リフレ派は2012−2013年くらいはフィリップス曲線を使って、金融緩和でインフレ率が上がって実質賃金が下がるから、失業率が下がると説明していた。(説明変数)物価、(目的変数)失業率。

その後、インフレ率が上がらないものだから、金融緩和で需要が増えたから失業率が下がった。このまま金融緩和を続けて需要を増やしていけば、失業率もさらに下がって、物価もいずれ上がる。と説明を変えている。

さらに、金融緩和で失業率が改善して、かつバブル期も上回る好景気なのだから、インフレ目標が達成できないことは大して重要ではないと言い出している。

、、、しかしながら、金融緩和によってインフレ率は上昇しなかったし、総実労働時間やマネーストック、内需GDPから判断して需要も増えませんでした。

金融緩和によって、失業率が改善した、就業者数が増加したというロジックは完全に封殺されているのです。残念ながら。