>506-507
さすらい麦子って最後は、どうなっておわったんでしたっけ?バッドエンド? >>518
麦子のドタバタ行動がテレビで実況されてオンエアされる
それを見ていた父ちゃんが売れっ子のタレントになったんだなと勘違い、
俺なんか居なくても生きていけるな、と
去っていく 一応 強く生きていく決意を見せた終わり方だったと
思いますが。 >>519-520
教えてくれてありがとう、後味悪いラストじゃなくて良かった
里中さんって昔の少女漫画では珍しいことに、バッドエンドがちょいちょいあった印象だったけどそうでもない? >>521
優等生の兄と知的障害の妹の話がそうだったかな?
妹が家中の床を磨いて兄嫁が床に足を滑らせて流産して
兄嫁が妹を罵倒して・・・
死因は忘れたけど妹が死んで
兄は遺骨を抱えて嫁と離縁(?)して
故郷に帰る列車に乗るという
短編だったけど何の単行本に収録されてたっけ?
ヒロインの想い人が脳腫瘍に侵されて
奇行が目立ってきてその後姿を消す話も里中先生だっけ? >>522
どっちの話も、知らないですけど救いがないですね
誰も幸せにならない
何か忘れたけど、コメディかと思ってたらバッドエンドで驚いた話もあった記憶 手塚マンガで育った人ですし
ハッピーエンドばかりでは底が浅くなるばかりだと分かって居られたんでしょう
青年向けのパンドラでは
戦争でカタワになってしまった好きな人を
見捨てる事になる複雑な話とかも描いてるし。 >>522
妹の名はシノブちゃん?
確かにあらすじだけだと悲惨なエンドなんだけど
生前シノブは嫁の両親と静かに心を通わせていたりして
離婚の時は嫁が「いつかシノブちゃんの思い出を語り合うことが出来る日を待っています」とのモノローグありで
そんな二人の気持ちを両親も尊重する
そして兄は不憫な妹の遺骨を胸にやっと兄妹二人きりの時間をかみしめる
深い悲しみの中でこの残された人たちの幸せを祈らずにはいられないというしみじみとしたエンドでした >>526
すみません、
もはや妹の名前まで覚えてません
物語の冒頭にて悪ガキに騙されて
馬糞を食わされそうになってたのは覚えてます
「フンバ」とか言って
高校の同級生が映画「エレファントマン」を
「観る度に腹が立つ」と言ってますが
私は冒頭の馬糞のシーンを思い出す度に腹が立ちます よく知らんけど
エレファントマンて
何が腹が立つんです? あれだけ虐げられてるのを見て不快にならない人は多かろう
実在したジョンメリック氏はあそこまで虐待されてないと思われる
見世物一座に売り飛ばされたのではなく
自ら「俺を使ってくれ!」と売り込んだそうです >>522
読んだ気がしたので母の書庫を当たったら発見できました
該当作のタイトルは「遠い青空」、うちにあるのはコミックス「幸福の条件」に入っています
火事で家と両親を失った年の離れた兄妹
兄は成績優秀で大企業に就職、まじめで熱心なので上司の覚えも良い
妹(しのぶ)は火事のショックで知的障がい者になって幼児のような精神状態
役員の一人娘のお嬢が兄に一目惚れ→妹も一緒に住む条件で婿養子に入る
しのぶは幼児のような行動で周囲に迷惑をかけるが嫁は「夫のため」にしのぶと仲良くなろうとする
嫁親(特に父)はしのぶの明るさや優しさを見抜いておおらかに受け入れる
しのぶが茶こしではなく出汁濃しを使って入れた紅茶を美味しいよと飲んでくれるエピソードなど
嫁が妊娠してしのぶは嬉しくてメイドのお手伝いで床をピカピカに磨く
顔が映るほど磨かれた床で滑って嫁流産
錯乱して「あなたのせいよ」としのぶにカップを投げつけて顔に傷をつける
しのぶはふらふら家を出て車にはねられて死亡
夫婦は離婚、「待っている」と嫁父と「ごめんなさい、いつか戻ってきて」と泣いて悔む嫁
兄はしのぶの遺骨を抱え両親が眠る青い空の故郷に帰る >>531
これ、嫁も気の毒、兄も気の毒、もちろん妹も
哀しすぎるね、救いはあったんだろうか・・・ >>531
>>533
里中先生の作品は「さすらい麦子」から入ってるので
この作品は読んでて本当に辛かった(泣)
連載作品でこんなの無かったっけ?
主人公←ラーメン屋のバイト(?)
ラーメン屋の息子←主人公にラブ
パッとしないラーメン屋だったが
主人公の影響でラーメン屋の親父の腕が上がったみたいな流れ
腕が上がったのを親父の奥さんが認識する、みたいな >>534
それ、最後に悲劇が待ってる?
ヒロインのせいで・・・と思わせて実は別の原因
里中漫画って超金持ちか、超貧乏の差が激しいね >>533
それぞれが幸せを追い求めた末の悲劇ってところがいっそう涙をそそるんですよね
故郷へ帰る兄は妹を幸せに出来なかった自分を許せるはずもなく嫁のところに戻るなんて考えられない
それでも年月が少しずつ悲しみを癒して、一途に元夫を思い続けた兄嫁が故郷を訪ね、悲しみを抱えながらも穏やかな生活の中でささやかな幸せを感じ始めた兄は自分を愛し続けてくれた嫁を心から愛しく思う
そんな未来があってもいいと思うんです
そう想像させてくれる誠実さが嫁の両親を含めた登場人物にはあるといいましょうか >>535
すまぬ、最後まで読んでない
なんなら物語の冒頭も読んでない
タイトルも覚えてない
ラーメン屋のニートみたいな息子が
主人公に言い寄るんだけどその気にならないみたいな話
悪い気はしてなさそう >>553
良い話だと思うけど、何歳ぐらいの読者層想定した漫画だったんだろうね
里中さん、少女漫画のわりに、えっというタイミングで後味悪いエンドがあってトラウマになったとか言ってる人いた >>538
わりとリアル寄りの悲劇ものって当時流行ってたのよ
外国のおとぎ話風のじゃなく日本が舞台で戦争とか孤児とか病気とか
少女漫画雑誌一冊に1話くらいスパイスのように悲劇や大人っぽい恋愛ものが入ってた 芸能界で華やかな話かと思った「スポットライト」も
かなりの悲劇が詰め込まれてたね
ドラマ化されたら面白かったのに >>541
毒親、改心しなかったんだ
宮沢りえのママとか、いろいろ言われてたけど
娘は大成したしセンスはあったんだね 確か 最後まで「母さんは黙ってて!」と怒られてた始末だったと。 のぞみの憧れの人(ジュンさんだったっけ?)も脚が動かなくなったり不幸のオンパレードだった 僕は君以外いらないよ、君以外の人間が死んだっていい 先生凄い!また出世したね!
もう一度天虹を読み返すことにしたよ。
ついでに先生は古代日本史だけではなく、漫画ギリシア神話を読んでギリシア神話に興味持った人も多いと思うから、
そっちも評価されてもいいと思う。
まあ、自分がそれで興味を持ったクチなんだけど。 来年1月に自伝本が出るのかー
少女漫画界の大御所からどんな濃い話が出てくるか楽しみ 天虹キャラのMBTI予測
讃良…INTJ
大海人…ENTJ
中大兄…INTJ
高市…ISTJ
十市…INFP
大友…ISFP
あへ…ESTJ
かる…INFP
氷高…ENTJ
吉備…INFJ >>550
情報ありがとうございます
里中先生、画業60周年だよね
展覧会も開催してほしいな
富山での展覧会は新幹線に乗って見に行った 画業30周年の時は大々的にやられたよね
中学生の頃、まさかの九州のうちの地元にもきた ギリシア神話のゼウスと天智、確かに似ている
雨の日に全裸で叫んだり弟の嫁欲しがったり 愛子様が日本の歴史と和歌に興味があるというニュースを聞いて、だったら天上の虹も読んだのかなあと思った。
讃良とは直接の血の繋がりはないけれど、
天智→志貴→今の皇室の繋がりで、ご先祖様の天智が裸で何が悪いと飛び出したシーンも見ちゃったのかな… 天上の虹文庫本二巻
書き下ろしの「歴史物知り講座2」
「昔の人は一夫多妻制で女性が可哀そう」
「大海人は十人の妻がいたが、子供がいない妻は公式記録に残されなかったかもしれない」
「女は子供を産む道具じゃない、女も立派に一個の人格だ」
讃良の母って正妃じゃないし、倭媛のこと無視してるよねというツッコミは置いといて、
男尊女卑の背景もあったかもしれないが、養老なんとか令では七歳未満で亡くなった子供の喪に服さないと定められていて
夭折した子供も一個の人格と扱われなかったらしい。 もしも天虹の讃良が令和の時代に蘇って、権力をふるえる立場だったら、
深刻な少子化問題をどう解決させるんだろう。
愛は人の命よりも地球よりも重い!日本滅亡の運命を受け入れましょう!かな。 >>1
里中先生キター
お願いします🙇
原作クラッシャーズ日テレホリプロミカミアイザワ&小学館スドウ一味の悪行を糾弾してください! 『漫画を描く』買ってきてゆっくり読んでるけど道鏡の出てくるお話を描いてるって里中先生が
母親に伝えたらヒステリックに「そんないやらしい話を!」
って言われてどうにもならなかったというくだりで笑った
戦前生まれの親だと孝謙天皇と道鏡っていうとどうしても江戸時代に盛られた巷説のほうが浮かんじゃって
許せなかったんだろうなあ すごいな
うちの親なら「どうきょうって何?」で終わる >>559
天照大神の現し身として民族主義を煽るよ
天孫の民として誇りを持てと >>565
でもアマテラス信仰は天武と持統が新たに創り出した新しめのやつって研究もあるじゃないですか
民族主義っていっても持統天皇の時代だと(天上の虹内の設定では)火の国豊橋の地元民すら
畿内の天皇の権威に従わせられてないし、
大津と関わりのあった山の民は畿内から東北に逃げちゃったし天孫の民それっておいしいの状態 先生、例のセクシー田中さんの事件でコメント出した記事、先生76歳か…
年齢的に大伴家持の漫画大丈夫かなあ。
当時の世の流れと家持の人生は、とても1、2冊で収まると思えないんだが。 >>566
でも東国出身の防人もいるのなら、
蝦夷の果ては難しそうだけど、関東あたりまでは大和朝廷の影響力はあったんじゃないの? >>568
大王・天皇の勢力範囲は律令制下の国境の割り振り方でもなんとなく窺えるんだけど
畿内はやたら国の仕分けが細かい<<<畿内から遠ざかるにつれて仕分けた
国面積がデカくなっていく(関東・東北地方は特にその傾向が強い)んだよね
だから701年の大宝律令制定時点の東国の恭順率とかを天虹読みながら
万葉集と突き合わせて考えると、西国の隼人は天武・持統政権下での
安定支配が出来ていて元正・聖武・孝謙朝では中央政権ガッツリ系武闘派貴族
大伴旅人が大宰帥の拝命を受けて畿内→筑紫国に赴任して大宰府で執務をこなす:
九州からは隼人が平城に上京して隼人司勤務の隼人正という地方エリート扱いを受けていたけど東国は >>568
防人供給源として利用はされたけど帰りは知らん、お前が行きがけに郷国から
歩いて来た道を思い出して帰れ!って放任主義であえなく野垂れ死にした
元防人が続出→平安時代初期に防人制度を見直して健児制度に改善する
という流れがあったことを鑑みると関東に及ぶ朝廷の影響力の大小を測る
のがちょっと難しいかなあと思うんだよね
701年時点で整備された大宰府と白村江のトラウマで建設された防衛設備
水城の揃った九州と較べて東国(関東)方面はどうもおざなりに感じるな >>561
ビッグモーターも日大も宝塚もジャニーズもダイハツもトヨタも記者会見したり、
第三者委員会を立てたりしてるというのに、いまだに知らんぷり!
テレビ業界が謝ったら死んじゃう病だとは知ってたけど、ここまで酷いとは。
漫画家も体力と精神を削る仕事だというのに、思ってたより立場は高くはないんだね。 自殺問題で久しぶりに動く先生を見た
コロナ前に講演で見かけて以来だ
古本でたまに先生の過去作見つけて読むけど
最近発見した愛生子って戦後の話も描かれてたんだな
中世ヨーロッパから古事記の世界にそして現代と本当に幅広く色々書いてらっしゃる 里中先生も古典や神話や宗教を漫画化にしてるけど、ほぼ別物のような酷い改変はしてない(はず)
先生自身が言ってるように、ギリシア神話も日本神話もそもそも古代の時から設定と解釈がバラバラだしね 相次ぐ訃報ニュース
里中先生、委員会や漫画の執筆は大変かもしれませんが、体を労わってください。 相次ぐ訃報ニュース
里中先生、日本漫画家協会や漫画の執筆は大変かもしれませんが、体を労わってください。 今までに神話・聖書・仏教思想のコミカライズしてるし学校の図書室で読んだことあるけど、歴史ものや少女漫画・レディコミとは違って愛の湿度と熱量がほどよく抑えられて読みやすい 長屋王残照記を読み返してみてるところなんだが、氷高内親王と安宿媛がでかつよ・首皇子がちいかわにしか見えない
ついでに女帝の手記の阿倍内親王はハチワレにしか見えない
仲麻呂はモモンガみたいだしやっぱり安宿媛はでかつよだし
デウスエクスマキナ的な存在の島二郎がいないせいで天平年間の地獄みがひたすら深いなあ >>577
そういえば、釈迦とか近松門衛門の漫画は流石に「愛」の単語は出てこなかったね。
キリスト教の世界じゃないもんね。
アンケセナーメン「この世で一番大切なのは愛」
実際のツタンカーメンの遺品は他の古代の王国と同様、敵国を蹂躙してる絵ばっかりだけど、
まあ漫画はフィクションだからね。 きょう放送予定の「英雄たちの選択」の桓武天皇回、里中さんもコメンテーターするんだね
大伴家持の描き下ろし漫画執筆中だから時代がかぶってるといえばかぶってはいる 園遊会ご招待のニュース
早朝のテレ朝で「サトナカミチコ」と読んでいたぞ
ゴルァ! 桓武天皇回、さすがに持統天皇回のときみたいに愛に収束しなくてよかったね
怨霊と御霊信仰対策も脅えたからでなく年数経ってるしケリをつけておかないと
次代に響くからみたいな合理性で結論づけられていたのもベネ ブログ記事で80年代あたりの絵柄を取り込んでAI学習させたやつの出力イラストも上がってたし、
AI里中満智子先生風イラストとアナログ原稿とCG処理のマッシュアップしたらすごい作品が出来そうな感じ 新しいものにも意欲的だ
園遊会、さすがに髪は染めるよね
横尾忠則さんもどんな出で立ちかな 個人的にはAIには反対な物ですが・・・
あくまでアシスタント的な物なら
まだしも 人の手が加わらないなら
読む気がしない。 讃良
「夫は私を女として見てない、寂しい……。」
「でも私には息子がいるわ。」⇒毒親になる
大河ドラマの藤原道綱の母
「私は妾だし、夫はたまにしか通ってくれない、寂しい……。」
「でも私には息子がいるわ。」⇒息子の出世アピール運動しながら、日記で憂さ晴らしをする
讃良も草壁にぶつけず、他にストレス発散できるものがあったら良かったのに。
でも跡継ぎ争いをありふれた骨肉の争いとして描かず、毒親という違う視点で描いたのは面白いな まさに皇女(ひめみこ)様だね
色がお白いから、天上の虹のような裳をもとったヒラヒラ衣装もお似合いになりそう 飛鳥時代は日記文化がまだ無いからねえ
大津の件も彼が大海人と較べると口ばっかりで行動が
微妙に伴わないんだけども父譲りに人望を得るカリスマ性は
受け継いでいて…みたいなとこを解像度高めに描いてて面白いよね
大津のガバガバ計画だと草壁から皇太子位をもぎ取って即位したら
山辺を皇后・大名児を夫人あたりにしてアマメを時々呼びつつ、
山の民に肩入れした政策を進めるみたいなノリだったのかな
磯城は大津に乗るかもしれないけど、めっちゃ川島と忍壁の胃が犠牲になりそう 讃良も壬申の乱の桑名あたりで流産した設定の子(草壁のスペアか
大伯皇女のスペア的存在になりそうな)が無事に産み月を迎えてたら
草壁ひとりにあれだけ期待と重圧を掛けるような行動に奔らなかったと思うんだよね
讃良はなんだかんだで理知と自制が勝るタイプの女傑として作中で
描かれてきてるから大海人の正妻ネグレクトはあいつおおらかと
いう名の無神経で中高年まで来てるから矯正の仕様がないとして、
草壁の同母弟妹ができてたら草壁のみならず阿閇と氷高たちも
かなり精神的に楽だったろうにとも思う 先生「皇族方がお出ましになる頃には雨が上がったのが奇跡のようで驚き。」
天皇陛下の御即位の時といい、愛子様の伊勢神宮参拝の時といい、
天照大御神の御加護なんだとホントに信じてしまいそうになる偶然。 婦人公論にインタビューがございます
激務の漫画家といえ、お加減はずっとよろしくないようですね >>593
日記どころか、天虹の時代でようやく「和歌を纏めよう」という発想に辿り着いた。
古代ギリシアは紀元前数百年前から傑作文学を残しているのに、なんという文明の差よ。 病気もあるけど、年齢による体力の衰えもあるからね。
元気がない自分の親を見てみると、年老いても現役の漫画家は凄すぎるわ。 >>598
里中さんも指摘してるけど、老若男女、身分を超えてるの? 万葉集が庶民もふくめた歌集というのは幻想って、歴史学者が言っていたよ
当時文字を解し歌を残せる人なんて、かなりのエリート だとしてもエリートが読んだかもしれない句を庶民の句として残す下地があったのは大きいと思う 第二回 『万葉集』は「国民歌集」か
正しい一臣
www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho/tsuushin/rensai/man-you-shuu/002-01.html
短歌型式がそもそも大和朝廷の文化
地方の民謡だったなら別の型式だった可能性が高い
品田悦一「万葉ポピュリズムを憂う」
www.hakusuisha.co.jp/smp/news/n32525.html
土地の表記の仕方が中央からわかるように国名からの重畳表記になっている
地方の豪族層が国司などに披露した歌では 上の多田さんの文から
>東歌を東国の民謡そのものと見る説は、現在ではほとんど否定されている。
>これらの歌は、民謡そのものではなく、中央の側の意識によって、何らかの手が加えられた歌、
>あえていえば民謡らしさを残した歌と見るのが、ほぼ通説的な理解になっている。
>王権が全き王権であるためには、支配領域に第三の地域も含み込まれていなければならない。
>『万葉集』が王権の秩序を背景とする宮廷歌集であるなら、「都―鄙」の秩序とは別に、
>第三の地域である「東」の歌がそこに収められる必要があった。
多田さんも品田さんも国文学者だったわ >>601
万葉集には東国の遊女の歌まであったよ。
私を忘れないでねという内容で、相手は確かあちこちに遠征している藤原宇合だったと思う。
ソースは過去スレだけど、「十市を暗殺したのは大海人」とか「草壁の急死を舎人達が悲しんだのは出世の望みが潰えたから」とか、
よくそんな酷いこと思いつくなあと学者ってのは性格がひねくれ過ぎ。 それと、平安時代を舞台にした今昔物語集では、貧しい使用人と思われる登場人物が歌を詠っているシーンもあったよ >>606
貴人の前に出られる遊女も一種の知識人だから
今のアイドルみたいなもの
それと個人の歌ということになってるけど伝承ベースで編集入っていることは普通にある