科学捜査研究所(科捜研)で23年間、主に覚醒剤や大麻などの乱用薬物や、工業製品等の鑑定を担当した雨宮氏は「THCが含まれるものは基本的になく、日常生活で体内から検出される可能性はゼロ」とした上で、わずかでも検出される可能性は「大麻加工製品(一部合法)に不純物として大麻成分(THC)が入っていること」だとした。

元麻薬取締官の高浜良次氏は、井岡の検査結果について通常の食事などから検出される可能性は極めて低いとした上で「何らかの形で大麻を摂取したという事実は間違いないだろう」との見方を示した。

ただ今回検出された量は、WADAの基準値以下の微量ではあったが、受動喫煙や、大麻の含まれた食品などを間違って口にしてしまって代謝されたレベルではないという。