リネア1「なんなんですか、このアキバ魔界からきた魔改造トーマスっていうのは!」
リネア2「四本足で動き回るキリングマシンじゃないですか!」
ツジカゼ「うーむ、リネア殿が分身したとは聞いておりましたが、ツッコミも二倍でござるな」
魔闘真朱「ポッポー!竜巻のように襲いかかり、物陰に隠れた敵も残らず撃滅する。」
ツジカゼ「とう!」スパパン!ボン!
死ーん
ノルン「わー!すごーい!」
ツジ「まぁざっとこんなもんでござるよ」
リネア12「うぅ」
ツジ「リネア殿たちはどうしたのでござる?」
ノルン「えっとね、その内どっちかが消えないといけないかもしれないから、下手に仲良くできないんだって」
ツジ「なるほど、確かにそれはお困りでござろう、どうでござる?拙者が真贋見極めてみるというのは?」
リネア1「それは嬉しいんですが」
リネア2「別に悪いこともしていないですし、はぁ、影のモン娘みたいにわかりやすかったなら良かったんですが」
ツジ「うむむ、どうやらもう情も湧いておるようでござるな、これは大変」

むむ「魔王しゃん!探したのら!」
リネア12「あっ!むむさん!」
ノルン「むむちゃんどこにも居なかったのに!」
リネア12「むむさん!私たちが増えたのはむむさんが関わってるんですよね!?」
むむ「ひゃー!?リネアしゃんが二人いるのら!どうしたのら!?」
リネア1「と、とぼけないでください!」
リネア2「むむさんぐらいしかこんなことできないはずです!」
むむ「むむちゃん知らないのら、何でもむむちゃんのせいにしないで欲しいのら。今日は魔王しゃんに新しい発明を持ってきたのら!」
パンパカパーン!
むむ「新型モン娘合成機〜!」
リネア12「元凶ですよね?ねぇ元凶ですよね!?」
むむ「増えて余ったモン娘を合成できちゃうのら!今までの合成より効率がいいのら!具体的には一人でスキルレベル二人分になるのら!」
リネア12「合成に使ったモン娘はどこかへ行っちゃうじゃないですかぁ!」
ツジ「ま、まぁ待たれよ。無理矢理合成しなければならないわけでもなし」
リネア12「でもこのままだともうお別れできなくなりそうです」
ノルン「あたしはリネアさん二人いてもいいと思うけど、クロゥリアさんも馴染んできたのう、って言ってたし」
リネア12「うぅ、っと電話が」

シモーネ『あらリネア、聞いたわよ、増えちゃったんですって?』
リネア12「あぁ師匠!」
シモーネ『今遠くに旅行中で帰れないんだけど、それたぶん、サキュバスの持ってる分身能力よ』
リネア12「えっ」
シモーネ『ほら、増えたい時もあるじゃない。サキュバスは結構分身能力を発現するものなのよ』
リネア12「そ、そういえば仲間でも分身してますが、ここまではっきり分身したのは見たことないですよ?」
シモーネ『才能も関わってくるものだしね。まぁ負担も増えるから、早く合体するほうがいいわよ、イライラしてない?』
リネア12「確かに、ここ最近はちょっと」
シモーネ『普通の増えると違って能力で増えてる分、疲れるのよ。もし心配なら実家に帰って調べてもらいなさい、たぶん合っているわ、じゃあまたね』
リネア12「ありがとうございました!」