交通違反に関する事務手続きのため自宅を訪れた警察官2人をサバイバルナイフで襲い、重傷を負わせたとして殺人未遂などの罪に問われた金沢市の男性被告(38)の裁判員裁判で、
金沢地裁(田中聖浩裁判長)は18日
、「心神喪失状態にあった」として、無罪判決を言い渡した。求刑は懲役8年。

 田中裁判長は判決理由で、警察官を襲ったことは認めた上で「被害妄想や神経認知機能障害の影響で、善悪を判断する能力を欠いていた」として
心神喪失状態だったと認定。「心神耗弱状態だったが、限定的な責任能力はあった」とする検察側の主張を退けた。

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