問 タングステン(ヘッド)に替えるとアタリ感度は上がるの?


答 魚以外から受ける外的要因がもしゼロなら多少は変わるかも


タングステンは鉛と比較してその質量が30%減少し、より硬質なため感度が向上すると言われている
しかし釣る時においては当然針にワームを付けルアー全体の質量が多くなるためヘッド単体の質量の差がアタリに影響するかは微妙である
より硬質なタングステンであってもアジの弱い口がヘッドに干渉しての感度は誤差範囲で小さい


昨今のアジンガーにおいては、竿やリール若しくはワームも含めたジグや道糸に目が行きがちである

だが実釣では、無風で流れもない屋内プールで釣る訳でもなく、
釣り場での風や潮流などのノイズである外的要因が当然のことながら極めて多い中でアタリを捉えることになる

その状況下においての微妙な鉛との質量の差や硬度はアタリを大きくする要因としては誤差の範囲と考えられる

寧ろ釣り人による道糸の張りがアタリを出す一番大きな要因となっているが、
アジンガーにおいては使う道具で全てが決まるような錯覚をしていることは
メーカーが今まで築いた宣伝努力の賜物であろう。


例 アジのアタリが大きく出るのはタングステンヘッドの効果だ!