>>129
取れた自分の片腕を見て雛苺はひどく混乱して泣き出してしまう。
「だまれ!おまえに食われた動物たちの痛みはこんなもんじゃないからな!」
ジュンは泣き喚く雛苺の毛髪を掴んで持ち上げるとガス台の前に連れていく。
「いたいの!いたいのー!ジュンはなしてなのーー!」
雛苺は残った手足をジタバタさせて必死に抗議している。
ジュンはそんな雛苺を無視してガスに火をつけると雛苺の頭を火に押し付ける。
縦ロールの巻き髪に引火し、たちまち頭髪全体に燃え広がる。
「あああああ!あついのおおお!たすけてなのーー!」
「うわっ!あちっ!」
頭髪を掴んでいた手が熱くなり、思わず手を離すジュン。
「あついの、あついのー!ヒナのあたまがー!」
頭を炎上させて雛苺は居間を走り回る。
「あぶないだろ!走り回るな!」
それを見たジュンはほうきを持ち雛苺の燃える頭をバシッ!と叩く。
「ぶっ!」
雛苺は転倒する。
さらに燃え移ると危ないので何度も念入りにほうきで雛苺の頭をバシバシ叩く。
「ふう・・・消えたか・・」
火が消えて安堵するジュン。
「ああ・・・ヒナの・・ヒナのあたまが・・・」
雛苺は毛髪が燃え去り頭皮まで黒焦げになった頭を抱えてうずくまっている。
「焼かれて喰われる動物の傷みが少しはわかったか?まあお前は煮ても焼いても喰えないがな!」
ジュンはそうはき捨てて部屋を出た