ニーチェは聖典や宗教の批判をしたのではなくて、宗教利権の批判をしたんだよ。
欧米に居る「宗教などの権威にすがりつく弱者を装った強者(クズ)」を糾弾したわけ。
この伝統はギリシャの哲学者やグノーシス思想の時代から連綿と続く欧米の伝統。
つまりニーチェが一番嫌う典型が標準的日本人ってわけ。

それが日本や東洋では「働かざる者食うべからず」の解釈と同じで強者(利権、精神論、根性論、自己責任論など)を擁護する思想的道具にしかなってない。


ニーチェの系譜の言う「真理なんて無い」は「(宗教利権者たちの言う)真理なんて無い」って事。裏返せば「宗教利権とは無関係な真理は確実に存在する」と言ってるわけ。