からくりサーカス 連載中 サーカス三日目
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週間少年サンデー 1997年32号にて連載が開始された「からくりサーカス」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は人形繰りの技術を駆使することで、１日一話のペースで連載されるようです
たまに操り損ねて変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話～最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（「第1話・A」とか「第2話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！
関連スレ等
前スレ
からくりサーカス 連載中 からくり二体目
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1521102256/
連載中スレの楽屋裏 第34幕
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1358072497/
連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫（更新停止中）
http://rensai.nobody.jp/ 自由に生きろと言われても恐らく中卒でコミュ症のナルミじゃ
どのみち詰んでるんだよなぁ。。 ルシールもそうだったけど、ミンシアとナルミの二人には
自分たちのように復讐に向かって欲しくないんだろうな・・・ fateの史郎みたいに自己愛が欠落してるから
常に何かに依存した人生を送る宿命を背負ってると言っていい 午前零時３８分、幅２０メートルに及ぶ超高熱、大出力の収束レーザーが、
真夜中のサーカス本テントの中央部を直撃
一万度を越えるエネルギーの杭は、テントとその下の土地に深々とつき刺さり、
地下三百メートルに至る全てを蒸発させた
その ６分前… テントの底―――
第５３幕
一時閉幕
ナルミ達が真夜中のサーカスからの脱出を試みていたのと同じ頃
オートマータ達が脱出のために乗り込んだ機関車、長足クラウン号
その運転席の近くでは、阿紫花とジョージの二人がオートマータの大群に
一歩も引かぬ大立ち回りを見せていた その実力にオートマータ達も僅かに怯んでしまう
ジョージもここから奴らを動かさなければ、最後の攻撃が来てこちらの勝利だとするが
その言葉に、オートマータ達の馬鹿にした笑いがその場に響き…
突如クラウン号がその目を見開き、煙突から煙を噴出させながら動き始める！？
運転席の方は自分達が制圧したのに…ジョージも忌々しげにその表情をゆがめる
そう、長足クラウン号もそれ自体が自分で考え動く、機関車型のオートマータなのだ！
このままではオートマータ達をみすみす脱出させる事になってしまうが…
・・・それに関して、阿紫花のほうに何か考えがあるようで… 長足クラウン号が加速する中、ジョージは『神秘の珠』を展開させて
突如その場で急回転を始める！ だがその攻撃は明らかにオートマータに届いては…
いや、ジョージが急回転するのは、列車の連結器の真上！！
そう、二人の狙いは先頭車両からオートマータ達の乗る客席を切り離そうと言うのだ！
オートマータ達もそれを止めようとするが、阿紫花のプルチネルラがそれを迎撃する
「ジョージさん きばんなせえっ！」
阿紫花もオートマータを追い返して先頭車両に移り
ジョージも雄叫びを上げながら『神秘の珠』の回転スピードを更に上げる！
そして次第に、連結器にもヒビが入り始め・・・
長足クラウン号の先頭が、地下の壁をぶち抜こうとするところで、その連結器が破壊される！！
連結が切り離され、先頭車両が壁をぶちぬき、そして地下の大広間に残される列車の客席
次の瞬間、強烈な閃光が大広間に走る！！
その強烈な閃光と衝撃に、阿紫花も声を上げながら、二人は列車の柱にしがみ付いてその加速に耐え…
・・・しばらくして、先頭車両が無事、地下を脱出し外の砂漠に現れる
≪毎度ご乗車ありがとうございます 次の目的地が決まりましたら教えてください≫
「ぺっぺっ… 信じらんねえ あたしら助かったんですかい？」
砂漠に思い切り顔から着地してしまい、阿紫花が口の中にはいった砂を吐きながら目の前に視線をやると
巨大な光の柱が、砂漠に高くそびえ立っていた
「あれが攻撃…？」
「衛星軌道からの超高温ビームの束だ オートマータに逃れる方法はない…」
その光の柱が天高く立つ光景に…阿紫花もタバコを咥えながら、ジョージに満足か問う
最後の一本を咥え、タバコの箱を握りつぶしながら阿紫花もこの戦争がなんだったのかとぼやくが 「別に… 病気にさせられた者が、病気にさせた者に 今、仕返しをした…
……それだけだ… アシハナ…おまえが言うとすれば、さしずめ―――
『くだらねえ戦い』…だったのさ」
ジョージは何処か、涙ぐむような横顔を浮かべながらそう呟くのだった…
・・・ふと、阿紫花はまた別の手段で脱出に成功した、ナルミとミンシアの姿に気が付く
その姿に何処かで見た男だと僅かに首を傾げるが…そこで阿紫花が思い出した
かつて才賀屋敷で、一度共に戦った男の存在を…
「あの男…… 死んで…なかったんですかい」
思わぬ所で再会したナルミの姿に、阿紫花も目を丸くしていた
・
・
・
こうして、戦いは一つの終わりを迎えた
だが、ナルミの胸のうちにあるのは、勝利の喜びではなく ジョージのような感傷でもなく
ただただ 深い深い 絶望のみであった・・・
零時５２分、人形破壊者『しろがね』と、オートマータの最終戦 集結
この戦いにより 双方は地上から消滅した
からくりサーカス ←
Le Cirque De Karakuri
からくり～最終幕 一時閉幕 ほぼ一年、戦い続けてようやく一段落か…
何はともあれ、まずは戦った皆にお疲れ様としておこう ジョージ組は存外こざっぱり脱出してて何とももの足リタリン
生き残れたのは意外性あってよかったけど 結局しろがね軍団の新キャラたちは一人も生き残れなかったか 機関車型のオートマータって一人だけ生かしとく分には害なさそう
善悪の区別をする認知バイアス機能してないっぽいから ラストのナルミ兄ちゃんがすごい痛々しい
筆絵？の荒々しい描き方がナルミの絶望の心情をよく表してると思うわ 阿紫花サンのきばんなせえっ!が不覚にも下ネタに聞こえちまったぜェ・・・ocn 実際ナルミこれからどうするんだろうな
仲間達の復讐に、その怨念をぶつける相手ももういないし…
燃え尽きちゃって無気力症候群になっちゃうとかも有り得そうだが
仲間達の復讐をわすれて生きろ、との遺言と
両手足と一緒に、しろがね達の復讐も繋ぎ合わせた心の板ばさみに苦しめられて
むしろ真っ白に燃え尽きてたほうがよっぽどマシかもしれん しかもフィジカルまでZ武状態の重度障碍者だからな
倫理観に偏執するタイプだからナマポも受けないだろうし、ミンシアに飼ってもらうしかない 多分次回は、ノリヒロコンビの一年くらいバイトしてたﾅｰみたいなメタネタがありそうw 夜勤バイトがバレて仲町サーカスを退団になるノリヒロ 『からくりサーカス』ご来場の皆様、
お久しぶりにお目にかかります 語り部のピエロでございます
因縁が歯車、情念がぜんまいを回す不思議なサーカスにようこそ
これよりお目にかける番組の主な団員をご紹介いたしましょう まずはプリマのお二人から
才賀 勝 身長１３８ｃｍ １１才、小学五年生
莫大な遺産を相続し、命を狙われる少年です
しろがね 身長１６８ｃｍ 本名エレオノール
出生不明の自動人形＜オートマータ＞破壊者 勝を護ることを自分の使命としております
そしてこれが、彼らが共に旅するつぶれかけの仲町サーカスの面々です！
「つぶれかけだけよけーだよ！」（＃ ｱｱﾓｳｼﾜｹﾅｲﾀﾞﾝﾁｮｳｻﾝ ［仲町信夫 なかまちしのぶ （５８）
仲町サーカスの団長、石食い男］
［仲町紀之 なかまちのりゆき（２２）
しろがねに惚れる推理小説好きのバランス芸人 通称"ノリ"］
［仲町浩男 なかまちひろお （２１）
しろがねに惚れる詩好きの一本綱芸人 通称"ヒロ"］
［タランダ・リーゼロッテ・橘（１４）
アメリカの大サーカス出身の猛獣使い兼小動物使い 勝に好意を寄せる
ドイツと日本のハーフ 通称"リーゼ"］
［ヴィルマ・ソーン （２７）
ナイフ使い、元殺し屋のアメリカ人］
［三牛諸美 みつうしもろみ （５４）
別のサーカスの団長だったが使い込みで倒産
息子のナオタと共に仲町サーカスに転がり込む］
［三牛直太 みつうしなおた （２３）
しろがねに惚れるアクロバット芸人 ノリやヒロと仲が悪い 通称"ナオタ"］
［生方法安 うぶかたほうあん（６７）
元仲町サーカス道具方兼地走り（道具係とテント建て係） どなりんじじい］
［生方涼子 うぶかたりょうこ（１１）
生方法安の孫娘 勝をライバル視する活発な小学五年生］
［ギイ・クリストフ・レッシュ（？？）
ケガをして仲町サーカスに運び込まれる しろがねの謎を知る医者］ 幕間Ⅰ～仲町サーカスの人々
彼らはさまざまな事情により仲町サーカスに集まりました
当面の目的はこのサーカスを一流にすること
さてさて果たして勝としろがねはこのサーカスの中で、
いかなる活躍を見せてくれるのでありましょうか
それでは本編の幕を開けましょう
久しぶりのサーカスの面々のご活躍、どうぞご期待くださいませ… ・・・さんさんと太陽の光が照りつける、とある高台の公園では
勝くんがサーカスのメンバーが見守る中、ジャグリングの練習をしておりました
投げたボールを器用に頭や首裏、広げた服でキャッチし見事にこなす勝の姿に
サーカスのメンバーからも声が上がる
「すげーじゃねえかマサル！ ジャグリングのボール、なんとかサマになってきたじゃねえかよ！」
「うん！うれしーんだ しろがねが毎日教えてくれたからだよ」
ノリサンの言葉に、勝もいい汗かいて笑顔でそう答える
そこにしろがねも、勝の上手になった技に笑顔を浮かべつつ駆け寄り
今日も今日とて過保護なしろがねに、勝くんもちょっと困惑
ノリヒロコンビもそんな姿をちょっとうらやましがり
ナオタもオレのしろがねの愛情独り占めかよ、と拳を握り締めて悔しがっておりました ﾀﾞﾚｶﾞｵﾏｴﾉﾀﾞﾖ
「あれナオタ 知らなかったのかよ、マサルん家は昔、金持ちでフランスに住んでたんだってよ
その時、マサルの世話をしてた乳母の娘がしろがねだってさ
その時の恩があるからって、しろがねはマサルん家が貧乏になってもついてきてるんだってよ
マサルの両親が亡くなったあと、ヤツが引き取られた先の親戚のおっさんが
暴力をふるうヒドイ奴だったんで、二人で別居するコトにしたんだと」
そんなノリの話にどなりんじじい、法安も怒りを露わにしていた
仲町のオヤジはまたはじまった、とちょっと呆れた笑みが浮かぶ
諸美のおっさんも、三人が同じサーカスにいたときから"ああ"だったし、なんて言うから
余計にどなりんじじいがヒートアップして、二人して正座でお叱り受けてました
・・・そんな話に「へー…そんなウソついてんだ」と呟くヴィルマ
側にいたミステリアスなハンサム、ギイもその言葉に少し反応するが、
ヴィルマはナイショの話、と僅かに口元を緩ませた笑みを浮かべていた 「ま、しろがねが信頼してるようなアンタなら、とっくにマサルの本当の事情は知ってるだろ」
「ええ…まァ…」
「あのゥ…実は、私も知ってるんデス…」
その話にリーゼも混じってくる ヴィルマびっくり
「なんだ！猛獣（ﾆｬﾝｺ）使いのおじょうちゃんも知ってるのかい？」
「ハイ…マサルさんは、たくさんの遺産をヒトリで継ぐ事になって、
ギリのお兄さん達にウラまれてしまったトカ…
それで、命を狙われて……しろがねサンとこのサーカスに逃げて来たんだと…」
「まァ、そういうコトらしいね」
（殺しを頼まれたアタシが一番知ってんだよね）
とはさすがに口には出さずに、グラサン外しつつ涼しくそっぽむくヴィルマ
リーゼも勝の事情は正直に仲町達に話したほうがいいとは思うのだが
それはそれで余計な気を使わせるかもしれない、と心配しているようで…
…ギイに対して、ヴィルマはしろがねのもっと深いところもしっていそうだ、として
ただ者でもなさそうだし、とヴィルマはギイに鋭い視線を向けるが
ギイもそれはそのうち、と彼女の鋭い笑みを涼しい顔で返すのであった
勝の方は、今日も涼子が突っかかってた様子
一輪車の練習始めようとすると、涼子も一緒に横に並んで対抗
勝も文句が出るが、涼子も勝を見てるとイライラすると返して
なんやかんやで一輪車対決がスタートする両者 二人が並んで一輪車ひこひこ 一輪車も器用に乗りこなせるようになった勝に、ノリさんヒロさんも随分色々上達したと声を上げる
なんでも勝、集中力に関してはかなりのものなようで、何か練習始めたら、もう何も聞こえないほどだそうな
・・・そんな言葉に、なんかしろがねから ＼くひょ／ ってへんな声でた
「そ…そういえばお坊ちゃま、私が人形の操り方を教えてさし上げている時も……」＼くひょ／
「ひょっとしてマサルがほめられてうれしいのかね？」
それは先日、公園の砂場でしろがねが勝に『あるるかん』の操作を指導していた時のこと
30分立ち…1時間が立ち…勝くん顔まっかで操り糸がっちゃがっちゃ しろがねも少し困惑
で、どうにかあるるかんの足ががしょんと上げる事に成功しておりました
そんな話にサーカスのみんなからも笑顔と笑い声が溢れる
確かに勝は頭に血が上ってるのか集中しているのか、区別が付きにくいコトがよくあるそうで
仲町のオヤジとどなりんじじいも、大人しいやつに限って激しいモノをもっていると語り
なら今もびしっと決まっているのか、としろがねが勝のほうに向き直ると
一輪車に乗った勝が、公園の高台から柵に引っかかって崖下に落下する直前であった
「お坊ちゃま～～～！！」
どうにかでっかいたんこぶですんだ勝
勝の姿にしろがねもものすごく心配そうにうろたえてながら介抱しておりました
まあ男と言うのは何かできるようになると調子に乗ってしまうもの、と仲町のオヤジも語る
そんな勝に、ノリさんヒロさんも自分の芸を勝に仕込もうと笑顔を浮かべ
…その姿にしろがねも、勝にとって今が一番心が休まるときなのかもしれない、と呟く
勝もその日々を、笑顔で過ごしていたが・・・
でもしろがね、ちょっと、ちがうんだ…… 次の瞬間、勝の目の前に移るのは
あの日、片腕を残し…亡くなった一人の兄の辛い記憶・・・
その左腕に、勝は涙と共に悲鳴をあげ―――
―――勝は涙にまみれた恐怖の形相で、ベッドから飛び起きた…
ぼくは今も毎晩、いやな夢を見て、飛び起きる…
その夢は半年前に起きたこと…
ぼくに強く生きろと言ってくれた お兄ちゃんの死んだときの夢
ねえナルミ兄ちゃん、ごめんね
ぼくはお兄ちゃんが死んじゃった原因なんだよ
でも…でも、ぼくは何も知らない
なんで父さんは本当の息子達にゆずらないで、
『アイジン』の子のぼくに１８０憶もの遺産を残したんだろう
それでぼくが命を狙われて、そのためにお兄ちゃんが死んじゃったのに……
ねえ、しろがね、ぼくはいっしょうけんめいに決め始めているんだ
ぼくはぼく自身が知らない謎を…
知らなきゃならない！
そう心に決める勝は涙を止め
自らの真実を知るべく、その表情を引き締めて決意するのであった
＜続く＞ 挺対協は毎週水曜日にソウルの日本大使館前で集会を開いており、２０１１年には大使館前に慰安婦を象徴する少女像を設置した。１５年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意を強く批判している。
発表によると、挺対協は１６年に設立された市民団体と組織統合した。正義連の理事長には挺対協の尹美香（ユンミヒャン）常任代表が就いた。https://headlines.ya...717-00050023-yom-intいつもお世話になっております ひさびさのしろがね姉ちゃんは、もう完全に残念美人に…w しろがね姉ちゃん結構デカいな
金正恩とほぼ同じやんけ ジョンウンはともかく、確かに170手前は結構でかいな
ちょっとしたモデル体系？ ヴィルマは恐らく17０後半は超えてるだろうな
なんかリアルに考えると何故だかメラメラ萎えてくる… どなりんじじいと娘あたりは完全にいたの忘れてたわ
そういえばちゃんとサーカス加入してたなこいつら あの辺は日常編が続いてて展開的にダウン入ってた頃だから、
新規キャラにとっちゃ認知されにくい罰lゲームな時期 相変わらずパーソナリティなミステリアスコミュ障を貫いてんなギイｗ ここからサーカスはどのルートにいくのかな
パッと思い付くのだけで３つくらいあるが
１:仲町サーカス本格的大公演スタート
２:勝としろがね姉ちゃんのルーツを探る過去編に
３:勝を狙う才賀家兄弟とケリをつける
あたりかなーとは思う 才賀家兄弟相手だとナルミ編からのバトルデフレが凄まじくダウン入りするなmlm たたかえないリョーコや法安、三牛親子が足を引っ張る感じにしてしまうと
どうしても善治おじさんの焼き直しにしかなるしなあ
とはいえ、どこかで片付けないといかんし、なかなか難しいところだ 三牛親子は死に際にスペクトラムなツンデレ発揮しそう くひょ、って南斗水鳥拳の掛け声でありそう
ｸひょう！て感じで うたたねしてるミンシアの首筋についーってやってあげると「くひょう！？」て鳴くわけか…
ええやん（何） ノリヒロコンビにミンシアへの夜這いを仕掛けてもらいたい
ジョージとアシハナが加勢するも揃って●焼きにされるオチで 幕間Ⅱ～
対話 マサルの話
それはまだ勝がしろがねと出会う前のこと…
お家に帰る勝が、アパート前でお母さんに声をかけながらその階段を上がっていくが
笑顔で家の戸をあける勝だが…家の中では、母はその場に倒れてしまっていた…
それは今から三年前、勝が小学二年だった時の事であった
・・・夜も更けた頃、勝はしろがねにその時のことを話していた
勝もこんな夜遅くにぼくの話なんて、と、しろがねに突き合わせてしまう事を謝罪するが
しろがねも自分の話をされるのは珍しいから、と快く受け入れてくれた
自分は勝坊ちゃまを守るよう、才賀の祖父から命ぜられたものだから当然だともして
……ふと、しろがねのその言葉に一つの疑問が浮かぶ
「お祖父ちゃんから……そうだったよね ……どうしてだろ？」
「さあ…私にもわからないことは多いのですが…
私がお坊ちゃまと会う前のことはお話できると思います」
勝もその言葉に頷きつつ…その続きを語り始める
あれからすぐに、勝の母親は亡くなり…
医者が言うには心臓の病気としか教えてくれなかったようで
それから勝は、この世に一人きりになってしまった、と語る…
親戚は７歳になるまで、おじさんやおばさんには出会った事がなく、頼れる者は何もなかったが…
・・・その転機は、ある日突然訪れた アパートを尋ねたのは、サイガグループの顧問弁護士だと名乗り
その弁護士は、勝の父に頼まれたのだと語る 勝もその日まで父がいるなんて思いもしなかったと語る
そして勝が連れられたのは、以前のアパートとは比べ物にならない程の大豪邸
国際的大企業『サイガ』の最高執行責任者である、才賀貞義 さいがさだよし の屋敷であった その弁護士が言うには、勝の母はそのサイガ系列の人材派遣会社で働いていて
その際、父、貞義の目について付き合いが始まったらしいが
貞義には既に奥さん、子供もいたそうで…
「ねえしろがね、『愛人』とか『２号さん』とか……知ってる？
お母さんはそういう人だったんだって…」
「わ……私もよ…よくは存じませんが……
何度か他のサーカスで『アイジン』にならないかとのお誘いが……」
「……よくわかんないけど…やめといてね…；」
気を取り直して話を続ける勝 それでも身寄りのない勝を、
その父、貞義が勝の身を引き取り育ててくれる事になったそうだが
貞義…しろがねに勝を守るよう言った祖父の息子の名に
しろがねも反応しどんな方だったのか、しろがねが問うが勝も難しい顔で…
父、貞義との初対面のさい、苦手な運動やいつもかかる病気やら、色々質問されたそうで
一通りそれが終わると、あとは分からないことは世話係に聞くといい、とその場を立ち去る貞義
「仮にも一緒に住もうという７歳の子供にそれだけですか なんという……」
「昔のしろがねみたいだったかもね」えへへ
なんてからかい気味に返す勝だが
あたま抱えるしろがねに勝も慌ててフォローしなおしておいた
「でもヘンだなァ、さっきから思い出そうとしてるのに…
いや、お父さんのカオ… ぼく、一回見たものは忘れないんだけどなァ…
どうしてもカオが思い出せないんだよ」 勝の記憶に浮かぶ父、貞義の顔は何処か霧がかかったようにぼやけてしまっていた
しかしおじいちゃんの顔は覚えているのに…難しいカオで首を傾げる勝
そしてその父、貞義が勝に全ての遺産を譲ると決めたそのあと、
貞義は高速道路での交通事故で死んでしまったそうだ
事故の原因はタイヤが何かを巻き込んでの横転、そして車が火に包まれ大破してしまった
車に乗っていたのは貞義のみ、警察の調べで、遺体の歯形や持ち物でわかったそうだ が・・・
その巻き込んだもの、と言うのが…何か、大きな操り人形のようなものだったらしい
丁度しろがねがつかう『あるるかん』のようなものだと勝は言うが…
それからすぐに、貞義の屋敷にて、貞義の遺言が読み上げられるが
その内容は、他の実子を差し置いて、勝にすべての遺産を相続させる、と言うもの
当然実子たちも猛反発するなか、当の勝は困惑気味に目を白黒させるのみであった・・・
勝自身、母親の墓を建てるためにもまとまったお金は必要ではあったが…
そしてそれから、その実子たちが勝の命を狙い始めるようになった
ランドセルは切り裂かれ、部屋の窓も割られ…
更に３日で５回車道に突き飛ばされ、７回上から物が落ちてきた、と勝は語る
命の危機に…勝は一つの大きなスーツケースと共に、屋敷から逃げ出すのであった
勝が命を狙われるであろうことは、祖父もわかっていたそうで…それに関しても話し始める
ある日勝が物置の倉で一人、泣いていた時のこと
男の子が泣いてはいけないと、一人の老人が笑顔で話しかけてきた
その人物こそ勝の祖父、才賀正二であった
それから勝は正二と時に仲良く、時に正二を困らせたりと楽しい日々を過ごしていた
ある日勝は、正二の私室、和風人形が所狭しと並べられた部屋に迎えられた
部屋一杯に飾られた人形に、勝も声を上げる
正二曰く、才賀に生まれた男はなぜかからくり人形に興味を示すそうで、勝も今にそうなる、と笑顔で語る 「ただ…おまえがそんな大人になる前に、お父さんがいなくなって…
何か変なことがあったら…… このカバンを持ってすぐお逃げ」
『しろがねが、おまえを守ってくれるだろう』
それから正二の言葉どおり、勝は屋敷から逃げ出した
正二が言っていた、『いつでも勝から一番近いサーカスにいる』と教えられたしろがねを探して…
…今ならわかる、『あるるかん』の入ったスーツケースと共に…
そしてそこで出会ったくまさんの気ぐるみ…ナルミと出会う
そこからは皆がご存知のとおり、勝は様々なスペクタクルと対面する事になるのであった
「ねえ……しろがねと会うまでは、ぼくはこうだったんだよ しろがねは？」
そして勝は…しろがねの方は如何にして勝まで辿り着いたかを問う…
＜続く＞ 割と淡々と語ってるけど結構苛烈を極めてんな勝の人生・・・
ハーレムなハーパライフを現状送れてるから穴埋め出来てるとは思うが ＞更に３日で５回車道に突き飛ばされ、７回上から物が落ちてきた、と勝は語る
ふつうに警察沙汰だろこれ 周りの人たちもなんもいわんかったんか キチ●イや在日の犯罪に対する忖度みたく
何らかの圧力が働いてるのさ… ああ、よくある日本を裏で牛耳る大企業、
警察や国すら意のままに操る、的なアレだな
ただそれはそれで、１８０憶？程度では世界を操る大企業としてははした金じゃないかとも思っちゃうわ
やっぱ遺産狙い、は大義名分で勝の中にあるであろう柔らかい石を狙ってるのだろう スピードワゴン財団みたいなのにガスライティングされてる感じかな
どのみちかなりヤバイ状況ではあるが これ絶対貞義死んでないよね
間違いなくダミーの人形で自分の死を偽装してるわ >>899
つい数年前の尼崎連続変死事件を見る限り、存外その辺の理不尽はまかり通りそう・・・ocn 才賀家ルートは父、貞義が何者だったか、その真の狙いはなんだったかを探る感じになりそーだな しかし才賀に生まれた男は人形に偏執するようになるって設定はちょっと強引やなｗ 勝の異常な記憶力で覚えられないパパってのが既に怪しさ大爆発
勝の記憶力にもなんか説明入るのかね 認知バイアスを狂わされてて
存在しない父親像の記憶を組み込まれたのかも 幕間Ⅲ
対話 しろがねの話
雪の降りしきる北国を走る一台の列車
そこに乗るのはまだ子供のしろがねと、彼女が先生と呼ぶ、ギイの姿もあった
ギイ先生に次のオートマータはどこにいるのかを問うしろがねに
ギイはこの線路の先にいるとして、しろがね…エレオノールに恐れるな、と告げる
私は物心がついた時には、もうギイ先生と旅をしていました
大きなスーツケースを持った…寂しい旅を…
本名エレオノールと言う名前を今知った勝も目を丸くしており
自分は今までどおり『しろがね』で良いか問うと、エレオノール…しろがねも快く了解してくれた
そのころノリヒロナオタのトリオは三人並んで寝苦しそうにうなっておりました
「ギイ…先生か…しろがねには悪いけど…
ぼく あんまりあの人、好きじゃないな… なんか…冷たそうだもん… ごめんね…」
「いいえ…でもお坊ちゃま、"私達"『しろがね』は皆、
冷静さを保つよう訓練されたものですから…」
そのころギイ先生の方は、ウォーリーを探す目印になりそうな縞々のパジャマ来て横になってたが
隣に寝てた法安がその胸に足を乗せるのでちょっとうなされ気味な模様
しろがねその言い方にまるで『しろがね』がいっぱいいるみたいだと苦笑気味に言うが
……自分で言ったその言葉で、勝は気づき…しろがねもこう語る
「そうですお坊ちゃま、『しろがね』はたくさんいるのです」
…そして改めて『しろがね』の一人、エレオノールの過去が語られる… フランス？の町並みでギイはオリンピアを駆り、対峙するオートマータを撃退していた
その姿にエレオノールも怯えた表情を浮かべるが、ギイも目をそらすな、と厳しく接する
あれがいずれエレオノールも『しろがね』として戦う相手…とその頭を掴み
無惨なスクラップと化し擬似体液を撒き散らすオートマータの姿を見せつけるのであった
『しろがね』…オートマータを倒す者達の総称、としろがねも語り、オートマータに関しても説明
人間の血液を吸って動力とする人型の機械…その解説に勝は飛行機事故であったオートマータのことを思い出す
「ひょっとしたら『あるるかん』はそのオートマータと戦うための……」
「はい、私達しろがねは、各一体ずつ武器としての操り人形を持ち歩くのです
その人形を私達は、 『マリオネット』 と呼びます」
ちなみにそのマリオネット『あるるかん』は現在リーゼの隣のスーツケースで眠りについていた
「ふーん、だからしろがねは、あんなに上手に『あるるかん』を使えるんだね」と勝も納得
「……お坊ちゃまは不思議です たとえ大人でもにわかには受け入れがたい話だと思うのですが…」
そんなしろがねの言葉に、自分だってしろがねと色々な奇妙な冒険を繰り広げてきたのだから
今さら信じられない事なんてないと勝も笑って返しつつ
…そして、だからこそしろがねのことをもっと教えて欲しい、と勝が言う…
・・・しろがね、エレオノールがギイと世界を旅して７歳になった時
ギイは彼女を、海からの冷たい風に晒された古城の立つ、フランスのキュベロンに連れられる
それまでに私もギイ先生からたいていのことは聞いていました
オートマータは大昔 人を憎んだ錬金術師が、人々に苦しみを与えるために造ったこと……
彼らはサーカス団の格好をして世界中をパレードしながら、
苦しみ（奇怪な病としかギイ先生は言わなかった）をばらまいていること――― 錬金術師、に関しての経緯は『しろがね』達もよく走らないそうだが
ただ、『しろがね』は皆、元はその病にかかった者だとしろがねもいう
その病に苦しむものを尋ね、『しろがね』になるかを問い、
それを承諾したものにはある薬を差し出す 万病に効く霊薬『生命の水』＜アクア・ウィタエ＞
…だがそれを飲んで病気が治ったら、『しろがね』なんてやらないと言い出す人もでるのでは無いかと勝も問うが
しろがねはそれをはっきりと否定する、なぜなら『生命の水』は呑んだ人間の心を支配するものだから…
『生命の水』を呑んだ者に与えられる、ただ一つの、絶対の命令 オートマータを壊せ！！と…
病から解放されても、今度はその憎しみの鎖に繋がれる運命がまつ『しろがね』達
その代わりに『生命の水』は、宿敵オートマータと対抗するために、二つの武器を与える
驚異的な再生力と筋力の増強、さらに老化を遅らせる『強靭な生命力』と
科学的なものやサバイバル技術、人形の構造に至る様々な『知識』を
そしてしろがねはその老化の遅延の影響で、自身の年齢が９０歳越えであることを語る
その話に勝も目を丸くしてしまう、というかそれが一番の衝撃である
フツーの人はそうなるとカクカクのヨボヨボだが、『しろがね』は５年に一歳しか年をとらない性質があるのだ
「…そうかァ、そんな魔法の薬を飲んだからしろがねは、あんなに強いんだね…
日本語もそんなに上手なのはその薬のせい？」
「え…ええ でも…私は自分がもとは病気で『生命の水』を飲んだという記憶が…ないのです」
そう語るしろがねの表情がわずかに曇るが、勝もきっと小さかったからだとしつつ
改めてしろがねに、キュベロンに辿り着いた件に関して問う
曰く『しろがね』になった者は全員、そこで一度人形の操り方を訓練するのだとか
…その話に勝に疑問が浮かぶ、『生命の水』を飲んだならそういう知識を得ているはずだが
『知っている』と『できる』は別物だとしろがねも語る、体を使う技術は知識だけでなく練習も必要なのだ
・・・そしてその古城を訪れたしろがねを待っていたのは、三人の老婆であった その三人の老婆の訓練は、まだ小さなしろがねにも一切の容赦がなく、厳しく辛いものだったと語る
へたりこむしろがね…エレオノールに向けて、三人の老婆は言う
「痛いですかエレオノール あなたは自分の名前とともに、苦痛を感じることも捨てねばなりません」
「いいえ、悲しみも喜びも、全ての感情を捨てなさい
あなたは人形です 『人形を操る人形』になるのです」
それから長い年月、しろがねは毎日人形の操り方だけを学んできた
しろがねの教え… 人形を壊せ 土は土に、人形は人形に還せ と共に…
いつしか私から表情が消え、本物の人形のようになり、
そして、それになんの疑問の抱かなくなったある日――― あの方が現れたのです
それがしろがね、エレオノールと…才賀正二との初めての出会い
正二は優しい笑顔でエレオノールに、おじいちゃんと呼んでおくれ、とするのであった
そして正二は、ある祭りの日にエレオノールにこう告げる
―おまえは勝という子を護ってごらん
そうすればおまえは人間になれる おまえは人形じゃなくなるんだよ
……しろがね……―
勝の祖父、正二は『しろがね』のマリオネットを作る人物でもあった
では、オートマータも『しろがね』のことも知っていたのであろうか…
しかしそうなるとまた新たに疑問が浮かぶ、なぜそこで自分、勝が出てくるのか
なぜ正二は、勝としろがねを引き合わせるようなことを言っていたのか…
謎がまた新たな謎を呼ぶ中…勝はなにか、大きいからくりが動き始めたことを感じていた
そして、自分もまたその大きいからくりの、ひとつの歯車にすぎないのであろうか・・・
＜続く＞ ソース：サーチナ＜なぜ一部の韓国人が中国文化を軽視する一方で、日本人はリスペクトをするのか＝中国メディア＞
http://news.searchin...et/id/1663426?page=1
関連スレ：【文化】 韓国人は日本の文化についてどう考えているのか→「韓国文化と中国文化の模倣品」＝中国メディア[06/27]
https://lavender.5ch...ews4plus/1530185639/ ＞どうしてもカオが思い出せない
フェイスレスじゃねえのかこれ！？ 確かに何と言うか、のっぺらぼー状態の貞義の姿を
そのまんま口に出して表現すると
「顔のわからない男」とか「顔が見えない男」とか、もろフェイスレスになるなw
まあまだ何らかの引っ掛けの可能性もあるが フェイスレスも勝も目的の為に手段選ばないとことか
回避性な物言いを意識しないとことか似てるとこが結構あるんだよなぁ どうも今までしろがね姉ちゃんて呼んでたから
急に本名のエレオノールって呼ぼうとしてもちょっとしっくり来ない >>917
しろがねでいいと思う
作中でもそういう感じだろ てか地味にしろがね９０歳越えてんのかよ・・・
この手の見た目に反して高齢設定って女キャラに限っては何故だか萎えるよな・・・ocn しかししろがねになる大前提のゾナハ病のことを、しろがね姉ちゃんが知らないのはおかしいよな
明らかに修行時代の扱いもやたら厳しいし、その辺も色々ありそうだが
なんていうか、しろがね姉ちゃんは人間のままで「しろがね－Ｏ」を造ろうとしたテストケース、とか
そんな感じのちょっと胃につらいダウナー要素があるんだろうなー プロトタイプゆえに人間味が色濃く残ってるから人間社会でも
コミュ障さを感じさせない定型的な立ち回りが出来てるってのは合点がいくな しろがね関連は多分後付けなんだろうけど
フェイスレスは絶対再登場すると思ってるので貞義=顔無し説はガチだと思う
ただそうなると鳴海に語った過去やら遺産やらぐちゃぐちゃな部分があるので
その辺は誤魔化すか、このエピソードで明らかにってパターンかな？ エレオノールってなんかボラギノールみたいだから
しろがねのイメージ的にちょっと・・・ｓｓri ＞『知っている』と『できる』は別物だとしろがねも語る
音ゲーとかやってるとこの辺はよくわかる
譜面わかってても手が追いつかない、とかよくあるし 三人の老婆からの調教って当然エロティのもあったろうな
アフリカの部族みたいに陰部縫合とか・・・ サーカス～最終幕
第１幕 開幕ベル
いろんな意味で夜の環境がよくないので寝付けないギイ
ため息をつきながら苦い顔で一度トラックの外にでるが…
するとギイは、外にいて話をしていた勝とエレオノールの姿に気がついた
勝はエレオノール…しろがねに言う、ぼくは自分の謎を知りたい、僕自身の生まれたからくりを…
「でもね…ぼくは…仲町サーカスの人達が…大好きだよ………
コワイ人達かと思った時もあったけど、ぜんぜん違ったし
ぼくには、そんなみんなとサーカスしたいな、なんて夢もできたよ……
だけど…ぼくがぼくの秘密を知るためには、きっとみんなとお別れなんだろうな…
ぼくには……それがとっても……つらいよ……」
どこか俯きながら、勝はそう洩らす… その姿にしろがねはふと「兆し…」と呟いた
「昔、私がギイ先生に、マリオネット『あるるかん』と『オリンピア』が、
互いの折れた腕を持つ不思議をたずねた時に聞いた言葉です
…その事情は いつか君が大きくなった時に自分で知るだろう…」
―先生 その時はいつ？ 大きくなったらっていつのことですか？―
―兆しだ…… 何かが起きる前触れがそれを教えてくれる
何かの前触れと共に…… 君は否応もなくあるるかんにまつわる、
自分の秘密に直面しなければならない だが…それまでは……―
・・・その話をギイも物影で、ワイングラスを片手に耳を傾けていた
そしてその兆しを待つようギイは語っていたとのことで
きっと勝の『兆し』も何らかの形をとって現れるだろうとして
今はその時を待ちましょう、とするしろがねであった 夜が明けて朝になりました ちちぴーと鳥が鳴いている中、サーカスの皆も起きはじめる
そろそろ冬も近くなり、車暮らしも少々厳しくなってきたとの声も出てきた
と、トラックのテレビでは丁度大富豪のお宅拝見、との番組が放送されてた
そんな番組にノリヒロコンビもうへーと不平の声がでてしまい
更にその番組のけーきのいい内容に仲町のオヤジも忌々しげに悪態をつく
お金の話で色々騒動が起きるサーカスの大人達に、涼子もバッカみたいと呆れた声が出るが
そんな娘をどなりんじじいが頭すぽーんと叩いて叱りつけた
涼子がメシを食うのも洋服を買うのも、全て金で買って手にするもの、と厳しく声を上げるが
涼子もぶつ事無いでしょ、と反論し言い争いが始まっちゃう そんな光景に勝もおろおろ
旅芸人がお金をもってないのはどこも同じ、と外人のヴィルマとリーゼも洩らす
リーゼも大サーカスにスカウトされる前は、小さなサーカスでの貧乏暮らしだったそうで
とはいえ今は二人共十分な蓄えはあるそうだが…
「でもナカマチさんが受け取ってくださらないので、仕方ナイデス」
「ヘァ！？おかしいコト言うねリーゼ、なんでナカマチにやるのさ？
自分の金は自分で使いなさいよ アタシ今日、町のレストランで夕飯＜ディナー＞だよ」
なんてやらしー笑顔を浮かべるヴィルマだが …そんな話に野郎共が顔まっかでヴィルマにらみ
涙と共にわめきたてる野郎共三人に、さすがにヴィルマも申し訳なさそうでした
仲町のオヤジも、自分は金持ちとは相性がよくないと洩らす
昔の仲町サーカスでも、真っ先に手を引いたのは金持ちのスポンサーであったが…
・・・と、こんな話をしてもわからんか、とオヤジは勝に笑顔を向けるが…
（ぼくがお金持ち…なんて言ったら…みんなにスゴイ…キラわれる…）
皆のその話に、勝の表情は暗く沈んでしまっていた しろがねも気になさらず、とするが…
と、そろそろ学校に行く時間、リーゼがいきまセウ、と皆さんを先導するのでした 今日の学校も終わり、先生が授業参観のプリントをちゃんと配ったか生徒に言う
授業参観との言葉に、子供達は誰が来るの、との話題で賑やかになるけど
勝のほうにも振られるが、自分のところは…少々いいにくそうにする勝であった
下校時間、学校前で友達とじゃれあう勝 そこにしろがねがその場に現れる
友人達に深々と頭を下げるしろがねのその美貌に子供達もでれでれ
で、しろがねが頭を上げるとなにやら厳しい表情をうかべ
「お坊ちゃま いけませんよ！ 『サンカンビ』なる日は明日ではありませんか！」
どうやらしろがねは涼子のほうからその旨を聞いていたようで、そう語るしろがね
では参観日にはしろがねが来てくれるのか、勝が聞くとしろがねも当然と返し
この日のために専用の服も買っておいたそうだが、どうみてもバリバリの女教師チックな代物でした
ちょっとズレてたしろがねにはツッコミつつも、勝も忘れてたわけじゃなかった、と語る
どうもしろがねも学校があるし、と遠慮気味のようだが・・・
「何をおっしゃいます！私の使命はお坊ちゃまにお仕えする……
いいえ… お坊ちゃま失礼ですが… 何を恐れておいでですか？
私にはお坊ちゃまが、何をするにも、申し訳なさそうに何かを恐れているように見えます―――
団長・仲町が日本のサーカス団をこう言っておりました
サーカスは家族のようなものだ、と…
家族をあまり知らぬ私ですが…家族なら、何も恐れずに話し合えるものではないですか…？
……私に全て…話してくださいませ
私は…もう『使命』などというものではなく お坊ちゃまの『家族』にしていただきたいのです」 しろがねのその言葉に…勝は自分の顔を赤らめながら思わずにやけた笑顔を浮かべ
そしてしろがねに、家に帰ろう、と嬉し涙を浮かべて 勝は家族の元へと駆け足で向かうのであった・・・
うれしいな、ぼくに家族がある！ 家族！お家！！
それが一番だよね、それに比べたらぼくの秘密なんかどーでもいいや！
ずっと続けばいい… みんなと一緒に… 家族がずーっと一緒にワイワイって……
・・・勝が満面の笑顔で帰路についていたころ
仲町サーカスにはなにやらテレビ局の人が勝を尋ねて来た様子
マサルに何の用か仲町が問うと、なんでもそこの局で『スーパーキッズ大集合』との番組があるそうで
そして、ここのサーカスの才賀勝というのが、大企業『サイガ』の社長の子供であること
更にその社長が死に、１８０億の遺産をたったひとりで相続したのだとサーカスの団員に明かす・・・
その言葉に仲町サーカスの人たちも驚愕を露わにしていた…
そして勝が仲町サーカスの元へ帰ってくると、
まさにそのテレビ局の人がそれを明かしていたところで…
勝の『兆し』は、彼が思っていたよりも早く 訪れたのだった…
・・・
それから参観日になって、教室はなにやらどよめきの声が出ていた
そこには皆がびしっとスーツを決めてマサルの勇姿を一目見ようとする
仲町サーカスの皆さんの姿があった 仲町のオヤジも昨日のことで気にしてないといいが、とぼやく
しろがねも自分だけでよかったのですが、と仲町に謝罪するが
オヤジも勝がうちの家族であることを教えておかないとな、と返す
「それにしても… 勝… 遅えなァ…」
教室には未だ、勝は席についていないようだが…？
＜続く＞ 2018-07-20 14:52
http://m.yna.co.kr/m...&;site=0100000000
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は２０日、西日本を襲った記録的な豪雨により大きな被害を受けた日本の被災地に対し、１００万ドル（約１億１２００万円）の義援金を贈る方針を明らかにした。 別れフラグを立てたと思ったら即座に実行とか展開が早すぎる
しかしサーカスから逃げたところで行くあてがあるんかね 仲町のオヤジをわざわざスポンサーするとこなんて
如何わしいネットワークビジネスとかやってそうなとこしか思い浮かばんw >>932
某市橋みたく西成や神戸のドヤ街行きやろな まぁ当然と言えば当然というか、今なでこんなのが無かった方が不思議だったから取材で関係が壊れるのは分かるが
いよいよパパの遺産に関する謎が明らかになるのだろうか
逃亡先でアテがあるとしたら黒賀村か善治おじさんだろうけど、ここに来ておじさんが活躍か？ 多分ここで鍵を握ってるのがギイなんだろうな
どう関わってくるかはまだまだ読めんが やたら温存されてたギイが次に活躍する時ってなったらなんか死亡フラグがメラメラ立ちそう… 第２幕
勝、はじまりの場所へ
仲町サーカスのトラック、勝は忍び足で一人、なにやら荷造りをしていたが
「ほう…家出少年は、そうやって完成するのか…」
そこにひとり残っていたギイから声をかけられ、勝もびくりと反応してしまう
サーカスの皆は既に、勝の参観日に向かっていたのだが、肝心の勝はそこに行かず
さよならもいかないでどこへ行くつもりだ、と冷たく睨みながら問うが・・・
「……止めないで……もう決めたんだ…」
そう呟く勝の脳裏には、昨日のことが思い出される…
―――（回想）―――
テレビ局の記者が、仲町サーカスにお世話になっている勝を見つけ、勝に取材を試みるが
お金たんまりもってるのってどんな気分？といやらしい笑みを浮かべる記者
だが勝も、みんなと一緒にサーカスをやれれば…と俯きながら答えるが
そんな勝の言葉を、記者は馬鹿にしたような下卑た笑みを浮かべていた
「サーカス？サーカスって はははー
こんな聞いた事もないサーカスの人達に… じゃあ、おうちでも買ってあげればいいのに
君って案外、ケチなんじゃない？」
…そんな記者に、ノリヒロコンビの怒りの鉄拳が炸裂し！！
さらにヴィルマもカメラを向けた記者の首を押さえて、その顔にナイフを向ける…！
そして二人の周りの地面に、その投げナイフを投げて、失礼な記者たちを追い返すのであった
どうにかその場はそれで治まるが…勝は自らの事実を打ち明けられ、ただ呆然とするばかりで…
その後…サーカスの皆は少々難しい顔をしていたものの
勝に今は何も聞かずに、そっとしておくのであった
―――（回想終わり）――― 仲町のオヤジは勝を家族のように思ってるといってくれた
だが自分は、そんな皆にウソを付いてしまっていたのが負い目となっていたが…
「だから…ここを去らねばならない……か ふん、子供らしいな……
勝君、君の欠点は子供なのに頭が良すぎる点だ だから物分りがよく、
すぐに――― 逃 げ る 」
ギイの厳しい言葉に勝も逃げるんじゃない、と反論する
あくまで自分は今日のことが、ギイの言っていた、自分を知る『兆し』であるとして
自分はそれを知りたいだけで、絶対に逃げるんじゃない、と叫びながら走ってその場を去ろうとするが・・・
そんな勝にギイは、別れの言葉代わりに、ひとつだけ伝える
勝が、今の君になった始まりの場所に行くといい、と
「君はアタマがいいんだろう？そこまで逃げて行くがいい」
「うるさい！ギイさんなんか大ッキライだ！」
声を荒げ、険しい表情で叫びながら仲町サーカスの元を去る勝…
ギイはそんな勝の背中にこう呟いた
ﾄﾞｩ ｸｳﾗｼﾞｭ
「Du courage… がんばりたまえ…少年」
・・・サーカスを去った勝だが、行くアテなどあるはずもなく・・・
冬も近づく冷たい風が、勝の身にしみる…
やはり自分ひとりで何かできる訳がないんだ、と…
商店街のガラスに浮かぶ、自身の顔は絶望の涙が浮かぶが…
―なァ勝、笑うべきだとわかった時は、泣くときじゃないぜ―
鳴海の教えが、勝に浮かび上がり…その涙をぐっと堪え
目尻をぬぐい、気を改めて深呼吸 それにお金の蓄えは十分ある！と考え方を変える事にした
どうにか前向きに持ち直す勝だが…ふと、自分で言った言葉に、何かに気づく かつて自分を狙った殺し屋、阿紫花を自分の遺産で雇いなおしたときの事
そして、才賀屋敷での一連の出来事が浮かび…
勝はギイの言っていた、自分が自分になった場所、それを確信する
それから勝はタクシーでその現地に辿り着いた
辿り着いた場所は、かつて勝の叔父、善治に連れてこられた軽井沢の屋敷であった
ここで自分は色々な経験をし、鳴海に色々教わり、今の自分になったのだが
しかし当然ながら、大爆発を起こした屋敷は一面焼け野原であった
廃墟と化した屋敷の跡地をうろつくのは、子供にはちょっと怖いが…
急にそこにいたおじさんから声をかけられ勝もびっくり
おじさんはどうやらここの管理人
屋敷は燃えたが前の旦那からお給料はもらってるのでその分しっかり働いてるようで
勝も自分はここの養子だったと自己紹介すると、なにやらおじさんが目を丸くし
なにやらその雰囲気を変えて真剣な面持ちで、勝の名前を問いながら自分の家に案内する
勝を家に入れると、おじさんは一つの金庫を取り出して語る
自分は４０年ほどここの管理人をしているが…今から３０年ほど前のこと
亡くなった勝の父が、妙な事を頼んだのだという
『いつかここに勝という名前の子供がくるから その時は屋敷とこれを渡して立ってくれ』として
金庫から取り出したのは鍵の束であった 「そ……んな… ぼくは…ここに自分の考えで…今日、たまたま…来たんだよ…
それを…それを３０年前に父さんは…もう、知ってたっていうの？」
おじさんのその話に、勝も目を見開き驚愕…
ﾁｬﾗﾁｬﾗ音の鳴る鍵の束に、勝も恐怖に震えるかのように歯を鳴らす…
なんだよそれ！ なんでだよ！ オトウサン
勝もまた…その父、貞義に見えない糸で運命を操られた者なのであろうか…
その背後で勝の運命を操りながら、貞義は不気味に歯をむき出しにした黒い笑みを浮かべるかのようであった…
＜続く＞ 韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は８日、康京和（カン・ギョンファ）外交部長官が東京を訪問し、安倍晋三首相と会談した際、お見舞いと早期復旧を願うメッセージを伝えた。安倍首相は謝意を表明した。
http://japanese.yonh...180720002900882.HTML
関連ニュース お父さんの黒さが顔を出し始めたなw
勝と貞義、それにギイの関係はいかなるものとなるだろうか 流石に取材陣にナイフ突きつけて穏便に済むとは思えんが・・・
ヴィルマは精神障碍者手帳とかでゴマかしたのだろうか 取材陣がクズだったのは間違いないが、サーカス達の対応も不味かったのは確かだわな
週刊誌とかに叩かれてサーカス全体の立場を悪くした、とかで業界から干されそうな予感 仲町オヤジのパーソナリティなコネで国家権力も抱き込んどるんやで ＞ｒｙ） すぐに――― 逃 げ る 」
ここ勝君も図星突かれちゃったというか
逃げてばかりいた弱かった自分を思い出しちゃったんだろうな まさにギイ自身が自己投影性同一視して勝を観てた雰囲気だったからな しかしラストの貞義はなんというか
貞子みたいなホラーもののバケモノみたいな雰囲気があるなw 管理人のおじさんて敵ではないだろうけど
なんとなく人間ではない雰囲気が・・・ocn レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
