叔父「いいかゆうすけ、そこに座れ。今から大事な話をする。
お前は人生を真剣に考えたことがあるのか。
もう32になのに、まだ独身なだけじゃなくて、無職とはどういうことだ。両親に申し訳ないと思わないのか。大学まで出してくれたのに、無職なんて・・・・
従兄弟はみんな結婚して子供いるんだぞ。おまえは一体何をやっているんだ。一日も早く就職して、親に恩返しして罪を償おうと思わないのか。
結婚はまああとでもいい。とにかく今週中に就職しろ。 まず外へ出てハローワークに行ったり、企業の面接を片っ端から受けろ。 無理です?甘えるな!泣き言を言うな。そんな暇あったら就職しろ。 辛いのはお前だけじゃないんだぞゆうすけ。
一番辛いのはお前の両親と兄弟、そして我々親族だ。
なんだ泣いてるのか。何故泣く。泣きたいのはお前の親だ。 泣いている暇があったら就職しろ。
こんなふざけた人生はもう終わりにするンだ。働き出せば人生も変わる。とにかくお前は一刻も早く就職してこれまでの怠惰な人生を贖罪しろ。
稼いだ給与は両親に上げるんだ。住まわせてもらってる、飯を食べさせてもらっている恩を金で払え。
いいな。お前の人生は今からやり直すんだ。 わかったな。

32歳にこんなこと言うこっちも辛いんだからな」