小学校教師だった男が、電車の中で、女子生徒のスカートに、自分の体液をかけた疑いで逮捕された。
男は、去年、別のチカン事件で逮捕されていて、体液のDNA型から、容疑者として浮上したという。

警視庁池袋署によると、器物損壊の疑いで逮捕されたのは、神奈川県藤沢市の元小学校教師・石川雄幾容疑者(28)。

石川容疑者は、今年2月1日と9日の朝、東京の赤羽駅から池袋駅に向けて走行中のJR埼京線の車内で、10代の女子生徒2人の制服のスカートに、自分の体液をかけて、損壊した疑いが持たれている。

犯行時間は、いずれも午前8時から午前8時半ごろの間で、車内は満員状態だったという。
1件目と2件目は別の女子生徒で、それぞれ、スカートに体液が付いていることに気づき、警視庁に被害を訴え出ていた。

神奈川県内で公立小学校の教師をしていた石川容疑者は、去年3月、電車内で女子高生にチカンをしたとして逮捕され、懲戒免職となっていた。

池袋署が、スカートに付着していた体液のDNA型を調べたところ、石川容疑者のものと一致。
さらに、防犯カメラの映像解析などから、石川容疑者の関与が特定され、逮捕に至ったという。
調べによると、石川容疑者は、事件当日、午前7時ごろに赤羽駅に到着し、好みの女性を物色。

たまたま見かけた女子生徒の後をつけて、犯行に及んだとみられている。
調べに対して石川容疑者は「2件とも自分がやったことです。私の性欲を満たすためでした。今回も含めて、4〜5件やりました」と供述。
池袋署は余罪を追及する方針だ。