プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔選手が、2020年大みそかの試合で左腕のタトゥーを露出したことが問題視されている。日本ボクシングコミッション(JBC)の規定では、「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないと定められており、井岡選手はそのルールに抵触。JBCによると、試合前日の計量の際に注意を与えており、井岡選手もファンデーションで隠す措置を施したが、試合中に薄れてしまったとみられる。
 井岡選手といえば、中学1年時に叔父が所属するジムでボクシングを始め、2009年4月にプロデビュー。2011年2月にWBC世界ミニマム級王者に勝利し、当時の国内最速記録となる7戦目での世界王座獲得に成功すると共に平成生まれの選手としては初の世界王者となる。17年12月に引退を表明するが、18年7月に現役復帰を発表。その後の活躍はご存じの通りで、現在は世界4階級制覇を達成しボクシング界の王座に就いた。