塩野七生は、
「ローマの最後」
まで書かないといけなかったから
『キリストの勝利』
って言い切りましたよね。

「キリスト教の勝利」
では台無しなところを、ちゃんと、
『キリストの勝利』と書いた。

「キリスト教」って書いちゃうと
「塩野」の「塩」にならないからね。
「七生」の「七」はキリストのことだし。

堺屋は、結局、
「キリスト」と言えなかったんですよ。

その点、塩野七生なんて
「ローマ大好き」なわけで、
「大丈夫か?」となるわけですけど、
ちゃんと「キリスト」と言い切るあたり、
「やっぱり、女はこういうのはいいよな」
って思いますね。

(つづく)