めっしさんは幼い頃家族との待ち合わせに遅刻したことがあるんだ。
急いで待ち合わせ場所に向かった彼の目に映った光景は事故った大型トラックの下に広がる血の海だった。
彼は真面目な子どもだったからそれが人生で最初で最後の遅刻だったんだよ。
自分が時間通りに着いていたら家族はあそこに居ないで済んだのに…。彼は今でも家族を殺した自分への怨みと愚かさから例え数分の遅刻でも許さないんだ。