統合失調症者の精神特性や行動特性からくる、他者の目に見える統合失調症者の病的な所見。
これらは世間一般には統合失調者本人の意志の弱さのせいや、
それにより選択される、自覚されていない行動の欠陥のせいや、
本人の心の内の自覚されていない何かが間違っているせいにされている。

今まで多くの人達は長年に渡り統合失調症者を、
励ましてやる気をおこさせようとしたり、頼んだりすかした、労わったり、議論したり、
本人の心の内の何が間違っているのかを自覚できるよう真実を指摘しようとしたりすることで、
行動の欠陥や異常な心を治そうとしてきた。
結局のところそれらのアプローチは手法が完全に間違っているのである。

統合失調症者の鬱、怠け、疲労感、眠気、気分の惨めさ、不幸だと感じること、死にたい気持ち、極度の空腹感、そして肥満などの症状は、
精神病それ自体の脳の損傷からくる解剖学的な脳のレプチン抵抗性とインスリン抵抗性、
高容量の精神薬による脳のインスリン抵抗性の上昇と、
砂糖や果糖ぶどう糖液糖の含まれた加工食品、高糖分の甘い食べ物や甘い飲料水や果汁ジュースや人工甘味料といった高インスリン抵抗食による脳のインスリン抵抗性上昇及びレプチン抵抗性上昇等、

それら主に3つの要因からくる、
『脳の生化学的反応とホルモンにより、それらの数多くの統合失調症の精神症状や目に見える病的所見が引き起こされている』のである。

この脳の生化学的反応の問題を治療しなければ、たとえどれほどの心理学的療法をほどことしても無駄であることがわかっている。