「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」の容疑者が再犯 少年法見直しの議論は海外にも
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戦後最悪の少年犯罪と言われる29年前の「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」の犯行グループの1人が、殺人未遂容疑で逮捕された
8月19日、埼玉県川口市の屋外駐車場で、男性をナイフで刺したとして、埼玉県川口市に住む湊伸治容疑者(45)が殺人未遂容疑で逮捕された。

「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」は、殺害に至る過程があまりに残酷だったことから、特にネット上では今も強い嫌悪感と怒りをもって語り継がれている。
そのため、今回の事件に関する新潮の記事が出るやいなや、ネット上には関連トピックが多く立ち、書き込みが殺到した。
特に同事件への関心が高いとされる匿名掲示板『5ちゃんねる』は、「少年法って誰のため?」「当時死刑にしておけばこんな事件は起きなかった」といったコメントがあふれかえった。

凶悪少年犯罪の「匿名性」を巡る同様の問題は、イギリスでも起きている。
1993年=A当時10歳の少粕N2人が、イングランド北西部のリバプールで当時2歳の幼い男の子を拉致し、執拗な暴行を加えた末に殺害。
遺体を線路に遺棄して轢断したというイギリス史上最悪とされる少年犯罪だ。

事件発生直後は容疑者が匿名で報じられ、被害者のプライバシーは実名で詳報された。
容疑者の元少年たちが出所後、それぞれ麻薬使用容疑と児童ポルノ所持容疑で再犯を犯している点も、「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」に似ている。
「別の主犯格も、出所後振り込め詐欺容疑で逮捕されている」という情報も実名入りで飛び交った。

このように、度を超した凶悪犯にまで、「更生」を前提にした少年法を適用するはおかしいという市民感情があるのは確かだ。