そのとき、機械への代替化が一気に進むと予想される。

 実は、日本では現在、情報化投資が労働コストを下回る境界点に差し掛かっているのではないかという予兆が見える。

 例えば、専門誌の特集、「実践RPA」(日経コンピュータ、2018年10月28日増刊号)、
「まるわかりRPA」(日経コンピュータ、2017年12月30日増刊号)から主要な記事のタイトルを拾っただけでも、
次のような動きがある。

 「AIとRPAで帳票処理の8割を自動化、みずほ銀行が2019年春にも」

 「電通社長、メモ見て即決、目を付けたのはPC業務を自動化するRPAだった」

 「日本生命がRPA導入拡大、仕事を5倍速く、15%少なく」

 「三井住友海上火災保険、18%効率化を目途にRPAを本格導入へ」

 「RPA導入を先行した金融機関、作業時間が10分の1に」