新型コロナ対応への止まぬ批判
  安倍首相の対応はどこで誤ったのか?
   大関暁夫 J-CAST ニュース

日本政府の対応はかなり後手に回った感が否めませんでした。
武漢市のある湖北省からの入国を拒否したのが2月1日。
武漢市の閉鎖措置から1週間が経っていました。
この時点ですでに米国、シンガポール、オーストラリアなどでは、中国全土からの入国を拒否していました。
日本が中国全土からの入国に制限を付けたのは、それから1か月以上も経った3月9日。
明らかに後手に回った感が否めず、
その点に関して国内世論は政府の対応に疑問視する向きが強くでています。
中国からの入国を完全に制限してしまうと、
インバウンド需要の大幅な減少や国内の企業関係者の日中の行き来などの経済的なマイナスの影響が出るからです。
検査制限にしても、オリンピック開催国という事情を踏まえ、
感染者数の見た目の数字を増やさないための作為的な現場指示があったのではないかと、言われています。
ほかにも、クルーズ船の乗客の扱いなど、今回の新型コロナ問題への対応には、さまざまな対応批判があるわけです。
      
「アベノマスク」、米でも失笑 冗談かと疑う声をメディアが紹介
   共同通信

安倍晋三首相が各世帯に布マスクを2枚ずつ配布すると表明したことを巡り、
米メディアは2日、日本で「アベノマスク」とやゆされていることを紹介した。
新型コロナウイルス対策としては不十分だと失笑を買い、
安倍氏の支持者からも「エープリルフールの冗談ではないのか」
といぶかる見方が出ていると伝えた。
ブルームバーグ通信は「アベノミクスからアベノマスクへ」と題した記事で、
多人数の世帯には2枚では足りないとの声を紹介。
「マスク配布の計画は物笑いの種になっている」と伝えた。
CNNテレビ電子版も「さえない政策だと多くの人々が感じている」と指摘した。