真澄の指が下着にかかり、そのまま一気に引きおろされた。
「ああ、だめ…!」
マヤは慌てて膝頭を強く閉じる。半端な位置で下着は止まったが、下半身の心もとなさは不安でしかない。
「今夜は耐えろ。ちびちゃん、きみが悪い。よくも桜小路と!!」
「何もないです!キ、キスあれだけ..あっいやっ」
「全く!いつまでも子供と思っていたら男を挑発するこんないやらしい体になっていたとはな!」
マヤは真澄を押しのけ両手を床につけ何とか立とうとした。だが、右肩をつかまれ、そのまま後ろ向きに引き寄せられる。あっという間にたくましい真澄の腕の中に捕らえられていた。
「本気で逃げているのか?」
嘲笑するような言葉遣いに、マヤは涙を目にためて真澄を斜めに睨みあげる。
「きみはいつでも俺の手の中だ…昔から君を四六時中見ている」
真澄の手が、マヤのシフォンのブラウスの裾からもぐりこんだ。胸のふくらみを下着の上から大きな手が包み込む。強弱をつけてもみしだかれ、マヤは痛みと同時に湧き上がる感覚から目を背けたくなった。
真澄の指先が強引に下着のカップの隙間から差し入れられ、マヤのバラ色にいろづいた蕾を直接いじりだす。
「…んっ」
こらえようにも、鼻から抜けるように甘い息がこぼれる。真澄のもう一方の手はスカートをめくりあげる。半端に下着を下ろされて、むき出しになった秘所に真澄の手が迫る。
「いやぁ…っ!あぁあ!速水さんやめて!」
マヤは太ももの力をこめて侵入を防ごうとするが、付け根のわずかな隙間に真澄の手首がすっぽりねじこまれた。腰を引いて逃れようとするが、真澄の腕に後ろから拘束されていては勝ち目などない。
真澄の薬指が、まだ潤んでもいないマヤの内に浅く埋め込まれた。
下のほうは薬指が浅く入ったまま、親指が花びらをかきわけ、花芯を弄られる。
無理やりにでも濡らそうとする真澄のやり口にマヤは涙ぐんだ。それなのに、薬指が入った箇所がとろりとゆるみだす。
「いやぁあ!あぁん!…んぁっ、…はぁ」
キスの合間に、熱い息が漏れる。
声も、蜜も、どんどんあふれてくる。
「もっとだ…、もっと…」
薬指がぐっと奥まで差し込まれる。
「あぁ―っ…!あ