http://www.kajika.net/wp/archives/665
根本博陸軍中将の「義に報いるに義を以てす」 古沢襄
蒋介石総統と根本中将とはその後も交流が続いた。最近米国で公開された
「蒋介石日記」にも根本中将に関する記述があり、蒋介石総統が心から信頼していた
様子が読み取れる。
しかし、台湾でも根本中将の存在はもちろん、功績が認められることはなかった。
金門戦争勝利への日本人の関与が明らかになることは大陸から渡ってきた蒋介石総統ら
「外省人」が、台湾人の「本省人」を支配するうえで邪魔だったためとみられる。
戦役後60年目になった昨年10月、「古(こ)寧(ねい)頭(とう)戦役六十周年
記念式典」へ根本中将の関係者らの出席が認められ、台湾の国防部が公式に謝意を
表明、初めて功績がたたえられた。(産経新聞)>>