2017年の女性の平均賃金は過去最高の24万6100円

 厚生労働省がこのほど発表した「2017年賃金構造基本統計調査」結果(有効回答数4万9541事業所)によると、フルタイムで働く一般労働者の平均賃金は、男女計で30万4300円(平均42.5歳、勤続12.1年)となり、前年に比べ0.1%増加した。
同調査は、10人以上の常用労働者を雇用する民間事業所を対象に、2017年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については2016年1年間)を調べたもの。

 平均賃金を男女別にみると、男性は前年比0.1%増の33万5500円(平均43.3歳、勤続13.5年)、女性は同0.6%増の24万6100円(同41.1歳、9.4年)となり、4年連続で過去最高を更新し、フルタイムで働く女性の待遇改善が進んだ。
この結果、男女間賃金格差(男性の賃金を100)をみると、女性の賃金は、過去最小となった前年(73.0)をさらに下回る73.4となり、男女格差はこの10年で6.5ポイント縮まった。

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