RPA業界では、これからの最大市場は、
銀行業界と地方自治体だとのうわさがされている。
この2業種は、ほとんど大部分が帳票業務などの「ルーティン業務」だからだ。

● どれぐらいのスピードで 雇用減や格差が広がるか

 日本でこれから、AIなどに仕事や雇用がどの程度、
代替され、経済格差がどこまで拡大するのだろうか。

 ▽日本で、IoT、AIなどのデジタル技術の導入により、
今後、機械への代替や雇用者数の減少はどうなるか。

 ▽その結果、日本では米国の後を追う形で、
どのようなスピードで、そしてどの程度の規模で経済格差が発生するか。

 この2点に関しては、入手可能な数字等に基づき、
ある程度の幅はあるものの、かなりの精度をもって予測することが可能である。

 筆者の試算では、例えば、7年後の2025年を予測すれば、
ルーティン業務量は今より7%程度減り、
そうした業務を担う非正規雇用の約140万人程度が仕事を失うことが見込まれる。

 ただし、この数字はかなり控えめに見た予測だ。

 このことも含め、次回に詳細を書きたい。