ふたりの腰がはねるように、互いの官能を追い求める。
「速水さんっ…!アッ、アッアッ――…!いやぁ!」
白い世界に堕ちていく間際、マヤは目を見開いた。
ガラス窓には恍惚の表情で男に抱かれる女の影と、彩られた街の灯りが映っていた。
真澄に強く突き上げられ、視界がぐらりと入れ替わる。イミテーションスターの上下が反転し、街の灯りの中に堕ちていく。
そして深く暗い、欲望の底に、堕ちていった。終