日本で生まれ日本人社会の中で育った外国人は、日本語ネイティブとなり日本人的思考と嗜好を備えるものだろうか?

異民族をゲットーのように隔離して、日本人社会が最後まで彼らを異質のものと毛嫌いすれば、そうはならないと思う。

だけど、そうではなく彼らを日本人社会の一員だと受け入れて、彼らにも日本人らしく生きてもらおうとある程度強要し、その代わり日本人と変わらない権利と待遇を与えれば、そのまま“容姿の異なる日本人”として溶け込んでいけるのではないか?

日本がもし真剣に移民社会へ移行する場合、西洋人の失敗を糧にして、同じ轍を踏まないように進めるべきだと思う。

同じ轍を踏まないとは、だだ移民を受け入れない、と言うことではなく、受け入れながらあのようにならないようにする、という意味である。

移民問題は、移民を受け入れる国だけが考える事ではなく、移民となり受け入れてもらう側も一緒になって考える問題である。

これまでは、この視点が一切欠けていたと思う。