ノマカスは
自分よりも格好いい人間(と、そういう人間が自己投影しやすい主人公、物語)を外部に追い出している自覚がある
自分向けの作品が嫌われている理由を知ってるし、自分向けの作品がつまらない自覚がある
読者たちが本当に読みたいもの、売れる話が何か気付いている
だから、自分に向けられてないフィクション9割をわざわざ見にきて潰しにくる

商業でノマカスに向けた作品しか描かせてもらえなかった頃は
作者たちは合法脱法、バイトテロ感覚で「本当はノマカス向けに描いた話じゃないんだよ」とアピールしていたね
少女漫画の恋愛と関係ない小さいコマを恋愛よりも丁寧に描いたり、
萌え漫画を「性的目線じゃなければ下手な一般向けより面白いでしょ?」とアピールする描き方をしたり、
ヒーローに少女漫画絵で描けばイケメンになり、青年漫画絵で描けばブサメンになるようなデザインを使ったり
妹キャラの外見を姉系にしたり、カメラ目線で話しかけていたヒロインがキモオタじゃなくて女に話しかけていたことが判明する展開にしたり(糞な読者が求めているものから微妙に外す)

でも、ノマカスは表面しか見なかった
作家同士の画力論争とかの枝葉の要素にも注目していた
自分が創作できないからメタな部分が気になるんだ。恋愛しか頭にない奴は筆と紙に夢中になれないから。
酷いとパクリや二次創作すらもできないから。
創作できないけど創作以外のスキルがある人間は作家を馬鹿にしなかった