なぜ神様達は帆高を陽菜のもとへ行かせたか?

東京の人達のためになるならば、帆高は鳥居をくぐっても彼岸へ行けない。
空に行っても陽菜に会えない。
陽菜に自分の願いを叶えさせない。
つまり、人柱の持続的な効果はなく、東京は沈むことがはじめから決まっていたのだ。

他人のためにと人柱になった陽菜はこのままでは報われない。
後に帆高と再会し一緒に暮らすことで、はじめて陽菜の善行は報われる。
全ては仕組まれていたことである。

新海誠監督も仕組まれた側であり、天気の子が作成されることもはるか以前に決まっていた。
個々がまず自分の願いを叶えてから、周りの願いを叶える社会を目指せという神々の思し召し。