消費税廃止を掲げる「れいわ新選組」が大躍進するかもしれない
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65817?page=3

旧来の発想では、れいわ新選組の公約と人選はポピュリズムの極地である。

消費税の廃止、最低賃金1500円、奨学金徳政令、公務員増員、第一次産業戸別所得補償……。

「財源はどうする!」という批判も当然で、それに対して山本代表は、
国債発行を柱とするMMT(近代貨幣理論)と、富裕層や大企業への累進的大増税で捻出すると主張する。
そうして得た財源をバラ撒き政策に使う「左派ポピュリズム」である。

大半の一般大衆は、「企業の力を強くするためには法人税減税は不可欠」、
「証券市場などを通じた成功者への手厚い報酬は経済成長に欠かせない」という言葉を受け入れてきた。

日米欧のそうした経済常識が生んだのが、世界の最も裕福な26人が、世界38億人の総資産と同額、
という歪んだ二極化である。

従って、反緊縮、反グローバリズム、反新自由主義経済は、米サンダースやオカシオ・コルテスに見られるように、
世界の一大潮流になっている。
れいわ新選組は生まれるべくして生まれたのであり、山本太郎という「役者」を得て、花開こうとしている。