邦題「働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち」トム・ルッツ 著
原題 Doing Nothing
A History of Loafers, Loungers, Slackers, and Bums in America

”「かなりの時間、こういう場所でただ耳を傾けているんです。ここでひとつだけ聞かないのは
「ああ、仕事に戻るのが待ち遠しい」って声ですね。
みんな愚痴ばかりですよ。」
デイヴィスは、建築家、大学院生、大学の研究者などを経て、いまはフリーランスで細々とコンピューター・プログラマーをしている。ある程度の短時間で非常に集中した作業を必要とする仕事だ。
「そのあとで、ちょっと逃げだすんです。」建築家として働いていたある日、彼は極限まで退屈していた。腕時計を見ると、2時13分を指していた。あと3時間すればパブにいられるな、何もしたくない、と思った。
腕時計を見た。まだ2時13分だった。
彼は待った。長い時間のように思えた-やはり2時13分。時間が止まっていることに、心底うんざりした。
彼は仕事を辞めた。いまではほとんどの時間は彼自身のものだ。
「朝は11時まで起きません。でも何の罪悪感もありませんよ」デイヴィスは「ホワイワーク・オルグ」の初期の常連のひとりだった。
怠惰についての彼の文章は、サイト内で進行する議論フォーラムの参加者たちからよく言及された。
           ↓
    Men in "NEET"誕生へ。

"「スラッカーズ・ドメイン(SlackersDomain)」というサイトの、2003年11月の「今週の言葉」は「脱落するのが早いほど、遅れを取り戻す時間は増える」だったが、いかにもスラッカー精神にふさわしく、それは現在もまだ、「今週の言葉」にされている。"
Quote of the Week:
"The sooner you fall behind,the more time you have to get caught up"-Keith Pawluck